こんにちは。
T-SQUAREに憧れてコピーバンドを始める、そこのあなた!
・・・完全に同志でございますな。
いや、実は何を隠そう、私も学生時代にT-SQUAREのコピーバンドをやっていたものでして。
T-SQUAREの曲はどれもかっこいいのですが、さすがフュージョン系と呼ばれるだけあって、楽譜が鬼難しいのですよね。
T-SQUAREの楽譜は、しばしば音符で真っ黒に埋め尽くされております。譜読みすら億劫になるレベルでございます。
これからコピーバンドを始める方にとって、T-SQUAREの楽曲はハードルが高く感じますが、中には初心者にも挑戦しやすい曲もあります。
そこでこの記事では、私がコピーバンドを経験した中から、難易度別にT-SQUAREの楽曲をまとめさせて頂きました。
ぜひバンドのレパートリーのご参考にして下さいませ。
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この記事の概要
難易度別!T-SQUAREのコピーバンドのおすすめ曲!
難易度別にお勧め楽曲をご紹介させていただく前に、まずは簡単に難易度の測定基準をお伝えしましょう。
今回、曲の難易度は次の基準に従って判断させて頂きました。
・各パート【フロント(サックス、フルート、EWI)・ギター・ピアノ・ベース・ドラム】ごとの難しさを10段階で判定(1が最も簡単、10が鬼難しい)
※ただし各ソロパートは完全にコピーしないのが前提。
・曲の構成、アンサンブルの難易度を10段階で判定。
・追加パートの必要性を10段階で判定。(1はなくてもいける、10は絶対必要)
・上記の合計点を次の計算により難易度(最大値は100、小数点繰上げ)を測定!
難易度=点数÷80×100
判定基準は私がコピーバンドでやってみた基準になります。相当個人的な所感が入りますが、何卒ご了承下さいませ。
練習曲に最適な曲。【初心者向け】
第16位:Turth
【難易度】23
【収録アルバム】Turth 他
フロント | 3 |
ギター | 3 |
ピアノ | 3 |
ベース | 2 |
ドラム | 2 |
曲の構成 | 2 |
アンサンブル | 2 |
追加パートの必要性 | 1 |
合計 | 18 |
【所感】
T-SQUAREを代表する曲は難しいと思いきや、実は簡単でございます。曲の構成もシンプルで、8分音符が中心なので演奏しやすいです。
演奏するために必要な楽器も5人で済むのも練習曲にお勧めでございます。
ただしテンポが早いので乗り遅れないように注意が必要です。ギターソロは最初のイントロをしっかりコピーすれば、スクエアっぽい雰囲気が出ますよ!
第15位:OMENS OF LOVE
【難易度】25
【収録アルバム】R・E・S・O・R・T
フロント | 2 |
ギター | 3 |
ピアノ | 2 |
ベース | 2 |
ドラム | 2 |
曲の構成 | 2 |
アンサンブル | 2 |
追加パートの必要性 | 5 |
合計 | 20 |
【所感】
T-SQUAREを代表する曲にして、コピーバンドの登竜門的楽曲でございます。明るく爽やかな曲であり、尚且つ演奏者にも優しい曲であります。
練習曲にお勧めな曲ですが、逆に言えばこの曲ができないと、この先のコピーバンドライフは暗雲が立ち込めてしまいますな。
この曲を練習曲にして、バンドメンバーの結束を計りましょう!
第14位:TRIUMPH
【難易度】35
【収録アルバム】welcome to rose garden
【難易度】
フロント | 5 |
ギター | 3 |
ピアノ | 2 |
ベース | 3 |
ドラム | 3 |
曲の構成 | 3 |
アンサンブル | 3 |
追加パートの必要性 | 6 |
合計 | 28 |
【所感】
アルバム「welcome rose garden」に収録されているオープニングナンバー。8分音符が中心で演奏しやすいですが、アップテンポで全体的に裏拍が多いのが特徴です。
それぞれのパートは難しくはありませんが、アンサンブルがやや難しいのがたまにキズ。しかし結成したてのバンドでもできないレベルではありません。
ブラスセクションの音を再現する為に、キーボードは2台準備すると、本物感が一層高まります。
第13位:Praise
【難易度】38
【収録アルバム】GRAVITY
【難易度】
フロント | 6 |
ギター | 8 |
ピアノ | 2 |
ベース | 1 |
ドラム | 5 |
曲の構成 | 3 |
アンサンブル | 3 |
追加パートの必要性 | 2 |
合計 | 30 |
【所感】
エレキギターがメロディを奏でるバラードナンバー。やってみるとすぐに気が付きますが、エレキギターでメロディを歌いあげるってこんなにも難しいのかと実感しますぞ。
イントロから冷や汗もののギターですが、曲の最後には燃えるようなギターソロが待ち構えております。
最初から最後までギターにスポットライトが当たる、裏を返せば「ギターがこければ、バンドがこける」、まさにギター泣かせの一曲でございますね。
追加パートなしでも原曲に近い演奏することが可能です。キーボードが2台あればストリングスの音を加えましょう。
第12位:風の少年
【難易度】40
