こんにちは。
上司への報告・相談って、ほかのどの仕事よりも難しくないですか?
上司の機嫌が悪かったり、タイミングが悪かったりすると、「今、忙しい!」と怒られたり。
かと思えば、「なんでもっと早く言わないんだ!」と怒られたり。
そんな理不尽な対応もあってか、上司への報告・相談は苦手意識が強くなってしまいます。
しかし今日一日の報告をしなければ、今日の業務は終了しないのですよ・・・。早く帰りたいのに・・・。
あぁ、誰か上司への報告・相談のコツを教えてくれる優しい方はいらっしゃいませんでしょうか・・・。
上司への報告が苦手すぎて、上司からブチ切れられること数知れず。
しかし上司から理不尽にブチ切れられる中で、私は報告・相談のコツを見つけてしまったのです。
そこでこの記事では、スマートすぎる上司への報告・相談のコツを解説させて頂きましょう。
この記事を読めば、理不尽に怒鳴られることはありません。ぜひ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
上司への報告・相談が苦手になる原因。
「上司への報告・相談が苦手だ・・・。」
あなたが苦手意識をもってしまう気持ち、痛いほどに分かります。
上司への報告・相談が苦手に感じてしまうのは、ずばり次の理由だからではないですか?
一生懸命報告しているのに、怒られる。
あなたが上司への報告・相談が苦手なのは、一生懸命報告しているのに、なぜか怒られるからではないでしょうか。
こちらは今日一日のできごとを、一生懸命しゃべっているのですよ。しかしそれを聞いた上司はなぜか激怒するのですよね。
そ、そんな・・・報告しろと言われたから報告したのに・・・。それでは私に、一体どうしろとおっしゃるのでしょうか。
報告をすると、上司からなぜか怒られる。
怒られるぐらいなら、報告なんてしたくないですよね。
これが繰り返されると、体の奥底に「報告なんてしたくない」「報告なんぞクソくらえ」と刻みこまれてしまうのです。
一生懸命説明しているのに、聞いてない。
あなたが上司への報告・相談が苦手なのは、一生懸命説明しているのに、上司がぜんぜん聞いていないからではないでしょうか。
私だって忙しいのですよ。1分1秒だって早く仕事を終わらせて帰りたいのですよ。
しかし上司に報告したのはいいものの、なぜだかどうして上司は私の話を聞いてくれないではありませんか。
上司は虫のいどこが悪かったのかもしれません。それともプライベートで奥さまとケンカされたのかもしれません。
上司だって人間ですもの。いつもいつも仏のような心で部下を迎え入れてくれるとは限りません。
しかし・・・しかしでございます。
このような仕打ちを受けてしまうと、「報告なんてやってられない」と静かに誓ってしまうのですよね。
その結果、ますます上司への報告がおろそかになり、苦手意識が強くなってしまうのです。
「分からなければ、相談しろ!」って言われたから相談したのに、なぜか怒られる。
上司への報告も難しいですが、それ以上に難しいのが相談ではないですか?
「分からないことは何でも聞け!」と上司から言われているから、わざわざ上司に相談したのに、
・・・はて、私は「相談しろ!」と言われたから相談しただけなのですが、なぜ怒られてるのでしょうか・・・
なぞです。謎すぎます。
いや、率直にいって、クソだと思います。
「相談しろ!」と言っておきながら、相談したらブチ切れるとか、大人のすることではありません。
しかし理不尽に怒られると、相談するのがイヤになります。
相談して怒られるぐらいなら、時間がかかっても自分で調べた方がマシだと思いませんか?
「相談してね」と甘い言葉と裏腹に、ビジネスにおける「相談」は修羅モードすぎるのです。
上司との関係が上手くいっていない。
そして最後に、あなたが報告が苦手なのは、もしや上司との関係が上手くいってないからではないでしょうか。
上司だって人間ですから。部下との関係がギクシャクしていたら、機嫌だって悪くなってしまうこともありますよ。
上手に報告ができないと、上司とのコミュニケーションが取れずに関係がギクシャクしやすくなります。
その結果、ますます報告がやりにくくなる悪循環に陥ってしまうのです。
どうしたらいい?上司への報告のコツ!
「だからイヤなんだ、上司への報告は・・・!」
・報告したら怒られる。
・報告しても聞いてくれない。
・「相談してね!」と言われたから相談したのに、怒られる。
・上司との関係が悪い。
まぁ、はっきり申し上げて、そんな上司はクソだと思いますがね。しかし上司である以上、なにかしら対策を打たねばなりません。
そこでおすすめしたいのが、次の「スムーズすぎる報告のコツ」でございます。
こちらを実践するだけで、苦手だった上司への報告が驚くほど簡単にできるようになりますよ。
上司の知りたい情報を、手短に。
まず上司への報告は、「上司の知りたい情報を、手短に」するのが基本でございます。
具体的には次のポイントを抑えておくのがいいでしょう。
・今日の仕事でどんなことがあったか、その要点。
・仕事でトラブルはあったか。
・明日以降の仕事はどうなりそうか。
上司とは、基本的に忙しい人種でございます。もしかしたら、時間に常に追われているかもしれません。
ですので、上司への報告は、短ければ短いほどいいと心得ましょう。
あうんの呼吸のような報告とは、まさにこのことでしょう。
悪い報告は一番最後。
そしてスムーズに上司に報告するコツは、悪い報告は一番最後に報告することです。
「悪い報告ほど早くしろ」とは言うものの、実際に悪い報告を真っ先にすると、悪い報告だけで終わってしまうのですよ。それ以外にいい報告があっても、聞いてもらえないのです。
今すぐ客先に電話しろ!あと仕入先にも協力を求めろ!
