こんにちは。
ここ数年で音楽を聴く環境は、大きく変化しました。
かつてはCDを購入しなければ自宅で聴くことができませんでしたが、今では無料、もしくは月額数百円支払うだけで自分の好きな音楽を好きなだけ聴くことができます。
最先端の音楽と歴史と文化の宿ったCDショップも、ネット配信の充実によりずいぶん寂しい雰囲気になってしまいました。
品ぞろえ、価格、納期において、CDショップはネット配信に勝てる要素はないのかもしれません。
YouTubeやアマゾンプライム、AppleMusicの登場により、果たしてCDは時代遅れとなってしまったのでしょうか?
ネット配信の充実により、CDは時代遅れとなってしまったのでしょうか?
CDの持つ魅力・メリットとは何なのでしょうか?
この記事では時代にあがらうあなたのために、CDを買うメリットについて全力で解説させて頂きましょう。
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この記事の概要
現代の音楽を取り巻く環境。
CDを買うメリットを解説する前に、まずは現代の音楽を取り巻く環境について書かねばなりません。
かつては「音楽を聴く=CDを聴く」と言い換えられたほど普及したCDですが、CDを取り巻く環境はどのように変化したのでしょうか。
10年間で販売数量・売上ともに、約半分に。
結論から申し上げますが、CDの販売数量・売上は、10年間で約半分になってしまいました。
こちらは一般社団法人 日本レコード協会がまとめたオーディオレコード全体の統計でございます。
ご覧の通り、CDの販売数量・売上は2007年から右肩下がりで、10年後の2016年には販売数量・売上ともに約半分となっているのです。
ネット配信が充実するにしたがって、CDショップに行くこともCDを買うことも減ったと感じる方が多いのではないでしょうか。
「最近、CD買わなくなったな・・・」
と、あなたが思っていることは、実は隣に座っているお兄さんもお姉さんも思っていることで、それは目に見える数字という形で表れているのでございます。
ネット配信(音楽ソフト・有料音楽配信など)も減少傾向。
「CDが売れなくなったのは、ネット配信に市場を取られたからだ!」
・・・カンの鋭いあなたは、直感的にそう思ったのではないですか?
鋭いご指摘ありがとうございます。ですがそのご指摘は半分正解ですが半分は間違いでございます。
意外かもしれませんが、実はネット配信(音楽ソフト・有料音楽配信)の売上も減少傾向なのであります。
定額制のネット配信が充実しているので、利用する側してみれば利便性は格段に向上しております。
ですが、その一方で「着うた」などの主要商品が軒並み時代の波にのまれてしまい、売上は減少傾向なのでございます。
音楽を聴く環境は利用する側(聴く人)にとっては、とてもいい時代になったのかもしれませんが、作る側(アーティスト・制作会社)にとってはとても厳しい時代かもしれません。
参照元:わずかに減退、再び3000億円を切る…音楽CD・有料音楽配信の売上動向(2017年)(最新)
CDを買うメリット。
CDを取り巻く環境は、ここ10数年ですっかり変わってしまったようであります。
どうりで馴染みのCDショップが静かに閉店してしまう訳ですよ、納得でございます。
このような状況では、CDを買うメリットがないように感じてしまいます。
ですが、こんな時代だからこそ、CDを買うことに意味があるのでございますよ。
私はネット配信を利用しながらも、いまだにCDを買い続けております。それにはCDを買うことに次のようなメリットを感じているからあります。
デバイスに頼らない音源として最適。
CDの素晴らしいメリットは、ずばりデバイスに頼らない音源として最適なことです。
ひと昔前まではCDはCDプレーヤーでしか聴くことができませんでしたが、今ではパソコンを活用することで様々なデバイスで再生できるデータに変換できます。
CDプレーヤーはもちろん、
・パソコン
・スマホ
・DMP(デジタルミュージックプレーヤー)
で聞くことができます。
またMDやカセットなど、旧時代の戦友と協力して半アナログ的に音楽を楽しむこともできます。
ネット配信は万能のように見えますが、実は特定のデバイス(パソコン、もしくはスマホ)でしか聴けません。
ネット環境が構築され、ネット環境に対応した音楽プレーヤーがないと、好きな音楽が聴けません。
それはつまり、自分のライフスタイルに合わせて音楽を聴くというよりも、ネット環境に自分が合わせて音楽を聴くといった方が的確でしょう。
CDはあなたの音楽環境に合わせてカスタムして楽しむことができます。
メリットがなくなったように感じるCDですが、この魅力は大きいですよ。
定額配信サービスが永遠に続くとは限らない。
また忘れてはいけないのが、定額配信サービスは永遠に続かないということでございます。
サービス全盛期には「サービス終了」を疑う人はいませんが、どんなサービスだって永遠に続くことはありません。
だってほら、思い出して下さいよ。
ガラケーが携帯と呼ばれていた頃、あなたもこぞって着うたをダウンロードしていませんでしたか?
