こんにちは。
ハウスメーカーを比較して選ぶとき、相見積もりは欠かせません。
複数のハウスメーカーを相見積もりの天秤にかけて吟味することで、家作りのベストパートナーが選べます。
ではハウスメーカーの相見積もりは、何社に依頼すべきでしょうか?
また相見積もりを依頼するときは、どのようなことに注意すべきでしょうか?
この記事では家作りのベストパートナーを選ぶための、相見積もりの正しい取り方について解説させて頂きます。
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相見積もりは何社から取るべきか?
ハウスメーカーの相見積もりは、何社から取るべきか?
私のおすすめは、5社でございます。以下、その理由をお伝えします。
家作りの初期段階は、5社~相見積もりを。選択肢は多い方がいい。
ハウスメーカーの相見積もりは、5社から取るのがおすすめです。
5社とは言いましたが、6社でも7社でも相見積もりを取れる時間と体力があれば、ハウスメーカーに依頼してもかまいません。
多くのハウスメーカーに相見積もりを依頼する理由は、家作りの初期段階では検討するハウスメーカーの選択肢が多い方が有利だからです。
・家作りをはじめたばかりで、まだ業界のことがよく分かっていない。
・家作りをはじめたばかりで、まだ契約するつもりはない。
・家作りをはじめたけど、本当に家を買うと決めたわけではない。
まだ本格的に家作りに乗り出していないなら、ハウスメーカーの相見積もりは多くもらうべきでしょう。
複数のハウスメーカーの見積書を比較することで、
・ハウスメーカーによる特徴、特異な分野、苦手なこと。
・注文住宅の相場観。
・注文住宅で使われる素材、材料の種類やちがい。
・注文住宅で使われる設備の種類、ちがい。
などが分かるようになるからです。
また相見積もりを依頼するハウスメーカーの選び方でおすすめなのが、
1・予算さえ折り合えば契約したい、ハウスメーカー。
2・「1」のライバル的存在のハウスメーカー。
3・現実的な予算で建てられそうなハウスメーカー。(ローコストハウスメーカー)
4・自分では選ばなさそうなハウスメーカー①
5・自分では選ばなさそうなハウスメーカー②
この5つで相見積もりをとってみることです。
予算の制限を加えることで、現実的なハウスメーカーの比較できるようにするのがポイントです。
またあえて自分では選ばないハウスメーカーから見積りを取ることで、あらためて自分の家作りに対する価値観を確認できますよ。
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少しずつハウスメーカーを絞り、最終的に3社に。
家作りの初期に多くのハウスメーカーから取った相見積もりは、少しずつ数を絞っていき、最終的に3社に絞るのがおすすめです。
ハウスメーカーとの打ち合わせは長時間かかることも多く、5社~もの相見積もりをそのまま検討していくのは無理でございます。
ですので打合せが本格化する前に、気になるハウスメーカー3社に絞りましょう。
正しい相見積もりの取り方。注意点は?
