何社から取るべき?注文住宅でハウスメーカーから相見積りする8つの注意!

こんにちは。

 

ハウスメーカーを比較して選ぶとき、相見積もりは欠かせません。

複数のハウスメーカーを相見積もりの天秤にかけて吟味することで、家作りのベストパートナーが選べます。

 

ではハウスメーカーの相見積もりは、何社に依頼すべきでしょうか?

また相見積もりを依頼するときは、どのようなことに注意すべきでしょうか?

 

この記事では家作りのベストパートナーを選ぶための、相見積もりの正しい取り方について解説させて頂きます。

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相見積もりは何社から取るべきか?

ハウスメーカーの相見積もりは、何社から取るべきか?

私のおすすめは、5社でございます。以下、その理由をお伝えします。

 

家作りの初期段階は、5社~相見積もりを。選択肢は多い方がいい。

ハウスメーカーの相見積もりは、5社から取るのがおすすめです。

5社とは言いましたが、6社でも7社でも相見積もりを取れる時間と体力があれば、ハウスメーカーに依頼してもかまいません。

多くのハウスメーカーに相見積もりを依頼する理由は、家作りの初期段階では検討するハウスメーカーの選択肢が多い方が有利だからです。

・家作りをはじめたばかりで、まだ業界のことがよく分かっていない。

・家作りをはじめたばかりで、まだ契約するつもりはない。

・家作りをはじめたけど、本当に家を買うと決めたわけではない。

まだ本格的に家作りに乗り出していないなら、ハウスメーカーの相見積もりは多くもらうべきでしょう。

複数のハウスメーカーの見積書を比較することで、

・ハウスメーカーによる特徴、特異な分野、苦手なこと。

・注文住宅の相場観。

・注文住宅で使われる素材、材料の種類やちがい。

・注文住宅で使われる設備の種類、ちがい。

などが分かるようになるからです。

「家、欲しいかも・・・」と思いはじめた段階なら、何社!と限定することなく、気軽に相見積もりを取ることをおすすめします

 

また相見積もりを依頼するハウスメーカーの選び方でおすすめなのが、

1・予算さえ折り合えば契約したい、ハウスメーカー。

2・「1」のライバル的存在のハウスメーカー。

3・現実的な予算で建てられそうなハウスメーカー。(ローコストハウスメーカー)

4・自分では選ばなさそうなハウスメーカー①

5・自分では選ばなさそうなハウスメーカー②

この5つで相見積もりをとってみることです。

予算の制限を加えることで、現実的なハウスメーカーの比較できるようにするのがポイントです。

またあえて自分では選ばないハウスメーカーから見積りを取ることで、あらためて自分の家作りに対する価値観を確認できますよ。

 

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少しずつハウスメーカーを絞り、最終的に3社に。

家作りの初期に多くのハウスメーカーから取った相見積もりは、少しずつ数を絞っていき、最終的に3社に絞るのがおすすめです。

ハウスメーカーとの打ち合わせは長時間かかることも多く、5社~もの相見積もりをそのまま検討していくのは無理でございます。

ですので打合せが本格化する前に、気になるハウスメーカー3社に絞りましょう。

あまりにも多くのハウスメーカーを検討しすぎると、キャパオーバーとなり、家作りが挫折してしまいます。ご注意くださいませ。

 

正しい相見積もりの取り方。注意点は?

ハウスメーカーに相見積もりを依頼する数は、5社以上がおすすめです。

しかし相見積もりは、「ただ依頼すればいい」、というものでもありません。

ハウスメーカーを比較しやすい相見積もりにするための、正しい見積りの取り方がございます。

また見積を取るときに注意したいこともありますので、解説させて頂きます。

 

1・見積りが無料と有料がある。

ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときに知っておいて頂きたいのは、ハウスメーカーの見積りには無料と有料があることです。

ハウスメーカーからもらう見積りには2種類ありまして、

・概算見積り:希望の間取りを作るとき、だいたいどれくらいの価格か、ざっくりと見積りする。

・詳細見積り:希望の間取りを作るために必要な価格を、細かく見積りする。

このうち有料になるのが多いのが、詳細見積りです。

詳細見積りを作るために、「申込金」などの名目で10万円ていど徴収するハウスメーカーもいます。

 

