転職する前に必ず見抜くべし!営業のブラック求人の8つの特徴!

こんにちは。

 

世間一般からは「営業=ブラックな仕事」と、認識されておりますが、実はそんなことはありません。

なぜなら営業の仕事そのものは、ブラックではないからですよ。

イエス、マダム。

営業は「売る」ということを通じて、人を笑顔にできる楽しい仕事でございますよ。

そうなんですよ、「売る」っていう仕事は楽しいのですよ。

 

ですが注意しなくてはいけないのが、営業の中にあるブラック求人です。

営業のブラック求人は、求人の条件・待遇では見分けがつきにくいからやっかいなのですよ。

では、どうしたら営業のブラック求人を見分けることができるのか?

この記事では営業歴9年の私が、営業のブラック求人の見分け方について解説させて頂きましょう。

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営業のブラック求人の特徴。

営業のブラック求人は、求人票で見分けることが難しいです。

営業の仕事は、「何を」・「誰に」・「どうやって」、売るかによって変わるからです。

ですので営業の求人は、求人票の条件を見るよりも、仕事内容を重視する必要があります。

営業のブラック求人を見分けるには、次のポイントをチェックしてみて下さいませ。

 

1・やたら高収入。

営業の求人で、やたら高収入なのは高確率でブラックです。

1年目で年収450万、3年目で600万、7年目で800万ですと?

・・・イエス、応募しましょう。

「せっかく営業するなら高収入がいい・・・」というお気持ちは分かりますが、あまりにも高収入な求人は「釣り」でしょう。

激務をこなし、押し付けられたノルマを達成し続けたら実現可能かもしれませんが、それを手にするのは生き残った一握りの社員です。

稼げるイメージの強い営業職ですが、そんな甘い話はありません。

・達成できない無理なノルマ

・膨大な仕事量

・自爆営業(自費で商品を購入する)

その他多くの社員は、ブラックな仕事に精神をやられて脱落していきます。

私も同じ営業仲間でそのような人を多く見てきましたよ。

 

2・「成長」、「業務拡大」をPR。

営業の求人で

・ともに成長できる仲間を・・・

・業務拡大につき・・・

と、「成長」・「業務拡大」をうたう求人もブラックの可能性が高いです。

イエス、それはですね、求人の意味はこのように言い換えられるからですよ。

・成長できる→会社を成長させたいので、どんどんノルマを追加していきます。

・業務拡大→無理な拡大戦略で、現場(営業)にしわよせが来ている。

営業の求人の中には、「営業マンにノルマを押し付けておけば、業績が増える」と思っている、ブラック企業の求人も混ざっています。

そのような会社では営業マンの定着も悪く、生き残った社員にしわよせがくる悪循環が生まれます。

「成長」、「拡大」なんてものは、ゆっくりでいいんです。

急激な成長や拡大は、悲劇しか生みませんよ。

 

3・給料が歩合制、インセンティブ。

給料が歩合制、もしくはインセンティブの求人も注意が必要です。

なぜなら歩合制、インセンティブの給料で人並み以上に稼ぐのはとても大変だからです。

売れば売るだけ給料が増えるのは魅力的ですが、その分仕事は過酷になっていきます。

休んでいたら給料がほぼゼロなので、今日も深夜まで残業でございます・・・。
パパ、帰ってこないよう・・・しゅん・・・

営業の歩合給、インセンティブはブラックの代名詞、ブラックを合法化する合言葉かもしれません。

 

4・聞いたことない商品を売っている。

営業の求人では判別つきにくいですが、聞いたことのない商品を営業する仕事は高確率でブラックでしょう。

なぜって?

やだなー、分かっていらっしゃるくせにー。そんな商品は売るのがすごく大変だからじゃないですか。

だって逆の立場で考えてみてくださいよ。

・誰もが知っている、安心のブランド商品。

・本当に効果があるのか謎すぎる、知らないメーカーの商品。

あなたが買うとしたら、どちらを買いますか?(価格は同じ)

・・・もちろん、誰もが知っている安心のブランド商品を買いますよね。

 

これはつまり、営業の範疇(はんちゅう)を越えているというものです。いち営業マンの力でどうこうできるものではありません。

しかしブラックな会社は、本来やるべき努力をやらずに、すべてを営業マンに押し付けます

上司
訪問件数を増やせ!強引に営業しろ!売れるまで帰ってくるな!

