こんにちは。
突然ですが、あなたは断捨離でモノを捨てすぎて、後悔したことはありませんか?
・・・私はありますよ!
モノを大切にすることに定評のある私ですが、過去に一度、断捨離で後悔したことがございます。
断捨離と言えば、モノを捨てるイメージです。
モノを捨てて、すっきりとした気分で生活する。モノを持たないことで、身軽に生きる。
私も断捨離してスッキリと生きるつもりでしたが、断捨離した先で待っていたのは、後悔だったのです。
そこでこの記事では、
・断捨離で後悔した理由
・断捨離で本当に大切なこと
について、当時の私を懺悔(ざんげ)しながら解説させて頂きます。
断捨離でモノを捨てようと思っていたあなた。ぜひこの記事を読むまでは、断捨離する手を休めてくださいませ!
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この記事の概要
断捨離してスッキリするはずが、後悔した理由。
「断捨離してスッキリするぞ!」と、意気込んで臨んだはずなのに、結果として後悔しまいました。
それも時間がすぎても傷が癒えないほどに、でございます。
その事件の発端は、大学卒業の引越しのときでした。
引越しで、モノを捨てまくった断捨離。
思い起こせば、私が大学を卒業するときです。私は親元を離れ、アパートで一人暮らしをしてました。
卒業後は就職のため、長年住んだアパートを引き払い、新天地への引越しが決まっていました。ですので、少しずつ不要なモノを捨て、まとめ、荷造りをしてました。
4年間もの一人暮らし生活で、私のワンルームアパートはモノで溢れておりました。
日用品の他にも、
・趣味で集めたFFのフィギュア。
・バイクのフィギュア。
・今は使ってないけど、思い出のつまった品。
・興味のない人からはガラクタにしか見えない、自称お宝。
などなど、コレクター魂で集めたお宝もたくさんありました。
しかしそんな様子に業を煮やしたのが、母でございます。
母は私の部屋に単身来るや否や、目を見張るスピードでモノを捨てていきました。
そ、それは私が睡眠時間を削って遊んだ、思い出の詰まったゲーム・・・、ああ・・・捨てられた・・・。
母は強し。その言葉に一点の曇りがないほど、私の母は強烈に、そして猛烈に断捨離していったのであります。
モノを捨てるのが快感に。
母の勢いに完全に負けていた私ですが、母に釣られて断捨離していくと、私の中にある感情が芽生えました。
なんと・・・モノがなくなったら、めっちゃスッキリしてきました。断捨離、気持ちぃぃーーーッツ!!
これが断捨離の快感なのか。
これがミニマリストの境地なのか。
私はモノを捨てる・減らすことで、妙にすっきりした気持ちになったのです。
調子に乗った私は、母が戻った後も、自らモノを次々に減らしていきました。
そして必要最小限の荷物になった私は、文字通り、カバン1つで新天地に旅だったのであります。
新天地でモノがない生活。
期待と不安を胸に新天地に着きましたが、新天地で待っていたのは、期待と不安、そのどちらでもありませんでした。
新天地で私を待っていたのは、断捨離でモノを必要最小限にした、モノがない暮らしです。
部屋にはベッドも机もちゃぶ台もない、文字通りミニマリストな暮らしだったのです。
新天地はもうすぐ4月だと言うのに、雪がちらついておりました。それまで4月と言えば、春のようきで花見のシーズンだったのに、新天地では春はまだ遠い季節であったのです。
新居に入った私はすぐに感じました。
暖房器具も捨てました。何を血迷ったのか、ベッドも布団も捨てました。
引越しした最初の日、私は静かに段ボールを床に敷いて、毛布にくるまって震えながら寝たのを、今でも覚えております。
「モノが足りないなら、現地で買えばいい。」
私はそう思っておりました。しかし、この考えはチョコレートより甘かったです。
まず、足りないモノを「どこに買いに行ったらいいのか?」が分かりませんでした。
未開の新天地で、私はただ一人路頭に迷いました。
さらに足りないモノを買う手段もありませんでした。
移動手段もなければ、運ぶ手段もない。
ようやく見つけたホームセンターは、徒歩で往復1時間。私は涙目になりながら、生活用品を抱えて国道を往復したのです。
・・・悔いても悔やみきれません。
モノを捨てるとすっきりする。
「断捨離・ハイ」になって、私はモノを捨てすぎてしまったのです。きっと「もったいない神様」のバチがあたったのでしょう。
断捨離でモノを捨てた先で待っていたのは、「なぜあのとき捨てたのだ?」という後悔と自責の念だったのです。
断捨離で本当に大切なこと。
私は断捨離で後悔してしまいました。しかし何も断捨離が悪い訳ではありません。
悪いのは、調子に乗って捨てすぎた私です。
ですが、私は断捨離で後悔したことから、断捨離で本当に大切なことに気がつきました。
断捨離で大切なのは、捨てることではありません。
むしろ、逆でございます。
断捨離で大切なのは、モノを捨てないこと。
断捨離で後悔して見つけた結論は、「断捨離とは、モノを捨てないこと」であります。
「モノを捨てない。」
これは断捨離とは真逆のように見えますが、実はそうではないのですよ。
私は断捨離でモノを捨てたのですが、その後、私は結局同じものを買い直したのです。
・日用品
・捨ててしまった暖房器具、扇風機などの家電
・捨ててしまったけどもう1度やりたくなったゲーム
・捨ててしまった、大切なフィギュア(コレクション)
なんともバカらしい話ですが、捨てたのに「欲しい気持ち」が捨てられず、再び買い直しました。
趣味で集めていた船やバイクのフィギュアも、結局また探し歩いてコンプリートしました。
しかし欲しいのだから仕方ありません。ほっといて下さいませ!
