こんにちは。
住宅ローンを契約するとき、契約期間は35年で契約する方が多いのではないでしょうか。
できるだけ長く借りられれば、毎月の支払額を抑えることができ、家計への影響を極力少なくできます。
もちろん、借りている期間に応じて利息も付きます。
しかし今は至上最低レベルの低金利ですので、金利の影響は小さいでしょう。
では35年で借りた住宅ローンは、35年で返済すればよろしいのでしょうか?
35年で借りた住宅ローンは、20年で返済すべき。
これは何も適当に申し上げている訳ではありません。実際に住宅ローンを借りてみて感じたことを、率直に申し上げているのです。
さらに追い打ちをかけるようで申し訳ございませんが、住宅ローンの完済までの期間は「平均13.7年」という結果になっているのですよ。(アットホームのアンケート調査)
では、なぜ35年で借りた住宅ローンは20年で返済すべきなのでしょうか?
この記事では、その理由についてお答えして参りたいと思います。
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この記事の概要
住宅ローンを借りて35年後に待っているもの。
35年で借りた住宅ローンを20年で返済する理由を考えるには、住宅を買ってから35年後の未来を想像しなくてはいけません。
新築(もしくは中古)で買った住宅は、35年後、どんな姿になっているでしょうか?
そして35年後にあなたを待っているものは、一体何でしょうか?
35年後に待っているのは、資産価値のないボロ家。
住宅を買ってから35年後、新築で買った家も35年も経てば立派なボロ家となっているでしょう。
外壁の塗装は色あせて、ところどころ禿げているかもしれません。
内装も壁紙の破れ・汚れはもちろん、水周りの劣化は避けられないでしょう。
どんな立派な家も時と共に劣化するのです。こればかりは仕方ありません。
事実、日本の住宅は新築時を資産価値のピークとし、その後急速に下落していきます。(建物としての資産価値)
それを顕著に感じるのは、家を買う時ではないでしょうか?
だってあなたが家を買う時、「築20年の中古物件」を見たとき、どう思いましたか?
この物件、買わないと損であります。
・・・え?安いから欲しいですって?・・・いや、冗談辞めてよ。
築20年の反応は人それぞれですが、築20年の物件は「古い」・「安い」という認識は共通しているものです。
35年後には、子供たちも大人になっている。
家を買ってから35年後、あなたを待っているのはすっかり大人になった子供たちではないでしょうか。
家を買ったときに子供が生まれたとすれば、35年後には35歳でございます。
35年後、次男は35歳です。家を買ったときの私よりも年上なのですが・・・。
絶賛子育て中の私には想像つかない未来ですが、35年後には、すっかり大人になった子供たちが待っているのは事実なようです。
もうすぐ定年で、ちょっと疲れた自分。
35年後の未来を考える上で外せないのが、自分自身のことですよね。
35年後には、さすがに働くことに疲れた自分がいる・・・。そんな気がしませんか?