世の中には売りやすい商品と、売りにくいが存在します。

当然ながら、売りにくい商品を営業する場合、仕事内容はブラック色に染まっていきますよ。

 

5・個人営業だ。

個人営業なのか、法人営業なのか。これは営業の求人を見る上で、最も大切な項目の1つです。

個人営業と法人営業の特徴を簡単に比較してみると、このようになります。

個人営業 法人営業
ターゲット 個人 法人
ターゲット数 多い 少ない
意思決定 感情的 理論的
1件あたりの売上 少ない 多い
リピート率 低い 高い

一般的に個人営業の方がキツイと言われるのは、

・膨大な数のターゲットを営業する。

・ターゲットは感情的に意思決定する。

・ターゲットの多くが、営業をウザいと思っている。

このような原因があります。

 

またネットの登場により、個人営業はますます苦戦を強いられるようになってきています。(保険営業、ネット回線営業など)

もしも個人、法人、選べる状況なのであれば、法人営業を選ぶことをおすすめ致しますよ。

 

6・リピート率の低くい商品だ。

個人営業、法人営業に関わらず、リピート率の低い商品は営業するのは大変です。

一度購入してもらっても、継続して買ってもらえないので、また新しい見込み客を営業しなくてはいけません。

リピート率が低い商品(不動産、車、家電、工場の設備・機械)

リピート率の高い商品(保険、事務消耗品、ウォーターサーバー、健康食品、化粧品)

個人に不動産や車を売る場合、1回あたりの購入額は大きいですが、リピートで買ってくれません。

ですので、毎月コンスタントに売るためには、毎月必死に営業しなくてはいけません

今月はノルマを達成したので、月収50万円であります。

しかし来月は売れる保障がないので、ゼロかも・・・ひゅるりら・・・

リピート率の低い商品で歩合制の給料だと、ブラック度合いに拍車がかかってしまいます。

おすすめは1回あたりの単価は低くても、継続して購入(課金)してくれる商材でございますよ。

 

7・営業エリアが広い→移動時間が多いので、残業が多くなる。

営業未経験で見抜くのは難しいのですが、営業エリアが広い求人は要注意ですよ。

その理由は広い営業エリアを移動するのに時間ばかりかかってしまい、残業が多くなるからですよ。

今日の移動距離は300kmであります。6時間運転しましたぞ。

・・・訪問件数ですか?・・・2件です・・・。

「お前の仕事は営業なの?運転なの?」と自問したくなるレベルですが、この手の罠に陥る営業マンは案外多いです。

移動距離が長いと疲労もたまり、拘束時間も長くなります。百害あって一利なしでございます。

「パパは家にいない」は悲しすぎ。子供が生まれて残業を辞めた理由とその結果。

2017.05.17

 

8・全国展開しているのに、営業所が少ない→出張が多い。

そして最後に注意して頂きたいのが、出張の多い営業です。

出張は遠い土地に遊びにいく感覚でワクワクしますが、でもそれは最初のうちだけですからね。

明日はまた鹿児島に出張で、3日帰って来れません・・・。
パパに会えない・・・しゅん・・・。

独身ならまだしも、結婚して子供が生まれてからの出張は負担が多すぎます。

 

営業で出張の多い求人を見抜くには、

・全国展開している商品(サービス)か?

・営業所は多いか?

を参考にしましょう。

もしも全国展開している商品なのに、営業所が東京と大阪にしかなければ、それ以外の地方はすべて出張範囲と思っていて間違いありません。

中小のメーカー営業ではあるあるな展開ですので、ご注意下さいませ。

 

まとめ:「どんな商品を営業するか?」が大切。

それでは、まとめましょう!

営業でブラック求人を見抜くポイントは、次の8つでございます。

1・やたら高収入である。

2・「成長」、「拡大」をしきりにPRしている。

3・給料が歩合制、インセンティブである。

4・聞いたことない商品を売っている。

5・個人営業だ。

6・リピート率の低い商品だ。

7・営業エリアが広い。

8・全国展開しているのに、営業所が少ない。

営業の求人では、収入・待遇・福利厚生よりも、「どんな商品を、誰に、どうやって売るか?」の方が大切です。

何を売るかによって仕事内容、営業のストレスは大きく変わります。

目先の待遇(給料、福利厚生)が低くても、ストレスなく営業できる商品の方が結果として転職は成功しますよ。

ぜひあなたの転職活動の参考にしてみて下さいませ。それでは、また!

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2018.05.01

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