こんにちは。
ズボンの裾(すそ)を上げるときに便利なのが、裾上げテープであります。
裾上げテープを使えば、針でズボンを縫わずとも、簡単に裾を好みの長さに調整することができるのです。
しかし便利な反面、裾上げテープで気がかりなのが、耐久力ではないでしょうか?
耐久力の低い裾上げテープでは、一回洗濯すると剥がれてしまうこともあります。
あぁ、どなたか心お優しい方、安くて便利で耐久力のある裾上げテープをご紹介頂けませんでしょうかね・・・。
下手なものを買ってしまうと、1回の洗濯で剥がれてしまう裾上げテープですが、なんと今回購入したのは、3週間使用しても剥がれませんでした。
洗濯しても剥がれない裾上げテープを探しているマダムに、おすすめの一品をご紹介させて頂きましょう。
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購入したのは、「クローバ ロング裾上げテープ」
今回私が購入したのは、こちらでございます。
正式名称:clover ロング裾上げテープ
サイズ:23mm×2.2m
販売元:株式会社クローバー
接着できるもの:スラックス、スカート、カーテンなど
※熱接着テープですので、一度接着したものを剥がすと生地に接着剤が残ります。
お値段は主婦とお小遣いの少ないパパに優しい低価格でございます。
2017年10月時点の価格は、なんと257円です。激安ですね。
耐久力を高める、裾上げテープの使い方。
裾上げテープは、アイロンだけで簡単にズボンを裾上げすることができます。
しかし簡単に接着できても、簡単に剥がれてしまうようでは意味がありません。
そこでまず、「裾上げテープの耐久力を200%高める、裾上げテープの使い方」をおさらいしましょう。
0・準備するもの
裾上げテープでの裾上げは、準備が大切でございます。
なぜならアイロンの熱を使って接着するので、時間勝負なのですよ。
接着の途中でその場を離れるような段取りの悪さでは、耐久力を高く接着するなど100万年早いというものです。
裾上げで失敗しないためには、次のものを準備する必要があります。
【準備するもの】
・すそあげテープ
・アイロン
・アイロン台
・ハサミ
・ハンカチ(当て布用)
【あれば便利なもの】
・マチ針、安全ピン(ズボンの折り返しを、マチ針で固定すると便利)
で、ございます。
また裾上げテープの種類の中には、「あて布不要」をうたう商品のありますが、よりよく接着させるためにはあて布は必需品でしょう。
裾上げテープの接着剤がアイロンにつくと、非常にやっかいでございます。
1・ズボンの折り返し位置を決める。
必要なものを準備したら、まずはズボンの裾を好みの長さに折り曲げましょう。
・・・って、ズボンが短くなりすぎて中学生みたいでカッコ悪いであります。
裾をちょうどいい長さに折り曲げるには、コツがあります。
それは、ズボンを履いた状態でしゃがむことです。
ズボンを履いてしゃがんだときに、裾をくるぶしのところで折り曲げて下さいませ。
そこがあなたのジャストポジションです。
立ち上がったときに、足が隠れる長さであり、膝を曲げたときも、くるぶしが隠れる長さでございます。
またこのとき、マチ針・安全ピンで裾を留めておくと、ズボンを脱いだときに裾がめくれてしまうのを防げますよ。
2・ズボンを裏返し、裾上げテープをカットする。
裾を折り返す位置が決まったら、いよいよ裾上げテープで接着していきましょう。
ズボンは裏返しにして、アイロン台にセット。そして裾上げテープをズボンの周囲に合わせてから、必要な長さをカットしましょう。
今回私は、ズボンの周囲+3cmの長さで裾上げテープをカットしましたよ。
洗濯しても剥がれないようにするには、長めにカットして、裾上げテープが重複する部分を増やせばいいのです。
少しもったいない気もしますが、長めにカットした裾上げテープによる接着力は耐久力抜群でございます。
3・裾上げテープを水に濡らし、絞ってからズボンにセットする。
カットした裾上げテープは、水に濡らしてギュッと絞りましょう。水が滴らない程度でOKでございます。
そして裾上げテープの接着面がズボンと向き合うようにセットしましょう。
もしも裾上げテープの向きを間違えて反対にしてしまうと、アイロンにべったりくっつく悲劇になりますので、くれぐれもご注意下さいませ。
今回購入した裾上げテープでは、白いライン(接着剤)があるほうが下、つまりズボンに向き合う形になります。