相見積もりを取るのが大切とは言っても、詳細見積りを取るたびに10万円払うのはもったいないです。

ですので、まずは無料でできる概算見積りを集めることをおすすめします。

ただしハウスメーカーのなかには、概算見積りすら有料とする会社もいます。

家作りの初期でお金を払うのは後悔のもと。まずは無料で知識をつけましょう。

 

2・見積りを取ると、契約をせまるハウスメーカーも多い。

相見積もりでご注意頂きたいのが、見積もりを取ると、契約をせまるハウスメーカーも多いことです。

多くのハウスメーカーを比較しようと取った見積りのはずなのに、営業マンのペースに乗せられて契約してしまっては意味がありません。

ですので、見積もりを依頼しても、

・すぐに契約しない。

・簡単にお金を払わない。

・簡単にハンコを押さない。

という3つの約束を死守することが大切です。

概算見積りを提示したあとに、「まずは仮契約をして、その後のプランを考えましょう」という営業マンもいますが、これ注意してくださいね。

契約の世界には「仮契約」というルールはなく、「仮契約」でも立派な「契約」ですから。

それに仮契約といいながら、本契約の書類を差し出すゲスイ会社もございます。簡単にハンコを押さないようご注意くださいませ。

 

3・実現可能な予算を伝える。

ハウスメーカーに見積依頼をするとき、かならず実現可能な予算を伝えましょう

なぜなら買えもしない見積書をもらっても意味がないからですよ。やだな、簡単じゃないですか。

でもそうは言っても、憧れのハウスメーカーにちょっと背伸びした予算で見積りを作って欲しい・・・というときもありますよね?

イエス、マダム。

ですが背伸びした住宅ローンで家を建てた後、どんな生活が待っているでしょうか?

住宅ローンにヒーヒーする生活も幸せだと言うなら止めませんが、一度冷静に検討するべきでございます。

住宅展示場をまわっていると、気分の盛り上がっちゃいます。営業マンの「年収の7倍までイケますよ!」トークに乗せられちゃいます。

ですが見積りを依頼するときは、現実的な数字で依頼することをおすすめします。

・現実的な予算2,500万円のグレードの家。

・ちょっと無理した予算3,000万円のグレードの家。

この2つの見積書を見比べたとき、「いい家」に移るのは「ちょっと無理した家」ですよ。

人間はおもっている以上に誘惑に弱い生き物です。ご注意くださいませ。

 

4・相見積もりであることを伝える。

ハウスメーカーに見積を依頼するとき、相見積もりであることを正直に伝えましょう

・・・なぜかって?イエス、それは断るときに便利だからですよ。

すみません。相見積もりの結果、今回は他社に決めます。では、ごきげんよう・・・。

複数のハウスメーカーに相見積もりを依頼すると、それだけ断る回数も増えます。

断るたびに理由を考えるのはめんどうですし、あいまいな回答で営業マンに粘られるのはゴメンです。

ですので、最初に「相見積もりだ」と伝え、断る伏線をはっておきましょう。

 

5・価格だけで比較しない。

ハウスメーカーに依頼した相見積もりを比較するとき、価格の高い・低いだけで判断するのは危険でございます。

なぜなら価格なんてものは、いくらでも操作できるからです。

似たような間取りで相見積もりしても、

・使う材料のグレードを下げて、安くみせる。

・見積に含まれない工事を多くして、安くみせる。(追加工事が多くする。)

などの小手先の営業テクニックを使うことで、見積もりの金額は安く見せられるからです。

しかしぱっと見は安くても、追加工事の多い見積書では、結果的に家作りの費用は多くなります。

ですので相見積もりを比較するときは価格だけでなく、

・どんな素材を使っているのか?

・どんな工法なのか?

・見積書に含まれる工事はどこからどこまでか?

・追加工事はどれくらい必要か?

ことこまかにチェックすることが大切です。

安いには安い理由がございます。

「その理由に納得できるか?」が大切ですよ。

 

6・他社の間取りをもって、「いくらでできる?」はNG

ハウスメーカー巡りも慣れてくると、他社でもらった間取りを見せて「いくらでできる?」と安易な行動に走りがちです。

ですがはっきり申し上げますが、これは意味ないので止めましょう。

これではハウスメーカーを決める条件が、ただの「価格」だけになってるじゃないですか。

安く作ってくれるなら、どのハウスメーカーでもいいのですか?

