こんにちは。
注文住宅で新築マイホームを建てるとき、外構で失敗・後悔する人があとを絶ちません。
なぜなら外構工事の打合せのタイミングが遅く、
・外構プランがあと回しにされがちで、検討する時間が少ない。
・家に予算がかかりすぎてしまい、外構の予算が残っていない。
・焦って決めてしまい、あとから後悔しがち。
などの問題があるからです。
外構は家の印象を決める大切な要素。ですので家の間取りプランだけでなく、外構の全体プランも早い段階から決めておくことが大切です。
この記事では注文住宅の外構で失敗しないための、
・打合せのタイミング。打合せの期限。
・打合せで注意すべきこと。
について解説させて頂きます。
家作りの最後の締めとなる外構工事。最後の最後で失敗しないよう、お気を引き締めくださいませ。
スポンサーリンク
この記事の概要
注文住宅の外構工事の打ち合わせのタイミング・期限は?
注文住宅の外構工事の打ち合わせは、2パターンあります。
1・ハウスメーカーが紹介する外構業者と打合せする。
2・自分で外構業者を探して、打合せする。
どちらの業者を選ぶかによって、外構工事の打ち合わせのタイミング・タイムリミットは変わります。
1・ハウスメーカー経由の場合:家の間取りプランが決まったあと、打合せスタート。
家の間取りプランが確定しないと、外構プランは決められません。そのため打合せは、早くても家の間取りプランが確定した後のスタートになります。
また入居前に外構工事を完了させるには、できるだけ早い段階で外構プランを決める必要があります。
プラン確定が遅くなってしまうと、引き渡し日程が延びることに。外構工事が1カ月(資材の取り寄せ2週間・工事2週間)かかるなら、その日数分、引き渡しの日から逆算しなくてはいけません。
ハウスメーカーの紹介する外構業者との打合せする場合、引き渡し前に外構工事がはじめられます。
入居してからすぐに快適な暮らしができる一方で、家作りと同時進行での打合せになるので慌ただしくなってしまいます。
2・自分で外構業者を探す場合:外構工事は引き渡し完了後、スタート。
「2・自分で外構業者を探す」場合は、ハウスメーカーとの請負契約とは別の契約になります。
そのため外構工事は、引き渡しが終わるまでできません。無事に引き渡しが完了し、ハウスメーカーの責任範囲から外れてから、ようやく外構工事がスタートになります。(通常、引き渡し当日が工事スタート)
工事スタートは遅くなりますが、家作りの契約とは別契約なので、時間の制限なくじっくりプランが検討できます。
打合せのタイミングも、
・家作りの最中に、打合せスタート。
・引き渡しが終わってから、打合せスタート。
・入居してしばらくしてから、打合せスタート。
など、自分の好きなタイミングで打合せできるメリットが。
そもそも外構は義務ではありませんので、無理くり期限内に収めるのがおかしな話でございまして。
外構工事の打ち合わせが忙しくなってしまうのは、家作りの期間内に外構工事まですべて終わらせようとするからです。
入居までに外構工事を整備することを最初から諦めてしまえば、焦ることなく自分のペースで打合せができますよ。
注文住宅の外構で失敗しない、打ち合わせの3つの注意
では注文住宅の外構工事の打ち合わせでは、どんなことに注意したらいいのでしょうか?
外構工事で失敗しないためには、次の3つに注意することが大切です。
1・入居前にやるべき工事、ゆっくり検討していい工事に分けて考える。
2・外構工事の予算をしっかり残しておく。
3・焦って決めてしまうぐらいなら、入居してからじっくり決めた方がいい。
家作りも終盤戦。疲れた思考回路で適当に打合せしないよう、ご注意くださいませ。
1・入居前にやるべき工事・ゆっくり検討していい工事に分けて考える。
注文住宅の外構工事をハウスメーカー経由で依頼する場合、引き渡しまでに工事を完了させるので検討する時間がありません。
ですので外構のすべてをじっくり検討できず、
「取り付け位置が使いづらい・・・。」
「やっぱり付けておけばよかった・・・。」
「これはいらなかったかな・・・。」
など不満が噴出してしまいます。
限りある時間を有効に使うには、外構工事に優先順位をつけることをおすすめします。
具体的には外構工事を、
・入居前にやるべき外構工事(コンクリート・砂利・芝・防草シート・門柱・フェンス)
・じっくり検討しても間に合う外構工事(ウッドデッキ・カーポート・物置)
にわけて考えてみて下さい。
業者から提案された工事全体をくまなく検討するのではなく、優先度の高いものから検討していきましょう。
・・・選択肢は3つなのに、決めきれませぬ・・・。
外構工事を優先度によって分類し、必要な外構工事にリソース(お金と時間)を集中させるのがポイントです。
また外構の予算も上限がございます。
優先度が低く、あとから追加で設置できるものにお金をかけてしまうのは得策ではありません。
・ウッドデッキ
・サンルーム、テラス屋根
・物置
など、あとから既製品をつけるだけの工事なら、入居してから設置しても同じでございます。
まずは外構工事の基本となるところ(敷地整備・境界線など)に予算を集中させるのをおすすめします。
2・外構工事は意外と高い!200~300万円は予算を残す!
