こんにちは。
父親に威厳がない。
威厳という言葉の意味を詳しく知らずとも、最近の父親に威厳がないと思いませんか?
今の時代、威厳のある父親よりも、イクメンと言われる優しいパパの方が多いのではないでしょうか。
しかしそんな時代だからこそ、私はあえて思うのです。
私の5歳と3歳の息子たちを育てながら、あるべき父親像を常に模索しております。
その中で得た答えが、「父親の威厳は必要」ということでございます。
ではなぜ父親に威厳は必要なのでしょうか?
迷えるパパのヒントとなるべく、ご解説させて頂きたいと思います。
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この記事の概要
威厳とは?
父親の威厳の必要性の前に、まずは威厳の意味をしっかりと抑える必要があります。
威厳という言葉を辞書で調べると、
威厳
人を圧するようないかめしさ。厳かでいかめしいこと。 「 -に満ちた態度」
引用:大辞林
と、あります。
どうやら威厳とは、そこに存在するだけで圧倒するプレッシャーを放つ、厳めしさ(いかめしさ)のことのようです。
もう少し詳しく調べてみましょうか。
次は、「厳めしさ(いかめしさ)」を辞書で調べてみましょう。
厳めしい(いかめしい)
1・おごそかで、重々しい、威厳がある。「ー家構え」「ー肩書き」
2・物々しく厳重である。「―・い護衛がつく」
3・りっぱである。すばらしい。
4・猛烈である。激しい。
なるほどですね。
「威厳とは?」
それはまるで、「荘厳な神社のような空間」、のようなものかもしれませんね。
厳格で厳しくもあるが、その空間にいると背筋がぴっと伸びる。
そんな存在が、「威厳」なのでしょう。
子育てで父親に威厳が必要な理由。
ではなぜ、父親に威厳が必要なのでしょうか。
私も一人の父親として、あるべき父親像を模索した中で見つけた答えは、「ママの優しさには勝てないから」でした。
「優しさ」でママに勝てる存在はいない。
なぜ父親に威厳が必要なのか?
それは、どんなに一生懸命子育てをしても、ママの優しさには勝てないと痛感したからです。
仕事をしながらとは言え、私も可愛い子供たちと「1分1秒でも長く過ごしたい、もっと深く子育てに関わりたい!」と思っております。
しかしながら、いざ子育て(子供の面倒をみる、世話をする)してみると、ある残酷な事実に直面するのです。
それは、「子供が甘えたい存在はママ」ということであります。
私と一緒に遊んでいても、
疲れたり、
寂しくなったり、
痛い思いをしたら、
まず甘える先は、「ママ」なのでございますよね。
何かイヤなことがあったら、ママの膝もとで小さく丸まって、にゃんにゃんするのですよ。
それはきっと私のが、女神のように優しい存在であることも1つの原因でしょうし、子供が男の子であることも原因の1つでしょう。
しかしそれ以上に感じるのは、子育てにおけるママの無双っぷりでございます。
子供がケガしたり、ぐずったり、イヤなことがあったりしたときの、ママの対応がハンパなく女神なのですよ。
もしこの世に楽園と女神がいるのであれば、それはあなた、でございましょう。
私も子供への愛情では負けているつもりはないですが、子供への優しい対応ではママに勝てる気がしません。
むしろ、世のパパはどう頑張ってもママの優しさには勝てない。そんな気がするのです。
ママは優しい担当。ならばパパは厳しい担当。
私はの優しさに嫉妬しながらも、自分の家庭での役割を考えました。
父親が家庭内で役割を持ち、存在を認めてもらうためには、ママのできないことをやる必要があります。
その1つが、子供に厳しく接し、たくましく育てる役割なのです。
そこで必要になるのが、威厳でありますね。
威厳を持って子育てすることで、子供に手をあげたり、暴言を吐くこともなく、子供をたくましく育てることができるのです。
手を上げずに、父親が威厳を持つ3つの方法。
ではどうやったら、父親は威厳を持つことができるのでしょうか。
当たり前ですが、威厳を持つために暴力を振るう必要はまったくございません。
子供に手を上げることを威厳、ひいては愛情だと勘違いしているようであれば、それは違いますよ。
