こんにちは。
必要ない営業は断りたい。けど営業マンがやり手だと、断れずについ契約してしまう。
そんな悩みを抱えるあなたは、きっと心の優しい方なのでしょう。
相手(営業マン)を思いやれる優しいあなただからこそ、キツイ言葉で追い返すことができないのですよね。
しかし、いいんですよ。いらない商品だったら、「いりません」と言って下さって。
我々営業マンのお仕事は、いらない人にいらない商品を押しつけることではないのですから。
そこでこの記事では、心の優しいあなたでもできる、スマートな営業の断り方について解説させて頂きましょう。
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この記事の概要
世界で最もスマートな営業の断り方。
私は今でこそ営業代行として生きておりますが、営業マンになる以前は、すごく営業を断るのが苦手でした。
営業マンの押しの強さに負けていらない商品を契約したり、雑談しているうちにいい気になって買ってしまったり。
その後、後悔したこと数知れずでございます。
しかし私は逆の立場の営業マンになったことで、「こんな風にされたら手も足もでない」という、営業の断り方を身をもって学びました。
現役営業マンが教える、世界で最もスマートな営業の断り方は、次の通りでございます。
最も効果があるのは、門前払い。
スマートな営業の断り方で最も効果があるのは、「門前払い」でございます。
門前払いとは読んで字のごとく、家(会社)の前の門、もしくは家の玄関の前でお帰り頂くことです。
なぜ門前払いが効果的な断り方なのか?
それは営業マンと直接顔を合わせないからであります。
営業マンは対面販売のプロですので、直接顔を合わせることで、そこから一気に営業をたたみ掛けることができるのです。
・相手の表情
・声のトーン
・しぐさ
・服装
などの情報から、最適なセールストークを選び、販売への糸口を探すのですよ。
営業マンは相手と対面することで、多くのセールス情報を入手します。つまり、断り辛くなるのです。
これは裏を返せば、門前払いで直接顔を合わせなければ、営業マンは手も足もでないということです。
ですから、いらない商品・サービスだと思ったら、門前払いで営業を断るのが効果的なのでございます。
切返しトークには、答えない。
いらない商品だから断っているのに、切返しトークで逆に質問攻めにされたら、超うざいですよね。
断った相手(お客さん)に対して、逆に質問することで商品の魅力・必要性を認識してもらうセールストーク。
つまり切返しトークとは、「ああ言えばこう言う」、「こう言えばああ言う」セールストークでございます。
もちろん、適切なタイミングで適切な人物(キーマン)に使うことで、商談がお互いにとってメリットのあるものになります。
しかし残念ながら、自分の売上のことしか考えない営業マンが使うと、超絶ウザいのですよね。
でも、このウォーターサーバーはめっちゃオシャレで、部屋に溶け込むデザインなんですよ。(切り返しトーク)
さらに使用料も安いですし、今このタイミングで決め手頂ければ、なんと半年間サーバー代が無料になります(メリット提示)
良くも悪くも、お客さんの「NO」をねじ曲げるのは、案外簡単だったりします。
だからこそ、それが本当にいらない商品だったら、営業マンの切返しトークには一切答えないで頂きたいのですよ。
切返しトークに対して何度断っても、その都度切返されるだけで終わりがありません。
営業を断るときは、短い断りのフレーズ「いりません」を繰り返し伝え、営業マンの質問には答えないのが鉄則でございます。
強引な営業マンは、強く言わないと分からない。
営業マンにも色んなタイプがいますが、なかでも用心すべきは、強引な営業マンでございます。
彼らは多少のトラブルもいとわず、あの手この手を使って契約を迫ってきます。
強引でしつこい切返しトークはもちろん、契約書をアンケート用紙と偽ったり、プレゼントを渡して「こちら(契約書)にサインを・・・」とサインを求めたり。
私も同じ営業の仕事をしていますが、やはり同じ業界にも強引な営業マンは一定数いるのですよね。
しかし本当にご注意下さいませ。彼らにとって、あなた(我々の)常識は一切通用しないですから。
強引な営業を断るにはどうしたらいいのか?
