こんにちは。
男の子兄弟を育児していると、兄弟の扱い方に悩むことはありませんか?
に我慢をさせている気がする・・・。
次男に愛情を注げてない気がする・・・。
2人とも最愛の息子ですもの、同じように溺愛して育てたいですよ?
しかし現実には、兄弟間での扱いに差が出てしまってないか、とても心配になります。
もちろん、二人の男の子を溺愛で育てている私も、その一人でございます。常に「本当にこれでいいのか?」と思い悩む日々でございます。
そこでこの記事では、悩みながらにも掴みかけた、男の子兄弟の育児のコツについてまとめていきます。
私と同じように兄弟の扱い方に悩む方の参考になれば幸いです。
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この記事の概要
本当に兄弟は平等なのか?
ほら、よく言うじゃないですか、「兄弟は平等に育てましょう」と。
おっしゃる通り、兄弟平等に育てられたら、兄弟の扱い方に悩まなくてもよさそうですよね。
ですが、思いませんか?
「本当に兄弟って平等なのか?」と。
結論を言わせて頂きますが、私は兄弟は平等ではないと思います。
生まれた順番で、育つ環境はぜんぜん違いますよ。
平等に育てたいけど、生まれた環境が平等ではない。
私だって、も次男も同じように平等に溺愛したいです。2人ともほっぺにチュウチュウして育てたいですよ。
しかしでござます。私は思う訳であります。
2人とも同じように同じ条件で育ててあげたい。
しかし現実には、同じ親、家庭に生まれたとは言え、と次男とは生まれた環境が違うので、平等にすることができないのです。
お兄ちゃんが損するとき。
同じ親に生まれた兄弟でも、生まれた順番で育つ環境は大きく違ってきます。
先に生まれたお兄ちゃん()が損をするときは、次のようなときではないですか?
・親の愛を独占していたのに、ある日突然、次男に親を盗られる。
・親が若いときに生まれるので、収入が少ない。おもちゃを買ってもらえない。
・初めての育児で、間違った方法を実践しがち。
・次男はまだ小さいからと言って、イライラしたときのターゲットになりやすい。
・育児用品が不足している場合が多い。
・弟に比べて習い事など初体験が遅い。
弟が損するとき。
一方で、弟は生まれながらにして、お兄ちゃんと違う環境で育ちます。
弟が損をするときは、次のような状況ではないでしょうか。
・生まれたときから、親の愛情を独占できない。
・生まれながらにして、お兄ちゃんというライバルとの生存競争に巻き込まれる。
・初孫になれない。(祖父母の初孫の扱いは格別。)
・お兄ちゃんのお下がりに囲まれて育つ。
どちらが得なのか、明確に答えを出すことはできません。
しかし兄と弟で、同じ親の同じ家庭に生まれたのに、育つ環境はずいぶん違うのですね。
不平等を上手に利用する育児方法。
そうなんですよ、「兄弟平等」とは言っても、それは理想なんですよね。現実には生まれた順番で、育つ環境は大きく違ってくるのです。
それならば、いっそのこと不平等を上手に利用できないものでしょうか・・・?
不平等なものを平等にしようとするから、無理が生まれます。
だから不平等な環境なのですから、それを上手に利用しようと工夫してみました。
お兄ちゃんに我慢させる代わりに、「特権」を与える。
「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい!」
これは兄弟がいる家庭では、とても聞きなれたフレーズではありませんか?
「先に生まれたお兄ちゃんの方が大人だから、我慢しなさい。弟に譲りなさい。」
というニュアンスで使われますよね。
このフレーズは、つい私も口から出そうになることがあります。しかし言葉にするとがかわいそうなので、いつも寸でのところで飲み込んでいる言葉です。
しかし育児をしていると、「お兄ちゃんなんだから我慢してよ!」的なシーンが多々あるのですよね。
でもお兄ちゃんにだけ我慢させるのもかわいそうです。
かわいい2人の天使の間に心が揺れたときは、お兄ちゃんに我慢させる代わりに、「特権」を与えてはいかがでしょうか。
・・・お兄ちゃんだけだぞ?
エサで釣る訳ではありませんが、頑張った先に獲得できるもの(特権)があるからこそ、立派にお兄ちゃんを務めることができるものです。
今のところこの作戦で、はお兄ちゃんとしての自覚と職務を果たすようになりましたよ。
不平等だからこそ、平等に扱っているパフォーマンスを。
生まれた順番が違うから、育つ環境が違います。
それだけで不平等が生まてしまいますが、不平等な育児を露骨にすれば、いくら純粋な子供と言えどやさぐれてしまいますよね?
