こんにちは、
正直にお答えします。私はバルコニーとベランダのちがいを、生まれてからずっと勘違いしていました。
バルコニー:比較的新しい家、マンションについている、洗濯物を外干しするスペース。
ベランダ:古い家、マンションについている、洗濯物を外干しするスペース。
だと思っていました。
ですがバルコニーとベランダのちがいは、築年数によるものではありません。
正しくは、
バルコニー:家の外にせり出した、屋根のないスペース。
ベランダ:家の外にせり出した、屋根のあるスペース。
なのですよ。知ってましたか?
誰も私の間違いを指摘してくれなかったので、私は30数年間もお恥ずかしい勘違いをした痛いおっさんでした。
しかし今はちがいます。バルコニーとベランダのちがいは、だれよりも深くマスターしました。
そこでこの記事では、知ってるようで知らない、
・バルコニーとベランダのちがい。
・バルコニーとインナーバルコニーのちがい。
について解説させて頂きます。
あなたもこの記事を最後まで読み、知ったかぶりを卒業しましょう!
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この記事の概要
3秒で分かる、バルコニー・ベランダの違いとは?
冒頭でもご説明しましたが、バルコニーとベランダの違いは、「屋根のある・なし」です。
バルコニー:屋根がない。
ベランダ:屋根がある。
ですので、築年数やデザインに関係なく、
屋根がなければ、バルコニー。
屋根があれば、ベランダ。
という、じつにシンプルな区別になります。バルコニーとベランダのちがいは、これ以外にございません。
マンションはベランダ?バルコニー?どっち?
ではマンションについているのは、ベランダでしょうか?それともバルコニーでしょううか?
・・・イエス、答えは「ベランダ」でございます。
なぜなら上に屋根(上階のベランダ)があるからです。屋根がついているから、ベランダ。マンションについているのは、ベランダでございます。
バルコニーとベランダは厳密には別モノですが、同じ意味で使われることも多いです。
ただしマンションの最上階で上に屋根がない場合は、「バルコニー」でございます。
またマンションの1階は、ベランダ・バルコニーでもなく、「テラス」と呼びます。
事例で違いを見る!ベランダとバルコニー。
しかしここで1つ疑問に思いませんか?
しかし最近のマンションでは「バルコニー」といいます。
・・・やはり築年数が関係しているのでは・・・?
実家のような築年数の古い建物についているのが、ベランダ。
最近建てられる新築住宅・マンションについているのが、バルコニー。
そんなイメージってありませんか?
きっとあなたの頭の中にあるベランダのイメージとは、
画像引用:野沢ガラス店
画像引用:古い家・古いアパート・古いお店
このような、ちょっと懐かしい実家のベランダではないでしょうか?
たしかに屋根がついているので、これらは「ベランダ」でございます。
こちらの中古住宅の2階についているのも、屋根があるので「ベランダ」ですよね。
このように築年数の古い物件についているのは、ほとんどが屋根のついているベランダでございます。
これが最近の築年数の浅い家になりますと、このようなバルコニーが多くなります。
こちらの家のバルコニーは「ルーフバルコニー」と呼ばれ、バルコニー面積が広いタイプ。
ルーフバルコニーは洗濯物の外干し以外にも、プチ・アウトドアのスペースとして使われる人気間取りの1つです。
このように見てみると、
・新しい家:バルコニー
・昔の家:ベランダ
と思いがちですが、いいえ、ちがいますよ。
こちらは新築住宅に設置された、とてもオシャレなベランダです。
画像引用:しゅう工務店
バルコニーと同様に家の外にせり出していますが、屋根がしっかりついています。ですので、これは「ベランダ」でございます。木の手すりがハイセンスですね。
ひと昔前の古い住宅についているベランダのイメージが強すぎて、「ベランダ=古い物件」と思いがちです。
ですが物件の築年数に関係なく、屋根がついていれば「ベランダ」なのです。
ちなみにバルコニーには、屋根を後付けできる。
画像引用:工事コミコミショップ
バルコニーとベランダの違いは、「屋根がある or ない」、これだけです。
しかしバルコニーは、屋根を後から付けることができます。
事例として多いのが、ポリカーボネートの屋根を設置すること。カーポートに使われる、あの屋根ですね。
バルコニーに屋根を後付けすることで、バルコニー最大のデメリット「雨に弱い」を克服できます。
し、しかしこれではベランダとバルコニーの区別がつかないような・・・。
もうここまでくると、完全にグレーゾーンでございます。
バルコニーに屋根をつけると「ベランダ」になるのか。それとも「屋根付きバルコニー」になるのか。
もはや白黒つけるのも、労力の割に合いません。
しかしバルコニーに屋根を後付けすると、いわゆる昭和の住宅によく見かけたベランダにそっくりです。
最近ベランダをめっきり見なくなった理由は、バルコニーに屋根が後付けできることが原因かもしれません。
バルコニー・インナーバルコニーの違いとは?
