こんにちは。
「変身!」の掛け声とともに正義のヒーローになり、悪党どもを蹴散らしていく仮面ライダー。
時代は変われど仮面ライダーは、子供たちに大人気のヒーローでございます。
御多分に漏れず、わが家の子供たち(6歳と4歳)も仮面ライダーが大好きです。
私は子供と一緒に仮面ライダーを楽しんでおります。いえ、「楽しんでいる」を通り越して、完全に「ドハマり」しておりますね。
・パパ専用の変身ベルト
・パパ専用の変身グッズ
子供の仮面ライダー熱に便乗して、パパ専用の仮面ライダーグッズも買ってしまいました。
きっと子供の目から見たら、
と思っていることでしょう。
イエス、ですが本当は違うのですよ。パパが大好きなのはですね・・・。
本日はパパの胸のうちをひっそりと書き記しておきたいと思います。
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「ボクのパパは、仮面ライダーが好きなんだよ」
パパは君たちが幼稚園の先生に自慢していないか心配であります。ですが、君たちが胸を張ってパパをことを自慢してくれるなら、それはパパ明利につきることです。
でも違うのですよ。
パパが本当に好きなのは仮面ライダーではなく、君たちなのですよ。
ウソをついた訳ではありませんが、なんかごめんなさい。
パパは君たちといつまでも仲良く遊びたくて、仮面ライダーの世界におじゃましたのですよ。
仮面ライダーを好きになれば、君たちともっと遊べるかなと。
最初はが子供たちと仮面ライダーを見ていたのがはじまりでした。
仕事から帰宅すると、と子供たちが仲良く仮面ライダーを見ているではありませんか。
パパは寂しいのですよ。君たちと1分1秒と一緒に過ごしたくて。日々成長する君たちの「今このひと時」が愛おしくて。
34歳になった社会を支える人柱的存在になりつつある私が「愛おしくて」とか言い始めると、「末期だな」とも思うのですが、子供のことになると愛を語ってしまうのですよ。
が子供たちときゃっきゃうふふする姿を見て、私は焦りました。
「このままでは完全にパパはATMと化すに違いない」
そんなことは2000%起きるはずがないとは思いつつも、やはり寂しいのです。
そして私は急いで子供たちを膝の上に乗せ、一緒に仮面ライダーを見るようにしました。
それからというものの、パパと子供たちはどんどん仮面ライダーにハマっていきました。
仮面ライダーの変身グッズをコンプリートするのは当然の命題としつつ、
・仮面ライダーのおかし
・仮面ライダーの食玩
・仮面ライダーのポスター
・仮面ライダーショー
・仮面ライダーのCM
・仮面ライダーの主題歌
あらゆる仮面ライダーに手を伸ばしていきました。
子供たちはとても幸せそうな顔をしていましたよ。
まあ、それもそうでしょう。親によっては
・お金がかかる。
・一時的なもの。
・暴力的なもの。
などと遠ざけられる仮面ライダーが、パパ自ら提供してくれるのですから。
子供と一緒に仮面ライダーを追いかけられるのは、パパとしてとても幸せな時間でした。
・毎日パパに仮面ライダーの話を聞かせてくれる子供たち。
・一生懸命書いた仮面ライダーの絵を見せてくれる子供たち。
・パパ専用変身ベルトを貸して!と懇願する子供たち。
・パパと一緒に変身してくれる子供たち。
何気ない日常が幸せすぎます。ありがとう、パパは幸せでお腹いっぱいでございます。
子供たちが仮面ライダーにハマってから、もうすぐ1年が経とうとしております。
今は仮面ライダーと並行して、スラムダンクを親子で鑑賞しております。
ミッチーが湘北バスケ部に乗り込んできたシーンはヒヤヒヤしましたが、子供たちはスラムダンクを楽しんでみているようです。
「スラムダンクの楽しさが分かるようになったのか・・・」
親として子供の成長はとても嬉しいですが、同時に寂しいものです。
子供の成長は思っている以上に早く、仮面ライダーの寿命は短いものです。
そのうち仮面ライダーごっこより、スラムダンクごっこ、そしていつかごっこではなく、大人と同じようにスポーツを楽しむようになるのでしょう。
子供たちと一緒に追いかけた仮面ライダーは、そろそろ終わりが近いのかもしれません。パパはうすうす気が付いております。
でも、まだ認めたくはありません。
ですが例え君たちが仮面ライダーを卒業し、これから起きる楽しい思い出に記憶がアップデートされても、たまには思い出して下さい。
やがて訪れる思春期、成人し独立して親離れし、結婚して子供ができたとき。
そのとき、君たちがパパの本当の気持ちに気がついてくれたら、何も言うことはありません。(要介護認定になって意識もうろうしてたらゴメンね)
君たちのパパが好きだったのは、仮面ライダーではありませんよ。
君たちが大好きなのですよ。
もしもあなたの身近で仮面ライダーにドはまりしているパパを見かけたら、どうぞそっと生暖かい目で見守って下さい。
日々成長していく子供たちの「今この瞬間」が愛おしくて、仲間に入りたくて、夢を共有したくて。
そんなパパの背中に幸多からんことを。