こんにちは。
携帯電話(スマホ)は便利なようで、罪深き存在でございます。
なぜなら無意識にあなたが他の人の時間を奪っているかもしれないからです。
便利だからと言って、むやみに仕事で携帯に電話をかけていると、その都度相手の仕事を中断させてしまいます。
ついには心優しいお客様からも、「失礼なやつだな」と思われてしまうかもしれません。
では仕事で携帯電話に電話をかける場合、どんなことに配慮すればいいのでしょうか?
この記事では、仕事で携帯電話に電話をするマナーについて解説させて頂きましょう。
・携帯電話に電話をかけるとき、何に注意したらいい?
・上司の携帯に電話すると、なぜか怒られる・・・。
・目上のお客さんの携帯電話に電話したいけど、どうしたらいいのかな?
そんな疑問を解決させて頂きます。ぜひ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
電話のマナーは、相手を思いやること。
よく「あいつは仕事ができる」、「あいつは仕事ができない」と、噂されているのを耳に挟んだことはありませんか?
「仕事ができる、できない」は、もちろん仕事のスピード・正確性・専門性の高さで判断されますが、それ以上に大切なのは「相手を思いやること」であります。
仕事は自分1人でやる訳ではなく、常に相手がいて成り立つものです。
人から人へ、自分から相手へボールを回すことで、仕事が成り立っているのですよね。
ですので、根本的に「仕事ができる」とは、「相手を思いやって、仕事ができる」ことだという訳です。
さて、なぜ私は携帯のマナーの話から、いきなり「仕事ができる」話をしたのでしょうか。
その理由は、携帯への電話は、「思いやりそのもの」だからです。
つまり、携帯への電話1つで、「仕事ができる」とも評価されますし、逆に「仕事ができない」と言われる可能性もあるのです。
ボタン1つで電話ができる便利さの裏には、通話口の向こう側で自分の仕事を中断してあなたの電話を受け取る相手がいるのです。
携帯電話のマナーは、つまりは相手への思いやりの心でございます。
たかだが電話1つですが、相手への思いやりの心を持つことで、「仕事ができる」とも「仕事ができない」とも言われる、奥が深い世界なのであります。
携帯電話に電話をかける前に、チェックすべきこと。
仕事で携帯電話に電話すると、相手の仕事を中断させてしまいます。
ですので、携帯に電話をする前に、今一度、電話をする必要があるのか考えてみましょう。
そもそも電話じゃないのダメなのか?
携帯電話への電話は、一時的に相手の仕事を中断させてしまいます。
もしかしたら会議中かもしれませんし、運転中かもしれません。また現場で作業中かもしれません。
相手のことを考えると、携帯電話への電話は極力避けた方がいいでしょう。
ですので、あなたが伝えようとしている案件が、本当に電話じゃないとダメなのか、今一度考えることが大切です。
仕事で相手に情報を伝える手段として、「訪問する」、「電話する」、「メールする」の3種類があります。
どれもメリット・デメリットがありますので、状況に合わせて使い分けることが大切でございますよ。
緊急の要件ですか?
携帯電話に電話するマナーを心配されるのなら、今一度、その要件が緊急かどうか確認しましょう。
もしも緊急でないのならば、そもそも携帯に電話する必要はありません。
携帯電話は本当に便利で、遠く離れた人ともリアルタイムに、さながら隣にいるかのように話すことができます。
しかし電話をかけるあなたにとっては便利でも、電話を受ける相手にとっては時間を奪われるだけですから。
「緊急な要件でないなら、携帯に電話しない」
と、明確に線を引いておかないと、知らず知らずのうちに失礼な電話をかけてしまうでしょう。
携帯電話に電話するときのマナー。
今一度携帯に電話する必要性を考えたとき、それでも電話が必要な場合もありますよね。
そのようなときは、次のポイントを抑えると失礼になることがありませんよ。
○○の件でお電話させて頂いたのですが・・・
携帯に電話するときは、名乗り終わった後に「○○の件でお電話させて頂いたのですが・・・」と、最初に要件を言うことが大切でございます。
「相手は忙しくないかな?失礼になってないかな?」と、妙な心配をしていると、つい回りくどい言い方になりがちです。
それはあなたの相手を思いやる優しさなのでしょうが、こと仕事で携帯に電話するときに限っては、それが逆に失礼でございますよ。
携帯に電話するときは、すぐに要件を切り出し、手短に伝えるように心がけましょう。
「今よろしいでしょうか?」は言わない。
また携帯に電話するときに、「今よろしいでしょうか?」と、一言付け加えて下さる心優しい方もいらっしゃいます。
ですが、正直に申し上げますが、「今よろしいでしょうか?」は、言わなくても結構でございますよ。
その理由は次のやり取りを見て頂ければすぐに分かるでしょう。
あなたは相手が忙しいことも想定して、携帯に電話したのではないでしょうか。
たとえ相手が忙しくても伝えたい、何か重要なことがあったのではないでしょうか。
「今よろしいでしょうか?」というフレーズは、一見相手を気遣っているように聞こえます。しかし、電話を受けている相手は、
と、内心思っているかもしれませんよ。
留守電を残すぐらいなら、メール、ショートメッセージをする。
また相手が携帯電話に出なかったら、留守電を残した方が、失礼がないだろう・・・って思いませんか?
確かにどんな要件で電話したのか留守電に残すことは、思いやりでございます。
しかし少し考えれば分かりますが、留守電を再生するのって、すごく手間なんですよね。
「こちらは・・・○○留守電・・・1件の・・・留守電を・・・お預かり・・・」
・・・って要件はまだ言ってくれないのですか?
ひと昔前なら、携帯に出なかったら留守電でもよかったかもしれません。
しかし今はスマホの普及により、もっと簡単にメッセージを読むことができるようになりました。
ですので、相手が携帯電話に出なかったら、留守電よりもメール、ショートメッセージをして、要件を伝えた方が失礼になりませんよ。
まとめ:いつでも通話できるからこそ、思いやりが必要。
それでは、まとめましょう。
仕事で携帯に電話するときは、次のポイントを抑えることで失礼なく電話することができますよ。
1・携帯電話に電話する前に、もう一度電話の必要性を考える。
2・名前を名乗ったら、すぐに要件から手短に話す。
3・「今よろしいでしょうか?」は、逆に失礼な可能性あり。
4・留守電よりも、メール、ショートメッセージを活用する。
携帯電話が普及したので、相手がどこにいても、ボタン一つで通話できる便利な時代になりました。
しかし、それは電話を受ける相手にとっては、時間を奪われる機会が増えたことでもあります。
携帯電話への連絡は大変便利ですが、時として相手が失礼だと思ってしまう場合もあるので注意が必要です。
ぜひ携帯を有効活用して、仕事を上手に進めて参りましょう。
それでは、また!
「電話・メール・訪問」
あなたはきちんと使い分けしてますか?