こんにちは。
最近、ゲームをしても楽しくない。
これは3歳からゲームをして育った私の30歳を過ぎて思う率直な感想でございます。
睡眠時間を削り、勉強するとウソをつき、友達と遊ぶ約束をすっぽかして遊び続けたゲームなのに、どういう訳だかつまらないのですよ。
それは「最近のゲームだからつまらない」からではありません。
やはり昔のゲームをやっても、途中で飽きて投げ出してしまうのです。
生涯の趣味を失った悲しみに包まれましたが、私は冷静にその原因を考えてみました。
その結果、「大人になるとゲームがつまらなくなる」という結論に達したのであります。
「大人になるとゲームがつまらなくなる」とは、一体どういうことでしょうか?
この記事ではその理由に迫っていきたいと思います。
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この記事の概要
大人になるとゲームがつまらなくなる理由。
大好きだったゲームも、大人になるとつまらなくなるのはどうしてでしょうか?
それは次の理由があるからではないでしょうか?
1・感動を分かち合える仲間がいない。
「大人になるとゲームがつまらなくなる」
そう感じるのは、あなたの周りで一緒にゲームをしてくれる人がいないからではないでしょうか?
一緒にゲームをしてくれる仲間がいないので、ゲームでの感動を共有できない。
だからつまらないと感じてしまうのではないでしょうかね。
一人で作業するようなRPGゲームでも、ゲームの感動を共有できるからこそ、楽しいものではないですか。
・どこまでプレイした
・レアアイテムを見つけた
・あのシーンで感動した
ゲームでの感動をリアルの友達と共有できるからこそ、楽しいのですよ。
しかし大人になると、このコミュニティが消滅してしまいます。
昔のゲームをして楽しいと感じるのは、「友達とワイワイして、楽しかった思い出補正」なのかもしれません。
2・ゲームシステムが簡単に感じてしまう。
ゲームの良しあしを決めるのは、ゲームバランスです。
難しすぎてもダメ、簡単すぎてもダメ。絶妙なゲームバランスこそ、人を熱狂させ、熱中させるのです。
しかし大人になってふとゲームをやってみると、どれもこれも簡単すぎるのですよ。
大人になると、知恵がつくもの。
大人の知恵をもってすれば、どのゲームシステムも単調に感じてしまうのですよね。
まあ、でもそれは仕方のないことですよ。
だって我々大人の生きている世界は、もっと複雑でややこしい世界ではありませんか。
・払ったお金が戻って来ない、年金システム。
・1票の格差どころか国民の声が政治に反映されない、選挙システム。
・働けど働けど給料が増えない、昇給システム。
難易度マックスの社会システムに比べれば、ゲームシステムが簡単に感じ、やりがいを感じられないのは仕方ありません。
3・弱い勇者が強くなって、最強になる物語に飽きた。
大人になるとゲームがつまらなくなるのは、いい加減、「弱い勇者が強くなって、最強になる物語」に飽きたからではないでしょうか。
作品の背景、キャラ設定の違いはあれど、基本的にゲームは全てこの流れですからね。RPG、アクション、問わず。
ゲーム序盤は装備も貧弱ですぐにやられる主人公が、冒険を重ねることで強くなり、強い敵にも勝てるようになる。
当然ながら強い装備は、物語終盤でしか手に入りません。
しかしこのシステムが、大人になった私からすれば、たまらなく退屈な展開なのですよね。
だって大人になれば、お金の力をつかって最初から最強装備を整えられるじゃないですか。
欲しいモノがあれば、一網打尽に箱買いしちゃうじゃないですか。それが大人なのですよ。
つまり大人はゲーム内で疑似体験する「成長」という要素を、既に現実社会で経験し、通り越してしまったのですよ。
「疑似体験」はゲームを楽しむ大切な要素です。
しかし大人になると現実世界で「成長」を経験してしまうので、ゲームがつまらなく感じてしまうのです。
4・終わりある物語より、終わりのない人生の方が楽しい。
貧弱だった勇者も冒険をするうちに強くなり、やがて世界を守る戦いに身を投じます。
世界を守る戦いには最後のボス(ラスボス)や裏ボスがいて、彼らを倒すためのレアアイテムの回収もあります。
しかしラストミッションをクリアしてしまうと、もうそれ以上ないのですよね。文字通り「終了」なのであります。
どんなに好きで感情移入したゲームでも、やがてそれは終わりを迎えてしまいます。