「バルコニー or ベランダ問題」が解決しても、まだ疑問が残っております。
イエス。それはインナーバルコニーです。最近の人気の間取りの1つですよね。
インナーバルコニーとは、奥まった場所に設置された、屋根のあるバルコニーのこと。
ですのでバルコニーとインナーバルコニーのちがいは、
・バルコニー:屋根がない。
・インナーバルコニー:屋根があるバルコニー。
と思われがちですが、残念ながらちがいます。
正しくは、
バルコニー:家の外にせり出したスペース。
インナーバルコニー:家の一部を凹ませてつくったスペース。
というのが正解です。
バルコニーとインナーバルコニーでは、家の構造からして違います。また家を建てるときの容積率の計算方法も変わります。
インナーバルコニーは、家の一部を凹ませたスペース。
バルコニーは家の外にせり出したスペースです。
それに対し、インナーバルコニーは家の一部を凹ませたスペースでございます。
通常のバルコニーよりも奥行きが取りやすく、広くて開放的な空間から「第二のリビング」と言われます。
広いスペースを利用してインナーバルコニーで、プチ・アウトドア(BBQなど)を楽しむ方も多いです。
インナーバルコニーは、しっかりと屋根におおわれているので、急な雨が降っても洗濯物が濡れる心配がありません。
なるほど、人気の間取りになるのも納得でございます。
インナーバルコニーの注意すべきデメリット。
しかしご注意くださいませ。
流行りのインナーバルコニーですが、4つのデメリットがございます。
1・家を凹ませてバルコニースペースを作るので、部屋が狭くなる。(少なくなる)
2・バルコニーよりも施工費が高い。(バルコニーの2倍程度)
3・インナーバルコニーの奥行2mを越える部分は、容積率の計算対象になる。
4・屋根が長くなるため、室内の日当たりが悪くなる。
とくに注意すべきなのは、「1・部屋が狭くなってしまうこと」です。
インナーバルコニーでは、家の一部を凹ませて半屋外スペースを作っているので、その分部屋が狭くなってしまいます。
その点、ベランダ・バルコニーであれば、家の外にせり出しているので、室内のスペースを圧迫しません。
これなら日当たりのいい部屋をサンルームとして使った方がよかったかな・・・。めそり
半屋外スペースを広くするか、それとも室内のスペースを広くするか。悩ましいところです。
まとめ:バルコニーとベランダの違いは「屋根」!
バルコニーとベランダの違いは、「屋根」でございます。
たったこれだけのことを熱く語ってしまい、申し訳ございません。ですが、1つスッキリしたことでしょう。
ベランダ:家の外にせり出したスペースで、屋根がある。
バルコニー:家の外にせり出したスペースで、屋根がない。
インナーバルコニー:家の一部を凹ませた半屋外スペースで、屋根がある。
このように定義されます。
とはいえ、実際の言葉はその時々であいまいです。
またバルコニーにあとから屋根をつけられるので、その意味ではますます違いはあいまいになります。
とはいえ、
・築年数の古いもの:ベランダ
・新築住宅についているもの:バルコニー
ではございません。
私のようなお恥ずかしい間違いには、ご注意くださいませ。
それでは、また!
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でも、広告に「バルコニー面積」という表記をよく見かける気がするのですが・・・。