だって30歳で家を買った私は、35年後には65歳でございますから。
のんびりお茶でも飲みながら、孫たちと戯れて余生を過ごしたいであります。
正直に申しますが、65歳になっても「生活のために稼がねば!!」とか、私はやりたくありません。
住宅ローンを20年で返済するメリット。
せっかく新築で家を買ったのに、35年後の未来を考えると、どうしてハッピーエンドにならないのでしょうか。
その原因は、住宅ローンを35年で返済しているからでありますよ。
やはり人間が人間である以上、住宅ローンを35年で返済するには無理があるように感じます。
しかし35年後の妄想した暗い未来は、住宅ローンを20年で返済することで、とても明るい未来になってきます。
家の修繕費用(リフォーム資金)を準備できる。
もしも住宅ローンを20年で完済することができれば、15年早く返済できた期間を使って、ボロ家となった家の修繕費(リフォーム資金)を準備することができます。
新築の家を買ったばかりでは想像できませんが、家は時間と共にどんどん劣化していきます。
そして劣化と共に、修理・修繕が必要になってくるのですよ。そして修繕費用が実に高いのです。
私の買った建売住宅のメンテナンスカレンダー(予定表)には、各時期の修繕費用の目安が書いてありました。
【5年目】
サッシ・シャッター 建付け調整 1.5万~
網戸 建付け調整 1.5万~
防蟻処理 再処理 10万~
畳 表替え 1.0万/畳~
合計:14万円~
【10年目】
屋根 アスファルトシングル 塗装 30万~
外壁 サイディング シーリング打ち替え 40万~ ・ 塗装 55万~
バルコニー 床 FRP補修 10万~
網戸 網張り替え 5万~
玄関ドア ドアクローザーの交換 2.5万~
防蟻処理 再処理 10万~
クロス 壁・天井 貼り替え 1.8千円/平米~
給湯器 交換 30万~
合計:97.5万円~
こちらは10年目までの修繕までしか書いてありませんが、10年目で既に100万円の出費でございますよ。
これが20年、30年となったら・・・
35年で住宅ローンを借りても、のんびり返済していられないのですね。
だからこそ、住宅ローンを20年で完済し、いち早く修繕費用の準備をしなくちゃいけないのです。
退職後の老後資金の準備ができる。
さらに住宅ローンを20年で完済できれば、いち早く老後資金の準備ができます。
30代、40代の頃から老後のことを考えるのはとても難しいことですが、老後は等しく全員にやってくる未来でございます。
今から老後を考えて行動しているのと、何も考えていないのとでは、その差は大きな差となってくるでしょう。
35年で借りた住宅ローンを35年で完済していては、老後生活は目と鼻の先であります。
20年と言わずできるだけ早く返済し、少しでも早く老後資金の準備に取り掛かるべきであります。
住宅ローンを20年で完済するには?
住宅ローンを20年で完済する重要性、ご理解頂けましたでしょうか。
しかしとは言っても、ただでさえ住宅ローンの返済って大変じゃないですか。これをどうひっくり返したら、20年で完済できるのでしょうか?
住宅ローンを20年で完済するには、次のポイントを抑えることが大切になってきますよ。
家本体の金額を安く抑える。
まだ家を買っていないのであれば、まだ間に合います。
住宅ローンを20年で完済するには、家本体の金額を安く抑えることが大切です。
なぜなら家本体の金額を安くすることができれば、後が楽だからでございますよ。
家を買うときは、大きな金額に眼が慣れてしまい、100万、200万の違いが「大した差ではない」と思えてしまうのですよね。
しかしその金額の差は、住宅ローンを返済しているうちに、ボディーブローのように響いてきます。
家本体の金額を安く抑えるには、無駄なオプションを省く他、値引き交渉が有効でございます。
また注文住宅の中には、1,000万台から建てられるローコスト・ハウスメーカーもあります。
現実的なこと(とくにお金のこと)を考えると、一度はローコスト・ハウスメーカーも検討すべきでしょう。
ローコスト・ハウスメーカーを探すには、取り扱い件数No1のLIFULL HOME`S 注文住宅、を使うのがおすすめです。
たった1回の入力で複数のローコストハウスメーカーのカタログを請求できます。
あなたの知らないローコストハウスメーカーを知ることで、マイホームの夢はより具体的になっていきます。
住宅ローンの金利を見直す。
「もう家買っちゃった!どうしよう!」と、思ったあなた。
ご安心下さいませ。
家を買った後でも、住宅ローンを20年で完済する方法はございます。
それは住宅ローンの金利を見直すことです。
今よりも低い金利の住宅ローンに借り換えることで、月々の支払い抑え、住宅ローンを20年で完済することができるのです。
なんとなく契約した住宅ローン、その金利本当は高いかもしれませんよ。私はハウスメーカーと提携していた地方銀行と契約しましたが、金利が高かったので、その後ネット銀行に借換しました。
住宅ローンの借り換えなら、一度の入力で複数の銀行に申し込める「住宅ローン一括審査申し込み」が便利です。
「住宅ローン一括申込み」のサービスの特徴は、あなたに最適な住宅ローンを選んでくれることです。
あなたは「住宅ローン一括申込み」の住宅ローン無料比較を申し込むだけで、1番お得な住宅ローンを知ることができます。
・・・なんと・・・これはすぐに借り換えしなくては!
