こんにちは。
「・・・え?メッシュフェンスが立てられないですと・・・?」
お隣さんとの境界線にメッシュフェンスを立てようと思っていた矢先、工事業者の説明を聞いて、私はひざから崩れおちました。
お隣さんとの境界はブロック塀(2段)だったのですが、使われていたブロックが「軽量ブロック」だったのです。
どうやら軽量ブロックでは、メッシュフェンスは立てられない、とのことでした。
ブロックには、
・軽量ブロック
・重量ブロック
2種類あり、メッシュフェンスが立てられるのは、重量ブロックだけのようです。
フェンスの支柱を立てる穴を開けるとき(コア抜き)、軽量ブロックでは強度不足で割れてしまうのです。
しかし私の買った建売住宅の境界ブロックは、軽量ブロックでございます。
困り果てた私は、複数の工事業者に見積依頼しました。その結果、とあるエクステリア業者が工事を引き受けてくれたのです。
そこでこの記事では、軽量ブロックにメッシュフェンスを立てる様子を実録させて頂きます。
「軽量ブロックだから、メッシュフェンスは立てられない・・・」と諦めるのは、まだ早いですよ!
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この記事の概要
軽量ブロックと重量ブロックの違いは?
「軽量ブロックにはメッシュフェンスは立たないらしい。」
そうは言っても、あなたは軽量ブロックが何たるやか、ご存じですか?
知ってるようで知らない、ブロックの豆知識をご紹介させて頂きましょう。
軽量ブロックとは?
画像引用:02memo日記
軽量ブロック(コンクリートブロックB種)とは、軽くて柔らかい材料で作り、気乾比重が1.9に満たないブロックのことです。
重量ブロックより軽く、叩いたときに「カンカン」と乾いた音がする特徴があります。
ブロックよ、ブロックよ、どうしてお前はそんなに難しい言葉を使うの?私にはさっぱり分かりませんよ・・・。
気乾比重は固さや重さの基準になる数字。数字が大きいほど、固くて重いことになる。
なるほどですね・・・。
どうやら軽量ブロックは比重が小さいので、もろくて軽いのですね。つまり強度が低いと。
ですので、軽量ブロックはブロック塀には使われません。
長い時間、雨風にさらされて、劣化して強度が保てなくなるからです。
軽量ブロックは、園芸などの強度の必要のない場所に使われます。
残念ながら、そういう場合もあります。ご注意下さいませ。
重量ブロックとは?
画像引用:菅野建材
重量ブロック(コンクリートブロックC種)とは、固くて重い材料で作り、気乾比重が1.9以上のコンクリートブロックです。
軽量ブロックよりもずっしりと重く、強度もあるので、建築資材としてブロック塀などに使われます。
軽量ブロックよりも厚みがあり、素人が見ても「何か違うぞ?」と違和感を感じるので、ホームセンターで軽量ブロックと間違えることはないでしょう。
フェンス立てるぐらいだし、軽量ブロックでも本当は大丈夫なのでは・・・ぶつくさぶつくさ・・・
重量ブロックの方が軽量ブロックより割高です。
しかし値段以上に性能がまったく違うので、安さに魂を売らずに、正しい用途で選ぶことが大切です。
軽量ブロックにフェンスを立ててみる!
さて、それではさっそく、軽量ブロックにフェンスを立ててみましょう。
今回は、軽量ブロックにメッシュフェンス(三協)を立てることにしました。
工事を請け負うのは、地元に根差したエクステリア専門店でございます。
軽量ブロックを「コア抜き」してメッシュフェンスを立てる。
メッシュフェンスを立てるとき、ブロックに穴を開けます。その作業は「コア抜き」と呼ばれております。
コア抜きは専用のコンクリートカッター(ドリル)で、キュイーーンと穴を開けます。穴の大きさはドリルの太さになるので、微調整はできません。
コア抜きのとき、軽量ブロックは割れる可能性があるようです。
・軽量ブロックの強度が足りない。
・軽量ブロックの幅が、コア抜きの穴の大きさと同じくらい。
軽量ブロックの本来の使い方ではないとは言え、心なさすぎます。
しかし工事業者さんは言ってくれたんですよ。
「たぶん大丈夫ですよ~(おっさんの営業スマイル)」
い、イエス。私はその言葉、信じますよ・・・。
軽量ブロックにメッシュフェンスが立った!