何度話かけても村人は同じ会話しかしませんし、どんなに敵を倒しても、新たな敵が現れることもありません。
大好きだったゲームの終わりを感じると、我々大人たちは急に冷めてつまらなく感じてしまいます。
また大人は既に社会に出て、人生そのものを冒険しているのです。
人生には終わりがありません。
村人は毎日違うことをしゃべりますし、思いもよらないところから急に強い敵が現れる(競合他社の売り込み)もあります。
リアルな人生は辛いですが、飽きないのですよね。
それに気が付いてしまうと、ゲームのキャラと過ごした日々には戻れないのであります・・・はらり。
5・リアルでの楽しい経験には勝てない。
ゲームの楽しさの1つには、人間ドラマがあるでしょう。
旅する仲間同士で衝突したり、認めあったり、仲間割れするものの、最終的には同じ目標に向かって進む。
また志半ばで別れてしまう仲間に涙したりするものです。
しかし大人になるにつれ、ゲームでの疑似体験だった人間ドラマは、リアルで体験するようになってきます。
・バイクで海まで意味もなくツーリングしたときの朝日、そして海の匂い。仲間の笑い声。
・学生時代にケンカ別れした友人と、10年ぶりに再開し、お互いを許し合った。
どんな人生にも物語があるように、生きていると色々あるのですよね。いいことも悪いことも。
だから大人になるにつれて、リアルでの体験が増えてくると、ゲームでの疑似体験では満足できなくなってしまうのです。
6・リアルのマネ-ゲームにはまる。
そして最後に大人になるとゲームがつまらなくなってしまうのは、リアルのマネーゲームにハマってしまうからではないでしょうか。
大人の生きる社会は、いわばマネーゲームの世界。
お金を稼ぐことを目的に、一定のルールを定めながら不特定多数のプレイヤーと競合するのであります。
ときに同業者とバトルすることもあれば、共に手を組んで強敵(大企業)を倒すこともあります。
基本的に、法と仁義に触れなければ何でもアリの世界です。
マネーゲームは厳しいゲームですが、その反面、すごく楽しいのですよね。
自分の人生をかけてプレイするマネーゲームは、手に汗にぎるスリリングなゲームなのですよ。
時に負けて失業することもありますが、勝って生活が豊かになることもあります。
大人の代名詞とも言うべき、マネーゲーム。
この魅力にハマってしまうと、バーチャルでしかないゲームが色あせてしまい、つまらなく感じてしまうのだ。
まとめ:ゲームがつまらない。それは大人の階段を上ったのかも。
それでは、まとめましょう。
大人になるとゲームがつまらなく感じてしまう理由は次の通りでございます。
1・感動を共有できる仲間がいなくなる。
2・ゲームシステムが単純に感じてしまう。
3・「弱い勇者が成長する物語」に飽きてしまう。
4・終わりあるゲームより、終わりのない人生の方が楽しく感じてしまう。
5・リアルの感動体験をすると、ゲームの疑似体験では満足できなくなってしまう。
6・マネーゲームにハマってしまう。
ゲームをしてもつまらないと感じるのは、「最近のゲームがつまらない」というのは間違いであります。
正しくは、あなたが大人になったから、ゲームがつまらなくなってしまったというべきでしょう。
これはまるで少年が夢から覚めてしまった。そんな感覚ではないでしょうか。
夢から覚めると、もうゲームの世界には戻れません。
あぁ、寂しいですなあ・・・。
しかし涙を拭いて、リアルな世界を生きていきていきましょうよ、だって大人ですもの。
それでは、また!
追記:オンラインゲームは大人がやっても楽しいらしい。
たくさんの方から反響頂き、コメントにもありますが、どうやらオンラインゲームは大人がやっても楽しいようです。
・アップデートされるので、世界が終わらない。
・遠く離れたプレーヤーとコミュニケーションが取れる。
・ゲームの感動を分かち合える。
なるほど、確かにこれは大人がやっても楽しいゲーム。いえ、大人だからこそ、楽しめるゲームかもしれませんね。
以前私もオンラインゲームにはまって、廃人になった経験があります。
さすがに結婚して子供もいるので、いまさら廃人には戻れませんが、適度を守りながら再びプレイしてみようかな・・・と思いました。
ちなみにですが、オンラインゲーム大手のハンゲームなら、無料で楽しめるゲームもたくさんあります。
登録は無料ですので、気軽にプレイしてみるのもいいですね。