ハウスメーカーに相見積もりを依頼する数は、5社以上がおすすめです。
しかし相見積もりは、「ただ依頼すればいい」、というものでもありません。
ハウスメーカーを比較しやすい相見積もりにするための、正しい見積りの取り方がございます。
また見積を取るときに注意したいこともありますので、解説させて頂きます。
1・見積りが無料と有料がある。
ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときに知っておいて頂きたいのは、ハウスメーカーの見積りには無料と有料があることです。
ハウスメーカーからもらう見積りには2種類ありまして、
・概算見積り:希望の間取りを作るとき、だいたいどれくらいの価格か、ざっくりと見積りする。
・詳細見積り:希望の間取りを作るために必要な価格を、細かく見積りする。
このうち有料になるのが多いのが、詳細見積りです。
詳細見積りを作るために、「申込金」などの名目で10万円ていど徴収するハウスメーカーもいます。
相見積もりを取るのが大切とは言っても、詳細見積りを取るたびに10万円払うのはもったいないです。
ですので、まずは無料でできる概算見積りを集めることをおすすめします。
家作りの初期でお金を払うのは後悔のもと。まずは無料で知識をつけましょう。
2・見積りを取ると、契約をせまるハウスメーカーも多い。
相見積もりでご注意頂きたいのが、見積もりを取ると、契約をせまるハウスメーカーも多いことです。
多くのハウスメーカーを比較しようと取った見積りのはずなのに、営業マンのペースに乗せられて契約してしまっては意味がありません。
ですので、見積もりを依頼しても、
・すぐに契約しない。
・簡単にお金を払わない。
・簡単にハンコを押さない。
という3つの約束を死守することが大切です。
概算見積りを提示したあとに、「まずは仮契約をして、その後のプランを考えましょう」という営業マンもいますが、これ注意してくださいね。
契約の世界には「仮契約」というルールはなく、「仮契約」でも立派な「契約」ですから。
それに仮契約といいながら、本契約の書類を差し出すゲスイ会社もございます。簡単にハンコを押さないようご注意くださいませ。
3・実現可能な予算を伝える。
ハウスメーカーに見積依頼をするとき、かならず実現可能な予算を伝えましょう。
なぜなら買えもしない見積書をもらっても意味がないからですよ。やだな、簡単じゃないですか。
でもそうは言っても、憧れのハウスメーカーにちょっと背伸びした予算で見積りを作って欲しい・・・というときもありますよね?
ですが背伸びした住宅ローンで家を建てた後、どんな生活が待っているでしょうか?
住宅ローンにヒーヒーする生活も幸せだと言うなら止めませんが、一度冷静に検討するべきでございます。
住宅展示場をまわっていると、気分の盛り上がっちゃいます。営業マンの「年収の7倍までイケますよ!」トークに乗せられちゃいます。
ですが見積りを依頼するときは、現実的な数字で依頼することをおすすめします。
・現実的な予算2,500万円のグレードの家。
・ちょっと無理した予算3,000万円のグレードの家。
この2つの見積書を見比べたとき、「いい家」に移るのは「ちょっと無理した家」ですよ。
人間はおもっている以上に誘惑に弱い生き物です。ご注意くださいませ。
4・相見積もりであることを伝える。
ハウスメーカーに見積を依頼するとき、相見積もりであることを正直に伝えましょう。
・・・なぜかって?イエス、それは断るときに便利だからですよ。
複数のハウスメーカーに相見積もりを依頼すると、それだけ断る回数も増えます。
断るたびに理由を考えるのはめんどうですし、あいまいな回答で営業マンに粘られるのはゴメンです。
ですので、最初に「相見積もりだ」と伝え、断る伏線をはっておきましょう。
5・価格だけで比較しない。
ハウスメーカーに依頼した相見積もりを比較するとき、価格の高い・低いだけで判断するのは危険でございます。
なぜなら価格なんてものは、いくらでも操作できるからです。
似たような間取りで相見積もりしても、
・使う材料のグレードを下げて、安くみせる。
・見積に含まれない工事を多くして、安くみせる。(追加工事が多くする。)
などの小手先の営業テクニックを使うことで、見積もりの金額は安く見せられるからです。
しかしぱっと見は安くても、追加工事の多い見積書では、結果的に家作りの費用は多くなります。
ですので相見積もりを比較するときは価格だけでなく、
・どんな素材を使っているのか?
・どんな工法なのか?
・見積書に含まれる工事はどこからどこまでか?
・追加工事はどれくらい必要か?
ことこまかにチェックすることが大切です。
「その理由に納得できるか?」が大切ですよ。
6・他社の間取りをもって、「いくらでできる?」はNG
ハウスメーカー巡りも慣れてくると、他社でもらった間取りを見せて「いくらでできる?」と安易な行動に走りがちです。
ですがはっきり申し上げますが、これは意味ないので止めましょう。
これではハウスメーカーを決める条件が、ただの「価格」だけになってるじゃないですか。
安く作ってくれるなら、どのハウスメーカーでもいいのですか?