最新の曲を着メロにしたり、好み全開の選曲で個性をアピールしていませんでしたか?
よくぞ聞いて下さいました、この曲はですね・・・アーティストは・・・うんちくうんちく。
あれほど流行した着うたですが、10年たった今は平成中期を代表する歴史用語になってしまいましたよ。
同様にして、今は充実している定額サービス(アマゾンプライム、AppleMusic)も、ある日突然終了する可能性は否定できません。
もしもあなたが定額サービスに頼りきって音楽ライフを楽しんでいると、突然サービス終了したときのダメージが大きすぎます。
いやいやいや、何も聴く音楽がなくなるのですが、考え直して頂けませんか?
その点、CDを一度買ってしまえば、CDが壊れない限り永遠に音楽を楽しむことができます。
またバックアップを取ってしまえば、半永久的に音楽を楽しめますよね。
ネット配信が便利な時代だからこそ、このCDのもつメリットを考え直すべきでございましょう。
コレクションしても楽しい。
またCDのメリットは、コレクションして楽しいことでございます。
音楽は目を閉じて耳を澄まして楽しむものですが、音楽をCDとしてパッケージすることで視覚的にもコレクションして楽しめるようになります。
ネット配信でも大好きなアーティストの音楽を楽しむことはできますが、CDを買って手元に置くことでよりアーティストの息吹を身近に感じることができるのです。
理由ですか?「愛しているから」以外何もございません。
ネット配信では月額定額の聴き放題であるため、所有欲を満たすことができません。
しかしCDはあなたの手元に姿あるものとして、コレクションすることができます。
ちなみにですが、私は音楽への愛があふれ出てしまい、所有の300枚のCDをアルファベット順に並べてガラスケースに収納しておりますよ。
・・・愛ですね。
音楽を聴くという行為そのものが楽しい。
そして最後にCDの持つメリットは、「音楽を聴く」という行為を最高のエンターテイメントにしてくれることであります。
CDから音楽を聴くことは、クリックするだけで音楽が聴けるネット配信に比べて格段に手間でございます。
欲しいCDを探して買う。CDショップに行く手間もありますし、ネット販売なら届くまでの時間もかかります。
さらに開封してCDプレーヤーで再生するのにもひと手間かかりますし、次のCDと入れ替える手間もあります。
一見手間ばかりでめんどくさい極みですが、この手間そのものが音楽を楽しむ行為そのものなのですよね。
イエス、このアルバムにしましょう。
音楽を愛する同志なら、この気持ち共感頂けるのではないでしょうか。音楽を聴くという行為そのものが楽しくて仕方がないのですよ。
CDならば、音楽を聴く行為を最高に楽しいひと時にしてくれるでしょう。
まとめ:CDを買おう!CDを!!
それでは、まとめよう!
時代遅れに感じるCDを買うメリットは、次の通りでございます。
1・デバイスに頼らない音源として最適。
2・定額配信サービスが永遠に続くとは限らない。
3・コレクションしても楽しい。
4・音楽を聴くという行為そのものが楽しい。
CDが時代遅れですと?
ははー、さてはあなたはまだCDの持つ魅力、メリットにまだ気が付いていないのですね。
確かにCDがなくても音楽が聴ける便利な時代になりましたが、そんな時代だからこそCDの持つ魅力、買うことのメリットを今一度認識する必要があるのでございます。
定額配信サービスが永遠に続くとも限りませんし、何よりCDは「音楽を聴く」という行為そのものが楽しいのですよ。
今日のあなたの気分にあったアルバムは何でしょうか。
ぜひCDを買って音楽ライフを楽しみましょう。それでは、また!
なぜならCDには、ネット配信にはない魅力があるからでございます。