それは、「強く、はっきり断る」しかありません。
断るにしても、人を傷つける言葉を言いたくないのは分かります。しかしこのような場合は、「種族が違う」と思いましょう。
・・・では、こちらに受取りのサインを。
ごく稀ですが、種族の違う営業マンに出会ってしまうこともあります。そんなときはためらってはいけませんよ。
むしろ、きっぱりと強く断ることが、彼らへの優しさになるのです。
営業マンの「泣き」は話半分に。
営業手法の一つに、お客さんの感情に訴えかける方法がございます。通称「泣き」「お願いセールス」と呼ばれるセールステクニックでございます。
「泣き」「お願いセールス」はお客さんから同情を買うことで、ちゃっかり商品も買って頂く手法でございます。
お客さんの前で泣くほどお願いすることは、一生懸命に営業している裏返しでもありますので、これが全て悪いとは言いません。
しかしでございます。・・・やりすぎる営業マンがいるのですよ。
感情に訴えかける営業は、難しいスキルが必要ない上に、案外効果があったりするので、それを乱用する営業マンもおります。
女性営業が、いきなり涙しながら新聞の営業にきた。しかし契約が取れないと分かった途端、涙は消え、さっそうと次の訪問先に向かって行った・・・。
という話を聞いたこともあります。
営業マンに泣かれると同情してしまうのが、人の性(さが)。
しかしご注意くださいませ。残念ながらその優しさを悪用する営業マンもいるのです。
だから営業マンの「泣き」は、話半分ぐらいに聞くのが丁度いいのです。1度や2度泣かせて、3回泣いたら、本物だと認めるぐらいが丁度いいかと思います。
営業マンの涙は、もしや目薬を入れただけかもしれません。
いらない商品なら、感情に流されないではっきりお断りしましょう。
強引な営業がなくなって欲しい。
と、ここまで営業の断り方を書いてきましたが、ここで少しだけ私の本音を書かせて頂きましょう。
営業の断り方を書かねばならないのは、「強引な営業が存在するから」でございます。
強引な営業は、必要ない商品を、必要としていない人に売ってしまうので、その後誰もハッピーになりません。
営業の仕事は、本来、「必要な人に、必要な商品を届けること」だと私は思っているので、これは実に悲しいことです。
しかしながら、私は紆余曲折ありながらも、2017年6月に営業代行の会社を立ち上げ、独立しました。
現在の営業のイメージは、「しつこい」「断れない」「ウザい」「しんどい」など、売る側・買う側にとってもマイナスのイメージが強いものではないでしょうか。
私はこのマイナスの営業のイメージを、少しでもよくしたいと願っております。
必要な人に必要な商品を届け、メーカー・商社、そして購入者が幸せになる。
関わる人全員がハッピーになる営業をする、営業代行の会社にしていきたいと思っております。
まとめ:スマートな営業の断り方をマスターしよう!
さて、それでは営業の断り方についてまとめましょう。
営業を効果的に断るには次の方法が有効でございます。
1・最も効果的なのは、門前払い。
2・切返しトークには、答えない。
3・強引な営業マンには、強く言わないと分からない。
4・営業マンの「泣き」は話半分に。
営業が上手に断れない心優しいあなたは、もしやこの方法が世に公開されたことで、
「全ての営業マンが売れなくなってしまうのでは?」
と、心配していませんか?
・・・ご安心くださいませ。
本当にデキる営業マンは、この状況でも売ることができます。なぜなら彼らは「欲しい人」を見つけるのが得意だからでございます。
この記事では営業の断り方を解説させて頂きましたが、私の立場上、本当は「強引な営業」がなくなって欲しいと願っております。営業がクリーンになる未来に向けて、一歩一歩歩んでいく次第でございます。
それでは、また!
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