こんにちは。
楽器はできても音痴。
楽器は演奏できるのに、なぜか歌が歌えない。どうしても歌えない。カラオケなんて嫌いだ。
人に打ち明けられないレアなお悩みを持つ方は、案外たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
実は私も、3歳からピアノの英才教育を受けさせて頂いたものの、何を間違ったか酷い音痴だったのでございます。
それは大変悩みました。そして同時にとても恥ずかしい思いもして参りました。
しかし私はあることをきっかけに音痴を克服することができたのです。
楽器ができる音痴であった私は、いかにして音痴を克服したのでしょうか?
この記事では、楽器ができる音痴のあなたのために、音痴の克服方法について解説させて頂きます。
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この記事の概要
自分が音痴だと自覚した瞬間。
私は楽器ができる音痴でしたが、実のところ自分では「歌がうまい」と思っておりました。
そのため、自室で大音量で鼻歌を歌うこともあれば、合唱でも臆せず大きな声で歌っておりました。私は歌が大好きだったのです。
しかしピュアな私にも転機が訪れました。
それは小学校も高学年になる頃、隣で歌っていた山田君(仮名)がこそこそと私に話かけてきたときです。
「・・・ごめん、ちょっと小さい声で歌ってくれる?」
私は一瞬何のことか分かりませんでした。そして3秒ほど考えた後、こう思ったのであります。
今まで何気なく歌い、そして自分の歌声に聴き惚れていた私でしたが、よく考えてみると、自分の声なんて聞いているようで全く聞いてなかったのですよ。
そして私は、確かめるように自分の音程をよく聞きながら歌ってみることにしました。
・・・なんたる不覚・・・。
私はそれまで気持ちよく歌っていたのが、逆に恥ずかしくなってしまいました。
それどころか、自分が音痴だと分かった瞬間、もう人前で歌いたくない、歌が嫌いだ。と、歌がキライになってしまったのです。
やがて私は大人の階段を昇るにつれて、口パクという技術を身につけ、ますます歌から遠ざかっていったのでありました。
楽器のできる音痴だった私が、音痴を克服した方法。
合唱では口パク戦闘員。
カラオケでは存在を消して影となる。
歌を楽しむ生活とは遠い世界で生きてきましたが、あることがきっかけで、長年悩んでいた音痴を克服することができました。
音痴の克服のきっかけ、フルートに出会ったこと。
音痴を克服するきっかけになったのは、フルートに出会ったことでございます。
大学のサークルでフルートに出会ったことがきっかけで、私の音痴は劇的に治っていったのであります。
フルートは銀でできた横笛で、ビンの口に息を「ふー」と吐き出す要領で音を出します。
基本的にはそれぞれの音に対応したキー(ボタン)を抑えて息を吹けば、音が出る仕組みです。
しかし実際に吹いてみると、音は出るものの、ピッチ(音程)が一定に出ないのですよ。「ド」を吹いたはずなのに、「レに近いド」が出たり、「シに近いド」だったり。
ピッチの安定しないフルートで正確な音を出すのに必要だったのが、「音のイメージ」でした。
ほら、ドがなりましたよ!
音を出す前に、しっかりと音のイメージをする。「本当にこれで正確な音が出る?」のと思われた方。
・・・本当にそれで正確な音が出るんです。
私はフルートを通じて、「音をイメージしてから音を出す」という、音楽の基本中の基本であり、とても大切なことを学びました。
そして私は確信しました。
そう思った私は、一人暮らしの静かな部屋で秘密の特訓を始めました。
ボーカルのモノマネで音痴を克服。
私が一人暮らしの静かな部屋で始めた特訓。それはボーカルのモノマネでございます。
もしかしたらお隣の住人様は、「ついに隣人が発狂したか?」と思って通報寸前だったかもしれません。
しかし私は秘密にボーカルのモノマネをすることで、見事、音痴を克服することができたのです。
ですが健全な読者のみな様は、「どうしてモノマネで音痴が治るの?」と疑問に感じたことでしょう。
音痴をモノマネで治す。これには深い理由がございます。
まずモノマネをする為には、ボーカルの音・声をしっかり聞く必要があります。
歌い方はもちろん、どれくらいの声の高さ(音程)で歌っているのか、しっかり聞く必要があります。
またモノマネの完成度を上げるには、聞いて覚えた歌を、実際に歌ってみてチェックする必要があります。
自分で歌ってみた音程は、正しい音程になっているか。自分の声をよく聞いて、しっかりチェックしなければなりません。
モノマネと言うとすぐにモノマネ四天王のコロッケさんの顔が浮かんでしまいますが、実は歌の練習にはモノマネは最適な練習方法だったりします。
・人の声をしっかり聴く。
・人の声をイメージしながら、実際に声を出してみる。
・自分の声がイメージ通りか、チェックする。
どうですか?模範的なボイストレーニングじゃないですか。
一人暮らしの部屋でモノマネに明け暮れた私は、音痴を克服することができました。
・・・俺のとこ来ないか?
音痴を改善するには、
1・まずしっかりと歌を聞いて音程を覚える。
2・そして聞いた歌を実際に声に出してみる。
3・最後に声に出した歌が、正しい音程かチェックする。
この3ステップで改善できるのであります。
歌は「うまい、下手」は関係ない!
無事に私は音痴を克服し、それまで大嫌いだったカラオケが大好きになりました。
歌が大好きにはなりましたが、「じゃあ歌が上手いのか?」と言われれば、それは即答で「ノー」でございましょう。
私は秘密の特訓こそしたものの、誰かに習って歌の練習をした訳ではありません。全て自己流でございます。
ですので、ちょっと気を緩めると、すぐに音程を外します。
しかしですよ、私は気持ちよく歌が歌えるようになって、改めて思うことがあります。
オーディエンスはキレイな歌声に感動するのではありません。ボーカリストの声に乗せられた、魂・世界観に触れることで感動するのですよ。
だってそうではないですか?
実際よく耳にする音楽でも、お世辞にも歌が上手いとは言えないバンド・ボーカルはたくさんいらっしゃいますよね?
それでも私たちは彼らの音楽を愛して止まないのは、彼らのソウル・世界観が大好きだから。そうではないですか?
音痴は「歌が下手」の代名詞でございます。言われたら傷つきます。しかし問題はそこではないのです。
大切なのは、上手い下手ではなく、そこに魂があるかどうか。楽しんで歌っているかどうかなのでありますよ。
音痴でもいいじゃないですか。歌は楽しく歌ったもの勝ちでございますよ!
まとめ:楽器ができる音痴は、克服できる!
楽器が演奏できても、音痴である方はいらっしゃいます。
それは楽器が演奏できることと、自分の声を正しい音程にする能力が別だからです。
ですので、楽器ができる音痴ならば、自分の声を正しい音程で出す練習をすればいいのです。
1・歌をよく聞いて、正しい音程を覚える。
2・実際に声に出して歌ってみる。
3・歌ってみた音程が正しい音程か、チェックする。
音痴を克服する練習は、モノマネがおすすめです。
モノマネをするためには、正しい音程を出す、基本的な要素がすべて詰まっているのです。
また歌は下手でも、気にする必要はありません。
大切なのは、歌い手の魂。つまり、あなた自身が楽しく歌っているかどうか、なのです。
ぜひ楽しく歌っていきましょう!それでは、また!
音楽は楽しいですか?それとも辛いですか?
もし音楽が楽しくない・・・と思うなら、ぜひこちらの記事をご覧くださいませ。
・・・それって、もしや私が音痴ということですか!?ね、ねえ、山田君!?!?(混乱気味)