モノを捨てる。その先に待っているのは、「再び買い直す」、でございます。
モノが溢れてきた頃、あなたはもう1度断捨離するのでしょうか。
・・・お辞め下さいよ。また買い直してしまうのですから。
だから断捨離で大切なのは、モノを捨てないことなのです。
「捨てる・捨てない」、これは表裏一体の真理でございます。
断捨離で大切なのは、モノを買わないこと。
断捨離で大切なのは、モノを買わないことです。
モノを捨てないだけでは、部屋はモノで溢れかえってしまいます。それは単なる汚部屋ですから。断捨離どころではなく、普通に掃除をして下さいね。
モノを買わないことで得られることは、2つあります。
まず1つは、部屋全体がすっきりとすることです。
新しいモノが入って来なくなるので、わざわざモノを捨てなくても部屋がすっきりします。
そしてもう1つは、気持ちとお金の余裕が生まれることです。
新しいモノを買うことは楽しいことですが、それを裏返して見ると「現状の生活に不満がある」ことでもありますよね。
・新しい服を買うのは、今ある服では物足りないから。
・新しい家電が欲しくなるのは、今ある家電では物足りないから。
「新しいモノを買う=現状では物足りない」という、深層心理があります。
つまり、モノを買わないことが当たり前になると、「現状の生活に満足感を感じる」ようになるのです。
・・・え?この服ですか?中学生のときから着てますが、何か?
今の生活に満足感が生まれると、お金も使わないので、お金にも余裕が生まれます。まさに一石二鳥という訳ですね。
断捨離で大切なのは、モノを大切に扱うこと。
そして最後に断捨離で大切なのは、モノを大切に扱うことです。
・モノを捨てない。
・モノを買わない。
断捨離で大切なこの2つを支える前提として、モノを大切に扱うことが必要です。
高いモノであろうが、安いモノであろうが、大切に使う。
壊れたら修理して使う。
使わなくなったら、大事にしまっておく。
モノを大切に扱うことで、「新しいものを買わなくちゃ!」という衝動に駆られなくなります。
新しくモノを買わなくなりますし、今使っているモノを無理やり捨てる必要もなくなります。
さらに1つ1つのモノに愛着が生まれ、「もっと長く大切に使おう」という気持ちが芽生えます。
その結果、さらにモノを買わなくなり、モノを捨てることも減っていく好循環になるのです。
まさに人生の一部と言える、愛用品でございます。
断捨離で本当に大切なことは、モノを捨てることではありません。
モノを捨てる行為は、単にモノをゴミとして捨てているだけなので、本質的に何も変わりません。
断捨離で本当に大切なのは、モノを捨てない。モノを買わない。
そして、モノを大切に扱って愛用品を増やすことです。
モノを心から愛する精神(スピリッツ)こそ、断捨離の神髄なのでございます。
まとめ:断捨離で本当に大切なのは、モノを愛する心。
「断捨離だ!使ってないもの、埃かぶっているもの、すべて捨ててしまえ!!」
断捨離では、捨てることにフォーカスされ、モノをばかすか捨てがちです。
ですが、大切なのはそこではないのです。
断捨離で本当に大切なのは、
・モノを捨てないこと。
・モノを買わないこと。
・モノを大切に扱うこと。
一言でいえば、モノを愛する心でございます。
モノを大切に扱うことで、新しくモノがむやみに入らなくなり、モノは増えません。結果、捨てるモノも大きく減らせます。
「断捨離するぞ!覚悟されたし!!」
断捨離に熱をおび、眉をひそめるのも結構ですが、一度冷静に考えてみてください。
ただ捨てるだけでは、同じことの繰り返しですよ。
ぜひ今あるモノを大切に扱ってみてくださいませ。
それでは、また!
モノを大切に保管するには、物置がおすすめです。大切な愛用品を末永く保管できますよ。