はじめての住宅ローンでは分からないことが多く、ハウスメーカーにお任せしがちです。その結果、金利が高いと知らず、ハウスメーカー提携の銀行と契約してしまうのですよね。
私もこんな偉そうに記事を書いていますが、住宅購入当時は、
・分からないことだらけ。
・住宅購入で忙しい。
ということが重なり、何の疑いもなくハウスメーカー提携の銀行から住宅ローンを借りました。
住宅購入の真っただ中は本当に忙しくて、金利なんて比べる暇もありませんでした。
しかし、いざ住宅ローン返済がはじまってみると、やはり高いのですよ。金利が高くて、返済額が多いのです。
なぜ私は何も疑わず、ハウスメーカー提携の銀行から借りてしまったのでしょうか・・・。
あなたの代わりに最適な住宅ローンを見つけてくれる「住宅ローン一括申込み」は、まさに神サービスと言えるでしょう。
「住宅ローン一括申込み」の住宅ローン無料比較を受けるだけで、この先支払う返済額が大きく変わってきますよ。
リアルに人生が変わるレベルです。
高い金利で住宅ローンを払い続けて、損しないようにしてくださいね。
\80社から1番金利の低い住宅ローンを見つける!/
できる節約は全部やるべき。
また住宅ローンを20年で完済するには、できる節約は全部やる覚悟が必要でございます。
・通信費
・保険代
・水光熱費
などの固定費はもちろん、日々の食費や生活費なども容赦なく削っていく覚悟が必要かと存じます。
「なぜそこまで鬼のような節約が必要になるのか・・・!?」
鋭いあなたはそう思いませんでしたか?ですが、違うのですよ。
なぜなら「35年かけて完済するものを、20年で完済する」ことは、並大抵のことではないからですよ。
月々の住宅ローンで
とか言ってる場合じゃないですよね?
住宅ローンの返済は余裕がある。
それでもさらに節約し、繰り上げ返済の資金を準備するのです。
そこまでして、ようやく20年での完済の光が見えてくるのですよ。
茨の道であることは承知の上ですが、きっと20年後、「節約してよかった!」と思える日が来るでしょう。
苦しい節約を続けるにはコツが必要でございます。
おすすめは家計簿をうまく活用し、自然とお金が貯まる方法であります。
まとめ:住宅ローンは20年で完済するべき!
それでは、まとめましょう。
35年で借りた住宅ローンを20年で返済すべき理由は次の通りでございます。
1・35年後には、新築だった家もボロ家になり、修繕費が必要になる。
2・35年後には、定年を控えた自分がおり、老後資金が必要になる。
3・できるだけ早く住宅ローンを完済し、修繕費用・老後資金を準備する必要がある。
住宅ローンは35年で借りるのが一般的ですが、35年かけて住宅ローンを返済するのは少々危険でございます。
家を買ったばかりでは想像もつきませんが、家を買ってからの35年後の未来は、今とは大きく生活環境が変わってくるからです。
特に退職して老後生活になる未来は、誰しも必ずやってくる未来でございます。
まだまだ先の話かもしれませんが、今できることを少しずつ積み重ねないと、取り返しのできない差になってしまいますよ。
それでは、また!
ローコスト・ハウスメーカーは検討しましたか?
家本体の金額を抑えられれば、今後の住宅ローン返済は劇的に楽になりますよ。
\80社から1番金利の低い住宅ローンを見つける!/
住宅ローン選びで後悔したくない!
そう思う方は多いですが、では何に注意したらいいか知っていますか?