【収録アルバム】sprits
【難易度】
フロント | 4 |
ギター | 4 |
ピアノ | 7 |
ベース | 3 |
ドラム | 3 |
曲の構成 | 5 |
アンサンブル | 3 |
追加パートの必要性 | 3 |
合計 | 32 |
【所感】
アルバム「spirits」に収録されている、超・爽やかナンバー。アルバムではアコースティックギターが多重録音してありますので、アルバム通りに再現するのは難しいところ。
しかしアコースティックギターがなくても、なくても雰囲気は出ますのでご安心を。テンポは早いですが、リズム・アンサンブルともに、常識の範囲内のシンコペーションでございます。
しかし楽曲はシャープが4つもついており、運指になれるのには時間が必要でしょう。
第11位:明日への扉
【難易度】41
【収録アルバム】HUMAN
【難易度】
フロント | 3 |
ギター | 3 |
ピアノ | 6 |
ベース | 2 |
ドラム | 1 |
曲の構成 | 3 |
アンサンブル | 10 |
追加パートの必要性 | 5 |
合計 | 33 |
【所感】
8分音符が続く典型的な8ビートの楽曲で、特に難しいリズムもメロディもありません。
そうなのです、明日への扉には、1か所だけ16分音符がオンパレードする部分があるのです。
私はどうしてもその部分だけ弾けませんでした。その結果、それ以外の部分は演奏できるにも関わらず、ライブでは演奏したことのない、幻のレパートリーとなってしまいました。
ちょっと手を伸ばせば、手が届くレベル。【中級者向け】
第10位:The end of summer
【難易度】49
【収録アルバム】spirts
【難易度】
フロント | 7 |
ギター | 5 |
ピアノ | 5 |
ベース | 8 |
ドラム | 6 |
曲の構成 | 4 |
アンサンブル | 3 |
追加パートの必要性 | 1 |
合計 | 39 |
【所感】
とても美しいバラードナンバーで、フロント(サックス)がどれだけメロディを歌い上げられるかによって、曲の完成度が決まってしまいます。
アンサンブルが難しいというより、個人の技量が曲の出来栄えに反映されるので、個人のスキルアップは不可欠でしょう。
またベースにメロディとソロもありますし、さすがベーシストが作曲しただけあって、ベースラインが難しい(美しい)であります。
第9位:宝島
【難易度】55
【収録アルバム】S・P・O・R・T・S 他
【難易度】
フロント | 3 |
ギター | 5 |
ピアノ | 6 |
ベース | 7 |
ドラム | 7 |
曲の構成 | 7 |
アンサンブル | 6 |
追加パートの必要性 | 3 |
合計 | 44 |
【所感】
T-SQUAREの代表的なナンバーで、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。知っている人も多いので、ライブ受けするナンバーでございます。
楽曲は16分音符が続き、シンコペーションのリズムが特徴でございます。こてこてのフュージョンでございますね。
16分音符の裏拍をきれいにとれると、曲がすっきり仕上がりますよ。
第8位:FROM TANJAVUR
【難易度】56
【収録アルバム】SWEET &GENTLE
【難易度】
フロント | 5 |
ギター | 7 |
ピアノ | 4 |
ベース | 8 |
ドラム | 4 |
曲の構成 | 5 |
アンサンブル | 8 |
追加パートの必要性 | 4 |
合計 | 45 |
【所感】
エスニック風でとてもかっこいい曲ですが、ギターとベースのユニゾン、ソロがあり、それぞれに求められるスキルは相当高いでしょう。
またベースにはスラップ奏法が多用され、慣れないベーシストは苦戦するかもしれません。
曲のテンポが早くないので、16分音符の練習には最適でございましょう。
がっつり練習すれば、なんとか演奏できるレベル。【上級者向け】
第7位:夜明けのヴィーナス
【難易度】59
【収録アルバム】真夏の惑星
【難易度】
フロント | 6 |
ギター | 6 |
ピアノ | 4 |
ベース | 5 |
ドラム | 5 |
曲の構成 | 6 |
アンサンブル | 7 |
追加パートの必要性 | 8 |
合計 | 47 |
【所感】
とにかくアップテンポで8分音符でも、気を付けないと乗り遅れてしまうナンバー。
爽やかな曲調の裏には、ハイスピードでアンサンブルが進む実にスリリングな曲。
よくアンサンブルの練習をしないと、演奏中に空中分解してしまうでしょう。
原曲は多重録音しているので、キーボードを2台揃えないと、雰囲気を出すのは難しいかもしれません。
第6位:Dandelion Hill
【難易度】65
【収録アルバム】IMPRESSIVE
【難易度】
フロント | 7 |
ギター | 5 |
ピアノ | 8 |
ベース | 6 |
ドラム | 7 |
曲の構成 | 6 |
アンサンブル | 8 |
追加パートの必要性 | 5 |
合計 | 52 |
【所感】
こちらはフロントがフルートのナンバーですね。とても爽やかでございます。
これぞスクエア!!と思ってやりたい人が続出する一方で、アップテンポの16分音符にやられて挫折する人多数でございます。