また耐久力を上げるために、裾上げテープの中心がズボンの折り目の位置になるように合わせましょう。
こうすることで、折り目の隙間がなくなり、洗濯や着替え時のほつれを防いでくれるのです。
4・アイロンで押し付ける。
さて、それでは接着でございます。裾上げテープの接着は、一度しか許されない作業。失敗はできません。
裾上げテープをズボンの折り目の中央に位置するようにセットしたら、その上にあて布(ハンカチ)を優しく被せましょう。
そして・・・アイロンを握りしめ、全体重を乗せながら・・・
・・・すみません、熱くなって取り乱しました。
しかし裾上げテープを耐久力を上げながら接着するには、これぐらいの気合は必要です。
全体重を乗せてプレスするのですが、絶対にしてはいけないのが、スライドさせることです。
アイロンをスライド(滑らせる)させると、裾上げテープがずれる恐れがあります。
裾上げテープの位置がずれてしまっては、裾上げの意味をなしません。
また、スチーム機能のあるアイロンであれば、スチーム機能はOFFにしておきましょう。
裾上げテープには、「20秒押し当ててください」と書いてありましたが、私は渾身の力をもって60秒以上プレスしました。
一か所の接着が終わったら、次の場所へ。アイロンを滑らせることなく、順次接着していきましょう。
5・ズボンの熱が冷めない内は、動かさない。
順次プレスして、ズボンを一周すれば接着完了でございます。
ですが、ズボンのアイロン熱が冷めやらぬうちは、ズボンをむやみに動かしてはいけません。
ズボンに熱が残っているうちは、まだ裾上げテープが完全に接着されていないので、動かした瞬間に剥がれてしまう危険がございます。
どれ、ちょっと履いてみましょ・・・ぬああぁぁ・・・は、剥がれた・・・。
洗濯しても剥がれない耐久力をつけるには、ここでの待ち時間が重要でございます。
裾上げテープの接着力を検証してみた!
さてさて、裾上げテープで裾上げしてみましたが、肝心の耐久力はどうなのでしょうか。
1回洗濯しただけで剥がれてしまうようでは、意味がないのですよ。
そこで今回は、私が毎日仕事で履いていたズボンで耐久力を検証してみました。
仕事で毎日履いて、週末に洗う!それを3週間繰り返して、接着力を検証してみた!
裾上げテープの耐久力の検証は、実にシンプルでございます。
毎日ズボンを履き、週末に洗濯する。そして裾上げテープがいつ剥がれるのか検証するのであります。
検証方法の条件は下記になります。
【検証条件】
対象ズボン:綿素材のチノパン
使用頻度:毎日
使用用途:仕事(営業)
洗濯頻度:毎週
1回洗濯して剥がれる裾上げテープが販売されている中、私の買った裾上げテープはどこまで健闘するのでしょうか。
接着後、1週間・・・きれいに接着されている!
こちらの写真は第一回目の検証のときでございます。5回脱ぎ履きし、洗濯機で洗ったあとの写真であります。
裾をちょっと折り返してみても・・・ほら、この通りでございます。隙間なく密着し、剥がれる余地を与えません。
接着後、2週間・・・まだきれいに接着されている!
さて、こちらが10回履いて、10回脱いで、2回洗濯した結果の写真でございます。
2回洗濯してもなお、接着状態は良好です。
しかし裾を折り曲げてみると、洗濯に耐え切れなかった繊維たちがこと切れておりました。アーメン。
接着後、3週間・・・まだまだきれいに接着されている!!
15回履いて、15回脱いで、3回洗濯した結果でございます。
ズボンの縫い目部分に5mm程度の剥がれがあるものの、全体としてはまだきれいに接着されております。
ズボンを履くときに、裾に足が引っかかることはありません。
15回履いて15回脱いで、3回洗濯した状態を考えると、なかなかの耐久力でございます。
まとめ:裾上げテープはしっかり選ぼう!
いかがでしょうか。
裾上げテープはピンからキリまで種類があり、耐久力に難があるものもあります。
それは値段が高いから安心して使える・・・とは一概には言えません。
今回、私が購入した裾上げテープは低価格なものでしたが、3回洗濯しても接着されている耐久力をみると、かなりコスパのいい買い物だったなと感じております。
洗濯しても剥がれない、耐久力の高い裾上げテープをお探しのマダムにおすすめの1品でございますよ。
それでは、また!
夫のシャツのアイロンがけ、正直言って、めんどくさくないですか?
しかしわずか3分でできる時短テクがあるのです。
それでは、先日アマゾンで買った裾上げテープが耐久力抜群だったので、ご紹介させて頂きましょう。