注文住宅の打ち合わせで注意したいのが、予算です。
外構工事は意外と高く、キレイに整備しようとすると100万円ではぜんぜん足りません。
外構工事には天井がなく、美しいデザイン外構では500万円以上かかる例もあります。
ローコスト住宅より高い外構って、なにごとでしょうねぇ・・・。
新築住宅にかかる外構費用の目安は、建築費の10~15%と言われています。
たとえば1,500万円の注文住宅では、
が、目安となります。
もちろん、必要最低限の外構工事に限定すればコストカットできますし、逆に「もっとおシャンティな外構がいい!」とのことなら、この金額では足りません。
外構を整備するにはお金が必要です。しかし家作りに熱心になるあまり、もてる予算の多くを使い切ってしまうと、外構にまわすお金がなくなってしまいます。
すると「家は立派なのに、外構がショボショボ」という残念な家になってしまいます。
ははー、さては家作りで予算を使い果たしましたな(したり顔)
せっかくこだわりのつまった家を作ったのに、外構が手つかずではお恥ずかしい限りでございます。
せめて家の基本となる外構(敷地整備・境界線)の工事予算は確保しておきたいところです。
3・焦って決めてしまうぐらいなら、入居してじっくり検討した方がいい。
外構の打ち合わせでもっとも大切なのが、こちらでございます。
イエス、「焦って決めるぐらいなら、決めない方がマシ」、ということですね。
これは少しやりすぎな感じもしますが、いいえ、そうではありません。
なぜなら外構工事は、入居までにすべて整備する決まりはないからです。入居してからじっくりしてもいいのですよ。
本当は焦って決めなくてもいいのです。じっくり決めて頂いて。
ですが自ら、「入居までになんとかキレイに整備するんだ!」、と厳しいセルフノルマを課しているんじゃないですか。ストイックすぎでございます。
焦って決めるのは後悔のもとですよ。
本当にその外構工事は必要ですか?予算がないからと言って、安物で妥協してませんか?
外構工事は、迷ったら決めない。入居して暮らしながらじっくり検討しても、遅くはありません。
まとめ:外構工事の打ち合わせは、じっくり進めよう!
注文住宅の外構工事の打ち合わせのタイミングは、2パターンあります。
1・ハウスメーカー経由の場合:家の間取りプランが決まったあと。引き渡しまでに外構を完成させる。
2・自分で外構業者を探す場合:打合せは自分のタイミングで。外構工事は引き渡し後。
ハウスメーカー経由で外構工事をする場合、打合せの期間が短くなりがちなので、焦ってプランを決めないようご注意くださいませ。
外構工事の打ち合わせで失敗しないためのポイントは、この3つでございます。
1・入居前にやるべき工事・ゆっくり検討していい工事に分けて考える。
2・外構工事の予算をしっかり残しておく。
3・焦って決めてしまうぐらいなら、入居してからじっくり決めた方がいい。
外構工事は家作りの終盤戦に控えるラスボスです。じっくり検討して、後悔しない外構に仕上げたいところ。
ただし外構工事には、「あとで検討する!」という最強の選択肢がございます。
焦って決めるぐらいなら、決めない方がマシ!
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
▽ハウスメーカー経由で工事をするデメリットを知っていますか?
▽外構工事の業者の選び方は、こちらをチェック!
▽あわせて読みたい外構の記事はこちら!
こいつは・・・率直に言って忙しいであります・・・。