ボクはパパとママから愛されていないのかな・・・。ぐすん
そこで大切になのが、「平等に接している」というパフォーマンスでございます。
「パパもママも、2人とも大好きだよ。」
「愛しているよ、平等に扱っているよ。」
というパフォーマンスが必要であります。
例えば子供と遊ぶとき、どちらか一方を抱っこすれば、必ずもう1人が「ボクも!」と言いませんか?
順番に抱っこしてもいいですが、私はパフォーマンスの意味も込めて、2人まとめて抱っこしております。
2人一緒に抱っこする。
これなら、見た目にも精神的にも「平等」ですよね。子供にとっても、分かりやすい「平等の愛」ってうれしいものではないでしょうか。
生まれた順番が違うから、不平等な環境は仕方ありません。ですが、だからこそ「平等に育てている」パフォーマンスは必要でありますよね。
の「孤独」、次男の「仲間に入りたい」を理解してあげる。
育つ環境が違うのは仕方ありませんが、それでも「違う環境で育つ境遇」を理解してあげることは大切ですよね。
先に生まれたは、
・それまで親の愛を一人占めしていたのに、弟に盗られた。
・自分よりも小さくて弱い存在がいるから、親の愛が弟に注がれている気がする。
「どうせボクなんて・・・」とヤサグレて育っているかもしれません。
あとから生まれて来た弟も、
・生まれた瞬間からお兄ちゃんというライバルがいて、生存競争に巻き込まれた。
・体格差があって、お兄ちゃんには勝てない。
・お兄ちゃんとパパ、ママが遊んでいる姿が羨ましい。ボクも仲間に入れて欲しい。
「お兄ちゃんが羨ましい」と思いながら育っているのかもしれませんね。
平等に同じ条件で育ててあげられないからこそ、2人の抱える想いを理解してあげることが大切ではないでしょうか。
多少のケンカは見て見ぬふりを。
不平等な世界で育つ2人は、ときに仲良く遊ぶこともありますが、基本的にはケンカばかりしていませんか?
愛する子供たちがケンカする姿は、見るも辛い光景であります。
ですがなるべくケンカの仲裁はしないで、「見て見ぬふり」がいいかもしれませんよ。
それは子供なりに、ケンカをして学んでいく姿が見られるからです。
・が作ったオモチャを、次男が壊した。
・次男が遊んでいたオモチャを、が横取りした。
私の家でも、本当に下らないことで毎日飽きもせずケンカが繰り返されます。
しかし、下らぬ争いを繰り返しながらも、二人の成長が感じられるのです。
えげつなくのオモチャを放り投げていた次男も、のオモチャは大切に使うようになりました。
容赦なく次男のオモチャを奪っていたも、次男がオモチャで遊んでいるときは、少し我慢できるようになりました。
ときおり見せる兄弟愛は、私の涙腺を崩壊させます。やはりケンカをしても、兄弟っていいものですね。
まとめ:兄弟不平等だからこそ、2人まとめて愛してあげたい。
それでは、まとめましょう。
男の子兄弟を育児するときは、次のポイントに注意してみてはいかがでしょうか。
1・生まれた順番による育つ環境の違いは仕方のないこと。
2・育つ環境の違いを上手に活用して育児をする。
3・お兄ちゃんには我慢する代わりに「特権」を。
4・不平等だからこそ、平等に扱っているパフォーマンスを。
5・、次男のお互いの境遇を理解してあげる。
6・多少のケンカは見て見ぬふりを。
毎日ケンカばかりしている姿を見ると、「仲が悪いのか?育て方を間違えたのか?」と不安になります。
「兄弟は平等に育てるべき」とは言うものの、現実には育つ環境がまったく違います。それでも無理に平等を貫くと、どこかで無理が出てしまいます。
兄弟は不平等の中で育っているもの。
だからこそ、お互いの境遇を理解してあげ、「2人とも大好き、2人とも平等に育てているよ(条件は違うけど)」とパフォーマンスすることが大切ではないでしょうか。
ですが、これだけは断言できます。
君たちは生まれる順番こそ違いますが、2人とも最愛の息子でございますよ。
2人とも溺愛しましょう、溺愛を。
それでは、また!
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