・・・いいえ、ちがいますよね?大切なマイホームだから、丁寧に建ててもらって、安心して暮らせる家じゃなきゃ意味ないですよね。

ですので他社の間取りを見せて「いくらでできる?」はやめましょう

 

しかし残念ながら、これを自らする営業マンもいます。

そのような雑な対応をするハウスメーカーは、候補から外した方が無難です。

ハウスメーカー選びは、価格以上に対応力が大切ですよ。

価格だけなら、どうとでもなりますから。多少利益を削ればいい話です。

「契約さえしてしまえば、こっちのもの」、という魂胆が見え見えでございますよ。このような相見積もりでは意味がありません。

 

7・相見積もりを比較しやすい形(同じグレード・同じ希望)にして依頼する。

ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときは、相見積もりを比較しやすい形に統一しましょう。

モデルハウスを巡っているうちに、家作りの考え方も変わるかもしれません。

ですが相見積もりのたびに家作りの条件が変わっていては、もらった見積書のどこを見てハウスメーカーを比べるのでしょうか?

A社:平屋の間取りプラン。

B社:三階建ての間取りプラン。

C社:ZEHに対応した間取りプラン。

これでは見積りを比較する以前として、自分のなかの希望条件を整理しなくてはいけません

ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときは、必ず条件をそろえて依頼しましょう。(ただし同じ間取りでーという依頼ではありません。)

 

8・見積書が遅い、出てこないときもある。

ハウスメーカーに見積を依頼したとき、

・見積書が遅い。

・見積書が出て来ない。

というときが、わりとよくあります。

見積りを出さなければ、家は売れません。それなのになぜ見積書が出てこないときがあるのでしょうか?

・・・イエス、答えは簡単でございます。

イエス、マダム。

それは残念ながら、ハウスメーカーはあなたをお客さんと認定しなかったからでございます。

ハウスメーカーはお客を選ぶことで有名です。

お高くついている大手ハウスメーカーでは、モデルハウスの玄関で「年収は?」とズバリ聞くこともあるようですよ。

見積りを依頼しても、すべてのハウスメーカーが見積書を出してくれるとは限りません。

 

「どうしてあのハウスメーカーは対応してくれないの!」

 

という気持ちはごもっともですが、大切なのはマイホームをしっかり作ることですから。

1つのハウスメーカーに固執することなく、多くのハウスメーカーをあたりましょう。

もちろん、担当者の力量不足で見積書が遅い・・・ということもございます。

どちらにしても、候補から外れるのですがね。

 

まとめ:相見積りの取り方をマスターして、ベストパートナーを選べ!

ハウスメーカーを選ぶには、相見積もりが必要です。

相見積もりを取るときは、5社~程度から見積を取り、本格的な打合せがはじまる前に3社程度に絞るのがおすすめです。

もちろん、時間と体力に余裕があるのなら、もっと増やして構いませんが。

ハウスメーカーの相見積もりを取るときは、次のことに注意してください。

1・見積りは無料と有料がある。

2・見積を取ると、契約をせまるハウスメーカーも多い。

3・実現可能な予算を伝える。

4・相見積もりであることを伝える。

5・価格だけで比較しない。

6・他社の間取りを見せて、「いくらでできる?」はNG。

7・見積を比較しやすい形(間取り・グレード)で依頼する。

8・見積書が遅い、出て来ないときもある。

ハウスメーカーをしっかり選ぶため、相見積もりの取り方はマスターしておきたいところ。

多くのハウスメーカーを比較して、あなたの一番のハウスメーカーを見つけちゃってくださいね。

素敵な家作りを。それでは、また!

 

効率よく概算見積りをもらうには?

相見積もりをもらうために、モデルハウスを1件1件回るのは大変です。営業マンの説明は長く、一回捕まると2時間以上拘束されることも。

効率よく概算見積りをもらうのにおすすめなのが、タウンライフ注文住宅です。

タウンライフ注文住宅は、1回の入力で複数のハウスメーカーに

・間取りプラン

・資金計画書

を作ってもらうことができます。

つまり、どんな間取りでいくらぐらいかかるのか、簡単に分かるのです。

モデルハウスを歩きまわって見積りを作ってもらうのか、WEBから簡単に作ってもらうのか、どちらが効率的なのか考えるまでもありません。

 

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▽タウンライフ注文住宅の使い方・メリット・デメリットは、こちらで解説しています。

 

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