父親の威厳は、子供に手を上げることなく、作り上げることができるのです。
1・決裁者になること。
父親に威厳を持つ方法は、実はとても簡単であったりします。それは「決裁者」になればいいのです。
決裁者とは、物事の判断をする人、最終的に決定をする人でございます。
そして同時に、結果に対して責任を負う人でもあります。
決裁者と聞くと聞こえはいいですが、つまるところ、「もう、ちゃんとあなたが決めてよ!」的な立ち位置の人と言っていいでしょう。
「家買うの?買わないの?」
「車買うの?買わないの?」
「給料増えないけど、転職するの?しないの?」
「お金が足りないけど、どうするの?」
「子供がおもちゃ欲しいって言ってるけど、なんとか言ってよ!」
決裁者が決めるべきことは、たいていめんどくさいものだったりします。
しかしめんどくさい案件でも、しっかりと決断する、右左を決めることで、父親の威厳が醸し出されるのですよ。
重要な決断から逃げているようでは、いつまでたっても背中に威厳が宿りまんよ。
2・働く姿を見せること。
口先だけ厳しいことを言っても、はっきり言って薄っぺらいのですよ。子供だって分かりますよ、「パパは口だけで、やらない」と。
ですので、威厳をもつには、とにかく動くこと、つまり働くことが必要なのですよ。
もちろん、家の外で仕事をしている姿も効果的ですが、それって子供には分かりにくいじゃないですか。
会社の中では部長で威厳たっぷりでも、家の中でゴロゴロしてたら、威厳ゼロでございますよ。
家の外で働いてお疲れかもしれませんが、威厳を持つには、やはり家の中でも働く姿を見せることが必要なのですよね。
それは日々の子育てや家事でもいいですが、ここは1つ、「父親だからこそ」のクオリティにトライしてみませんか?
お風呂の排水溝をピカピカに磨く。
換気扇の油汚れを掃除する。
床をワックスかけする。
私も普段忙しくてそこまで手の回らないに変わり、ピンポイントでハウスクリーニングするようにしておりますよ。
威厳はきっと流した汗からにじみ出るものなのでしょう。
父親が汗をかきながら働く姿に、子供たちが尊敬の念を抱いてくれるのを信じておりますよ。
誰よりも自分に厳しいこと。
そして威厳をもつことに、最も大切なのは、他の誰よりも自分に厳しいことであります。
威厳を持って厳しく子育てし、子供をたくましく育てたいという想いは立派なのですが、その一方で自分に甘かったら話にならないのですよ。
・子供に課すルールをそもそも自分で守っていない。
・子供におもちゃを我慢させるのに、自分は欲しいものを我慢しない。
・子供に勉強しろと言うクセに、自分は家の中で何もしない。
威厳とは、父親自ら自身に厳しくし、それを見た相手(子供)が「パパ、すごいな」と尊敬するのがスタートではないでしょうか。
子供に厳しくするのであれば、それ以上に自分に厳しくしなくてはいけません。厳しく、厳しく、攻め上げてこその威厳なのであります。
自らを厳しく攻め上げる父親を見て、「パパ、すごい」と思ってもらえたら本望でございます。
まとめ:今の時代だからこそ、父親に威厳が必要なのかも。
それでは、まとめましょう。
父親に威厳が必要な理由と、威厳を保つ方法は次の通りでございます。
1・父親に威厳が必要なのは、ママの優しさには勝てないから。ママと違う役割を持つべき。
2・威厳を持つには、決裁者になるべし。
3・威厳を持つには、働く姿を見せるべし。
4・威厳を持つには、他の誰よりも自分に厳しくなるべし。
理想の父親像を探しながら子育てして参りましたが、5年間子育てしてきた中での答えがこちらでございますね。
「父親は威厳を持つべき」だと。
とは言え、私も若いパパですので、まだまだ威厳たっぷりという訳ではありません。
ですので、もっともっと自分を追い込んで、威厳を醸し出していくつもりでございます。
威厳たっぷりで溺愛しながら子育てしていきましょう!それでは、また!
奮闘するパパが子供たちに伝えたいのは、たった1つ。パパの想いはこの記事に凝縮させて頂きました。
矛盾するようですが、わが家の教育方針は溺愛です。威厳を目指すなら、教育方針は溺愛がおすすめですよ。