・・・いいえ、ちがいますよね?大切なマイホームだから、丁寧に建ててもらって、安心して暮らせる家じゃなきゃ意味ないですよね。
ですので他社の間取りを見せて「いくらでできる?」はやめましょう。
しかし残念ながら、これを自らする営業マンもいます。
そのような雑な対応をするハウスメーカーは、候補から外した方が無難です。
ハウスメーカー選びは、価格以上に対応力が大切ですよ。
価格だけなら、どうとでもなりますから。多少利益を削ればいい話です。
「契約さえしてしまえば、こっちのもの」、という魂胆が見え見えでございますよ。このような相見積もりでは意味がありません。
7・相見積もりを比較しやすい形(同じグレード・同じ希望)にして依頼する。
ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときは、相見積もりを比較しやすい形に統一しましょう。
モデルハウスを巡っているうちに、家作りの考え方も変わるかもしれません。
ですが相見積もりのたびに家作りの条件が変わっていては、もらった見積書のどこを見てハウスメーカーを比べるのでしょうか?
A社:平屋の間取りプラン。
B社:三階建ての間取りプラン。
C社:ZEHに対応した間取りプラン。
これでは見積りを比較する以前として、自分のなかの希望条件を整理しなくてはいけません。
ハウスメーカーに相見積もりを依頼するときは、必ず条件をそろえて依頼しましょう。(ただし同じ間取りでーという依頼ではありません。)
8・見積書が遅い、出てこないときもある。
ハウスメーカーに見積を依頼したとき、
・見積書が遅い。
・見積書が出て来ない。
というときが、わりとよくあります。
見積りを出さなければ、家は売れません。それなのになぜ見積書が出てこないときがあるのでしょうか?
・・・イエス、答えは簡単でございます。
それは残念ながら、ハウスメーカーはあなたをお客さんと認定しなかったからでございます。
ハウスメーカーはお客を選ぶことで有名です。
お高くついている大手ハウスメーカーでは、モデルハウスの玄関で「年収は?」とズバリ聞くこともあるようですよ。
見積りを依頼しても、すべてのハウスメーカーが見積書を出してくれるとは限りません。
「どうしてあのハウスメーカーは対応してくれないの!」
という気持ちはごもっともですが、大切なのはマイホームをしっかり作ることですから。
1つのハウスメーカーに固執することなく、多くのハウスメーカーをあたりましょう。
どちらにしても、候補から外れるのですがね。
まとめ:相見積りの取り方をマスターして、ベストパートナーを選べ!
ハウスメーカーを選ぶには、相見積もりが必要です。
相見積もりを取るときは、5社~程度から見積を取り、本格的な打合せがはじまる前に3社程度に絞るのがおすすめです。
もちろん、時間と体力に余裕があるのなら、もっと増やして構いませんが。
ハウスメーカーの相見積もりを取るときは、次のことに注意してください。
1・見積りは無料と有料がある。
2・見積を取ると、契約をせまるハウスメーカーも多い。
3・実現可能な予算を伝える。
4・相見積もりであることを伝える。
5・価格だけで比較しない。
6・他社の間取りを見せて、「いくらでできる?」はNG。
7・見積を比較しやすい形(間取り・グレード)で依頼する。
8・見積書が遅い、出て来ないときもある。
ハウスメーカーをしっかり選ぶため、相見積もりの取り方はマスターしておきたいところ。
多くのハウスメーカーを比較して、あなたの一番のハウスメーカーを見つけちゃってくださいね。
素敵な家作りを。それでは、また!
効率よく概算見積りをもらうには?
相見積もりをもらうために、モデルハウスを1件1件回るのは大変です。営業マンの説明は長く、一回捕まると2時間以上拘束されることも。
効率よく概算見積りをもらうのにおすすめなのが、タウンライフ注文住宅です。
タウンライフ注文住宅は、1回の入力で複数のハウスメーカーに
・間取りプラン
・資金計画書
を作ってもらうことができます。
つまり、どんな間取りでいくらぐらいかかるのか、簡単に分かるのです。
モデルハウスを歩きまわって見積りを作ってもらうのか、WEBから簡単に作ってもらうのか、どちらが効率的なのか考えるまでもありません。
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▽タウンライフ注文住宅の使い方・メリット・デメリットは、こちらで解説しています。