雪が降ってもバイクは乗れる?冬のバイクの安全運転の7つのポイントを徹底解説!

こんにちは。愛車のPCXで毎日通勤しております。

 

寒い冬だと路面凍結によるスリップ事故、本当に怖いですよね。

私も栃木の真冬、氷点下の中をひた走るときに、路面凍結でスリップしそうになって怖い思いをした経験がたくさんあります。

 

しかし完全に自慢なのですが、私はバイクに乗り始めてから、今まで1度たりとも事故をしたことがありません

それはただラッキーだっただけなのかもしれませんが、私は安全運転を肝に銘じてバイクを運転しております。

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2017.10.17

特に冬道の運転は危険がたくさん潜んでいますので、細心の注意を払いながらバイクに乗っていますよ。

そこでこの記事では、冬でも事故に遭わないための、冬のバイクの運転のポイントについて解説させて頂きましょう。

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冬のバイクはどんな危険があるの?

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冬のバイクの運転のポイントの前に、冬のバイクの運転にはどんな危険があるのか、しっかりと理解しておきましょう。

 

路面凍結によるスリップ。

まず一番危険なのが、路面凍結によるスリップです。

時速60kmものスピードでスリップしてしまったら、立て直すヒマもなく、地面に向かってヘッドスライディングしてしまうこと間違いなしです。

 

特に注意したいのが、冬の雨あがりの晴れた翌朝です。

雨が降り続いている間は、気温は氷点下になるほど下がりませんので、路面が凍結することはありません。

ですが雨が降りやんだ後に、道路が濡れた状態のまま、星空が見えるぐらい晴れた夜になると・・・放射冷却により気温が氷点下までぐーっと下がるのですよ。

放射冷却とは?

温められた地面が熱を放出して、冷えていくこと。晴れた夜は、放出した熱が雲によって籠らないので、気温がぐっと冷える。

雨が降った後の、よく晴れた冬の朝は路面凍結している可能性が高いです。

「水たまりかな?」と思ったら、路面凍結でそのままスリップ・・・という危険がありますよ。

 

雪によるスリップ。

冬のバイクの運転は、雪にも注意しなくてはいけません。

私の経験的には、路面凍結よりも、雪によるスリップの方が恐ろしいですね。

 

雪によるスリップが恐ろしいのは、その滑り方ですよ。

積雪が1センチでもあると、ノーマルタイヤのバイクは身動きが取れません

無理にアクセルを回すと、そのまま空転しての・・・スリップでございます。

 

さらに周囲にも雪が積雪している場所では、崩したバランスを取る為に付いた足さえも滑る最悪の状況になります。

コケている人を見るのは面白いコメディですが、当の本人からすれば生きるか死ぬかの瀬戸際なものでして。

 

ですので、冬のバイクはとにかく雪に用心しなくてはいけません。

1回でもバランスを崩してしまうと、そのまま転倒してしまいますよ。

 

体温低下による操作ミス、判断ミス。

そしてもう1つ注意したいのが、体温低下による操作ミス、判断ミスです。

寒い中バイクで走っていると、体が冷えて固まってしまい、普段ではしないミスをしてしまうのですよね。

 

寒さのあまりに手がかじかんでしまうと、ブレーキ操作が遅れてしまうことがあります。

例え0.5秒の遅れだとしても、バイクでスピードを出しているときなら、0.5秒の遅れが大事故につながることだってあります。

 

また体が冷えて固まってしまうと、思うようにカーブで重心移動ができないときもあります。

あああ!!カーブが迫って重心を移動しなきゃいけないのですが、寒すぎて体が動きませんぞぉぉぉ!!

また寒すぎる中をバイクで走っていると、意識が朦朧(もうろう)としてくるのも注意すべきです。

寒くて意識が薄くなってきたら、迷わずバイクを止めて休憩しましょう。

 

冬のバイクの安全運転のポイントは?

危険が一杯な冬のバイクを安全に運転する為には、次の7つのポイントを抑えて走行するようにしましょう。

 

1・スピードは控え目に。

まず冬のバイクの安全運転の基本は、とにかくスピードを出さないことに尽きます。

路面凍結の恐れのある、雨上がりの晴れた日の朝は要注意ですね。

思いもよらないところで、路面凍結している可能性がありますよ。

 

いつも通りのスピードを出していて、「あ!」っと思ったら時すでに遅し。

ぬああ!?・・・ろ、路面凍結だ!間に合わない!!・・・・つるっ・・・ずでーーん・・・

次の瞬間には、ひっくり返って青空を眺めていることになるかもしれませんよ!