せっかくいい報告があるのに、報告できないなんて、非常にもったいないではありませんか。
上司への報告は、一種のコミュニケーションでございます。
悪い報告を隠す訳ではないのですから、報告する順番にはくれぐれも気をつけましょう。
悪い報告には、次の一手を打っておくのを忘れずに。
悪い報告をすれば、怒られる。
それは仕方ないと頭では分かっていても、やっぱり怒られるのはイヤであります。
しかしですよ。実は悪い報告をしても、上司から怒られない裏技があるのをご存じでしょうか。
それは、「すでに手は打ってあります。」と付け加えることです。
たった一言付け加えるだけで、悪い報告をしても1ミリも怒られません。これはマジです。ぜひお試しくださいませ。
しかしどうして悪い報告をしているのに、上司から怒られないのでしょうか。
それは上司が知りたいのは、「悪いことが起きた事実」ではなく、「これからどうなるのか?どうするのか?」だからですよ。
悪いことが起きてしまったのは仕方ありません。問題なのは、「これから一体どうするか?」なのですから。
競合他社に注文を盗られた!→・・・で、どうする?
書類を間違えて書いた!→・・・で、どうする?
提出期限に間に合わなかった→・・・で、どうする?
つまり、そういうことなんですよ。「・・・で、どうするの?」と。
だから悪い報告をするときに、しっかりと「次、どうするか」を伝えておけば、拍子抜けするほど怒られません。
怒られずに相談するには?上司への相談のコツ。
報告よりも難易度が高いのが、相談です。
「何でも聞いてくれよ!」
俺を頼れと言わんばかりのフレーズは、言ってしまえばワナです。たやすく相談すると「そんなことも分からないのか!」と理不尽に怒られるリスクがあります。
では、いったいどうやって上司に相談したらいいのでしょうか?
イエス、それはですね、次のコツをしっかりと踏まえることが大切ですよ。
「○○したいですけど、どうでしょうか?」
上司に相談するときは、「○○したいですけど、どうでしょうか?」と尋ねるのがベストでございます。
ポイントは、「○○したい」と必ず自分の意志を入れることです。
相談することで上司に怒られる原因は、「どうしたらいいですか?」の質問を上司に丸投げすることにあります。
「どうしたらいいですか?」の質問を丸投げされると、上司は選択肢の準備からしなくてはいけません。
・選択肢A→労力的に難しい
・選択肢B→技術的に難しい
・選択肢C→消去法にて、ベターな選択
選択肢を考えて、準備することは大変です。
多くの気の短い上司は、この作業でイラっとして、怒りを爆発させます。
ここで言う「自分で考えろ!」とは、「自分で選択肢を準備しろ!」という意味です。ですが、上司の言葉が足りな過ぎて、まったく伝わらないのですよね。
ですので、あなたがやるべきなのは、相談する前に選択肢を準備することです。
例えば、「仕入れている商品が値上がりして、そのまま販売したら赤字になってしまう・・・」という状況を考えてみましょう。
そのときあなたは上司に、「赤字になってしまいます。・・・どうしましょう?」と相談しますでしょうか。
まあ確かに「どうしたらいいのか、分からない」から相談しているのですからね。
しかしちょっと冷静に考えてみて下さい。赤字になってしまうのに、そのまま販売してもいいのでしょうか?・・・よろしくないですよね。
であれば、やるべきことは、
選択肢A:仕入れ先を変更する。
選択肢B:客先へ値上げの連絡をする。
選択肢C:他の商品を探してみる。
の、3つではないでしょうか。そう考えてみると、この場合の正しい相談は、
客先に値上げの連絡をしたら、競合他社に流れる可能性があるので、仕入先を変更しようと思いますが、どうでしょうか?
と、なります。あとは相談を受けた上司が、指示を出すだけでございます。
つまり上司は提示された選択肢の中から、ベターな方法を判断するだけで済むのです。
またベターな選択肢がなければ、上司が新たな選択肢を提示します。
上司へ相談するときは、必ず「○○したいですが、どうでしょうか」と自分の意志を入れることがポイントです。
「分からない」を上司へ丸投げせずに、あらかじめ選択肢を準備してあげると、怒られることがなくなりますよ。
まとめ:苦手な報告・相談をクリアして、上司を味方につけよう!
それでは、まとめましょう。
上司への報告が苦手な原因と、上手に報告・相談するコツは次の通りでございます。
【苦手な原因】
1・一生懸命報告しているのに、怒られる。
2・一生懸命報告しているのに、聞いていない。
3・相談しろ!と言われたから相談したのに、怒られる。
4・上司との関係が上手くいっていない。
【上手な報告・相談のコツ】
1・上司の知りたい情報を手短に。
2・悪い報告は一番最後に。
3・悪い報告は「次、どうする?」の一言を添える。
4・「○○したいのですが、どうでしょうか」と自分の意思を加える。
上司への報告・相談は非常にめんどくさい極みですが、社内的にも重要なコミュニケーションツールなので、あながち軽視することもできません。
苦手意識が強くなりがちですが、報告・相談がスムーズにできれば、上司との関係がよくなり、あなたの仕事が非常にやりやすくなるメリットもあります。
ぜひ上手に報告・相談して、ストレスフリーに仕事していきましょう!
それでは、また!
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