複数の工事業者に断られましたが、1社だけ引き受けてくれた工事業者がいました。
三願の礼をもって工事を依頼し、神様仏様に工事の無事を祈りました。
そして軽量ブロックにコア抜きして、メッシュフェンスを立てた結果・・・
ドドン!!
ドドドン!!
見事なまでの仁王立ちでございます。
こちらの写真の、丸く色が変わっているところが、コア抜きした跡です。
確かに、ちょっと間違えればブロックは割れていたかもしれません。
工事業者の神業に救われたようであります。
3カ月(90日)経過を観察してみた!
しかし無事にフェンスが立ったからと言っても、まだ安心はできません。
なにせ相手は軽量ブロックですから。軽くてもろいのが軽量ブロックです。いつの間にか軽量ブロックがぱっくり割れてるかもしれません。
ですので、設置してから3ヶ月(90日)後に、経過を観察してみました。
その写真がこちらでございます。
どうですか?3か月たっても、あのときと変わらない美しい立ちっぷりでございます。
軽量ブロックの幅ギリギリまでコア抜きしていますが、軽量ブロックにヒビが入っている様子は見られません。
これは完全に「立っている」と、高らかに宣言することができます。
追記:フェンスを立てて、2年が過ぎました。
「軽量ブロックにフェンスは立つのか?」
割れることを覚悟して工事したあの日から、2年がすぎました。
2歳だったは4歳になり、生まれたばかりの次男は2歳になりました。月日が流れるのは早いものです。
あのとき立てたフェンスは、今でも立派に立っております。
ときおり子供たちがフェンスにしがみつきますが、何食わぬ顔でそびえ立っておりますよ。
「軽量ブロックには、メッシュフェンスは立てられない。」
理論的にはそうかもしれませんが、しっかりと立っております。
「軽量ブロックだから、メッシュフェンスは立てられない・・・」と諦めるのは早いかもしれません。
成功のポイントは、複数の工事業者に見積依頼すること。
軽量ブロックにメッシュフェンスを立てる場合、複数の工事業者に見積依頼することがポイントです。
なぜなら工事業者によっては、工事をお断りされるからですよ。
だってそうですよね、軽量ブロックがコア抜きで割れてしまったら、一大事じゃないですか。責任取れないですよ。
ですので、複数の工事業者に見積依頼をして、「うちならできますよ!」と言ってくれる業者を探すのがポイントなんですよ。
あまり日常生活と関わりがないので、どこに見積依頼したらいいのか分からないのですが。
工事業者は普段目にすることがないので、存在自体を知りません。
ですがご安心下さいませ。
外溝工事のことなら【ロイヤルガーデン】は、ネットから問い合わせするだけで、自宅まで無料出張見積りをしてくれますよ。(ただし関東周辺限定)
地元のホームセンターに見積依頼をするのはもちろんのこと、その選択肢にプラスワンとして、ロイヤルガーデンに依頼しておけば、もしものときの保険になります。
軽量ブロックにメッシュフェンスを立てる工事は、業者によっては断られてしまいます。
ですので、最初から複数の業者に見積依頼をしておけば、「やってくれる業者」を簡単に見つけられますよ。
まとめ:軽量ブロックにメッシュフェンスは立つ!
それでは、まとめましょう。
軽量ブロックにメッシュフェンスを立ててみた結果は、次の通りでございます。
1・軽量ブロックは、コア抜きで割れる可能性がある。
2・軽量ブロックの幅ギリギリまでコア抜きされる。
3・軽量ブロックにメッシュフェンスは立った。2年経っても異常なし!
「お隣さんとの境界ブロックが軽量ブロックだった・・・」
家を買ってから気がついても、遅いんですよね。
でもメッシュフェンスが立てたいんです。諦めきれないんです。
基本的に軽量ブロックにはメッシュフェンスは立てられないのですが、裏メニュー的に立てられるようですよ。
私は無事にメッシュフェンスが立てられて本当によかったです。
メッシュフェンスを立てる工事業者を探すときは、複数の業者に声をかけてみて下さいませ。
やってくれる業者がすぐに見つかりますよ。
それでは、また!
次の記事はこちらです。
なんとか軽量ブロックでもフェンスは立てられないのでしょうか?