 

2・凍結する場所を覚えておく。

冬の道路は路面凍結して当然です。

しかも凍結する場所は大体決まっているものです。

・高いビルに囲まれた日陰

・風通しのいい場所

・湿気の多い川沿い

・橋の上

だから自分の走るルートの路面凍結する場所、しそうな場所を予め覚えておくと安心ですよ。

凍結ポイントを覚えておけば、いざ路面凍結を目の前にしても焦らずゆっくりと安全に通行することができますからね。

 

3・減速するときは、エンジンブレーキを活用する。

路面凍結している場所を通るときは減速してスピードを落とすべきです。

だからと言って、減速にブレーキをかけてしまうと逆にスリップしてしまいます。

ですので、安全に減速する為にエンジンブレーキを活用しましょう。

 

スクーターならアクセルを離せば、エンジンブレーキがかかって勝手にスピードが落ちていきます。

ギア車ならギアを落としてゆっくりクラッチをつなげばOKです。(急にクラッチをつなぐと危険です。)

 

4・アクセルは一定にして走る。

エンジンブレーキで減速したら、アクセルを一定にして路面凍結している場所を走り抜けることが大切です。

路面凍結している場所で、アクセルを回すと、タイヤがスリップして横滑りする危険があります。

アクセルを一定に保ったまま、すーーーーっと何事もなく通りすぎるのがポイントです。

路面凍結に動じづ、慌てず、不動の心で、

アクセルは一定で・・・すーーーーーっとね。すーーーと。

ゆっくり、冷静に対応すれば、なんとか滑らずに済むものです。

 

5・バイクは傾けない。

凍結した路面、また雪上でバイクを傾けたら、面白いようにスリップします。

「え?本当に?」と思ったあなた。

試しに少し傾けてみて下さいませ。すぐに分かりますよ。ふふ

 

ですので、もしもカーブに路面凍結があったら、あわてずにゆっくりと減速(エンジンブレーキで)し、バイクを傾けないでハンドルを切って曲がることが大切です。

なるべくバイクを垂直にしたまま、ハンドルだけ切って曲がるイメージでございますよ。

ハンドルを切って曲がる為には、バイクのスピードはふらつかない程度まで減速する必要があります。

目安としては時速20~30kmまで減速してカーブを曲がれば安心でしょう。

 

もちろん(?)幹線道路や広域農道でゆっくり走っていたら、後続車両が列になってしまうこともありますとも。

ですが、こちらは自分の命がかかっておりますのでね。

はわわ・・・前方には路面凍結が!!減速しなきゃ!

でも後ろには車の列が・・・はわわわ・・・しもうた、減速できなかった!つるーん・・・・ずでーん・・・

落ち着いてゆっくり走ることが、他の車への配慮にもなりますよ

 

6・白線は踏まない。

白線の上には危険がたくさんあります。

色が白だから、白線の上に雪があっても見えません。雪なのか白線なのか、区別がつきません。

 

また白線の上は、路面凍結も見えません。

どこで凍っているのか、すべては走ってみてのお楽しみでございます。

アスファルトでは、凍結した箇所が黒く光るので見分けがつきますが、白い白線では凍結していても、ただの白い線にしか見えませんからね。

雨が降っても白線は滑りやすい。

白線の上は基本走らない方が身のためでありますな。

白線は走る場所ではない。そう思った方が、身の為でございます。

 

7・防寒対策をしっかりと!

kimg1149冬のバイクを安全に走るなら、防寒対策をしっかりすることが大切です。

寒いのを我慢すれば目的地に着くかもしれませんが、寒さに晒されて体が冷えると、操作ミスや判断ミスをするので大変危険です。

 

まー、確かにバイクの防寒グッズは安くありませんよね。

いや、正直言って高いですよ?小遣いゼロ円の私にはとてもとても手の届かない代物もあります。

 

ですが、やはり防寒グッズはケチってはいけないのですよ。しっかり防寒して体を冷えないようにして、安全にバイクを運転できる状態にするべきなのですよね。

「どうしてもお金が・・・」と言うのであれば、私も愛用しているこちらのハンドルウォーマーがコスパがよくてお勧めですよ。

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まとめ:冬の道路こそ、安全運転で!

それでは、まとめましょう。

冬のバイクを安全に運転するポイントは次の通りであります。

1・スピードは控え目に。

2・凍結する場所を覚えておく。

3・エンジンブレーキで減速する。

4・アクセルは一定をキープする。

5・バイクを傾けないで、ハンドルを切って曲がる。

6・白線は踏まない。

7・防寒対策はしっかりと!

冬のバイクの運転は、本当に危険がたくさんあります。

私はことあるごとに

もうバイク、危ないから辞めようよ。
い、いやだぁ・・・バイクがなくなったら、私は・・・生きて行けませぬ!!(涙)

というやり取りをとしております。

 

だからこそ、バイクに乗る時は常に安全運転を心掛けたいものです。

冬のバイクでも安全運転で、バイクライフを楽しみましょう!

それでは、また!

 

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