私は必死に練習した末、どうにか人前で演奏できるレベルにはなったものの、演奏中の汗のかきっぷりは尋常ではありませんでした。
第5位:TRELA ALEGRE
【難易度】69
【収録アルバム】bule in red
【難易度】
フロント | 8 |
ギター | 8 |
ピアノ | 7 |
ベース | 9 |
ドラム | 8 |
曲の構成 | 8 |
アンサンブル | 9 |
追加パートの必要性 | 6 |
合計 | 55 |
【所感】
こちらもフルートナンバーですね。原曲ではさらっとして、とてもゆったりと聞こえるのですが、演奏するのはとても難しい曲であります。
まずテンポが速いです。ゆったり聞こえたボサノヴァの雰囲気は、どうやら演奏者には関係ない模様であります。
さらにソロパート、ユニゾンパートが多く、練習量がモノをいうナンバーとなっています。
5人編成でもしっかりと原曲に近い雰囲気を作れますが、それぞれの求められるスキルは非常にハイレベルとなっていますので、ご注意下さいませ。
第4位:サムライメトロポリス
【難易度】71
【収録アルバム】blue in red
【難易度】
フロント | 6 |
ギター | 7 |
ピアノ | 3 |
ベース | 8 |
ドラム | 7 |
曲の構成 | 7 |
アンサンブル | 9 |
追加パートの必要性 | 10 |
合計 | 57 |
【所感】
16ビートでありながら、8分音符がシャッフルになっているので、独特のノリをつかむのがポイントです。
曲中にギターとベースのユニゾンがありますので、各パートのスキル、練習量は覚悟しなければなりません。
ブラスセクションが曲中のアクセントになっているので、キーボードは2台必要でしょう。
越えなければいけないハードルが色々ありますが、練習してコピーできたときの達成感は格別な一曲でございます。
これができたら、プロ・セミプロレベル!
第3位:CONTROL
【難易度】78
【収録アルバム】NATURAL
【難易度】
フロント | 8 |
ギター | 8 |
ピアノ | 5 |
ベース | 9 |
ドラム | 9 |
曲の構成 | 8 |
アンサンブル | 10 |
追加パートの必要性 | 5 |
合計 | 62 |
【所感】
聴くだけなら大好きな曲ですが、「やってみろ」と言われたら「ごめんなさい」としか言い返せない曲でございます。
なにせ難しいですから。楽譜の中には16分音符ばっかりですから。シンコペーションだらけですから。
どれをとっても出来る要素なし。そしてお蔵入りとなってしまった一曲でございました。
第2位:LUCKY SUMMER LADY
【難易度】79
【収録アルバム】Lucky Summer Lady
【難易度】
フロント | 7 |
ギター | 8 |
ピアノ | 5 |
ベース | 7 |
ドラム | 8 |
曲の構成 | 10 |
アンサンブル | 8 |
追加パートの必要性 | 10 |
合計 | 63 |
【所感】
スクエア初期の楽曲にして、ラテンナンバーでとても陽気な1曲。しかし演奏面はハードルが高く、フュージョン系バンドらしくシンコペーションバリバリでございます。
またフロントはフルートですが、メロディは音域が高く、やっとこすっとこ音が出るレベルではとても対応できないでしょう。
ベース・ドラムでラテンのノリを醸し出すのは、練習というよりセンスが問われそうでございますね。
第1位:MEGALITH
【難易度】98
【収録アルバム】NEW-S
【難易度】
フロント | 10 |
ギター | 10 |
ピアノ | 8 |
ベース | 10 |
ドラム | 10 |
曲の構成 | 10 |
アンサンブル | 10 |
追加パートの必要性 | 10 |
合計 | 78 |
【所感】
文句なしの難易度ナンバー1は、みなさまお待ちかねのこの1曲でございます。
アマチュアのバンドでも演奏している動画を見かけますが、「いやいやプロに転向した方がいいんじゃないの?」と思ってしまうほど難しい曲です。
そもそも私はどこをどう練習したら演奏できるのか、皆目見当もつきません。楽譜を見たことはありますが、黒い何かに埋め尽くされていて、とても読む気にもなれませんでした。
もしもう一度生まれ変われるチャンスがあるならば、今度こそメガリスが演奏できる人になりたいです。
まとめ:ステップごとに経験を積んでいこう!
以上、T-SQUAREのコピーバンドをやった経験から、楽曲を選定させて頂きました。
かなり個人的な所感でしたが、楽しくレパートリーの参考にして頂ければ幸いでございます。
また今回ご紹介させて頂いた楽曲は、次のバンドスコアに収録されておりますよ。
残念ながら復刻版の1冊を除いては、プレミア価格になっているようであります。
バンドスコア1冊12,000円、T-SQUAREの曲が演奏できるならば、決して高い金額ではないでしょう。
あなたのお手元にバンドスコアが1冊あれば、これから始まるバンドライフはとても充実したものになるでしょう。
T-SQUAREの楽曲は難しい曲が多いですが、気長に挑戦していきましょう。素敵なバンドライフを。
それでは、また!