こんにちは。
「上司や先輩もよりも、本当に怖いのは、部下、後輩である。」
これは私が社会で生き抜くために、肝に銘じている言葉でございます。
そう強く思うようになったのは、私が高校時代の部活で後輩に舐められたことがきっかけです。
可愛がっていた後輩に舐められはじめ、その後しばらく辛い時期を過ごしてしまいました。
先輩なんてちょっと偉そうにしてますが、基本的に言うことを聞いていれば「守ってくれるありがたい存在」です。
しかし後輩は扱い方を間違えると、あっと言う間にあなたを舐めて小バカにしてきますからね。
さらに言うことを聞かないばかりか、みんながいる前で恥をかかされて、先輩としてのプライドが傷つけられるのです。
だから私は、後輩に舐められる1件があってから、後輩の扱い方には特に注意するようになりました。
後輩に舐められないようにするには?
また、後輩から舐められてしまったときはどうしたらいいのか?
この記事ではこの2つについて、掘り下げて解説させて頂きます。
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この記事の概要
実録!後輩に舐められた経緯と原因。
思い出すのも辛い話ですが、私が後輩に舐められた経緯について、ご説明させて頂きましょう。
私は高校の部活の後輩から舐められてしまい、大変悩んでおりました。
後輩を可愛がって親切にしたら、秒速で舐められた。
私が後輩から舐められたのは、高校の部活の時でした。
当時私は初めて入ってくる後輩という存在に、ワクワクしておりました。
なぜなら私は、初めての部活であり、初めての後輩だったからです。
慣れない環境で緊張していた後輩に積極的に声をかける。
分からないこと(学校のこと・部活のこと)は全部優しく教えてあげる。
手取り足とり、全身全霊で親切に対応した甲斐あってか、後輩たちはすぐに私に懐いてくれました。
後輩たちに囲まれ、私はとても楽しい時間を過ごしておりましたが、5月の連休を過ぎる頃から少しずつ様子が変わっていきました。
それまで私のことを慕っていたように見えた後輩たちでしたが、あろうことか、私のことを小バカにし始めたのであります。
・言葉の節々にタメ口が出てくる。
・先輩うんぬん以前に、人として尊重されない発言。
・他の先輩とは違う態度。
新しい環境にも次第に慣れ始め、同学年の友達もでき、ほかの先輩との関係も出来始めると、それまでの懐きっぷりを手のひらを返した態度になったのです。
後輩たちから小バカにされる部活の日々になってからは、とても苦痛な毎日が続きました。
後輩からちやほやされる日々から一転して、小バカにされる毎日。この辛さ、ご想像できますでしょうか。
しかし今振り返って思うと、私は「舐められるべくして舐められた」のであります。
きっと後輩からは、
と、思われていたことでしょう。
すっかり後輩に舐められていましたが、とある事件をきっかけに気持ちがぷっつりと切れてしまったのであります。
ついに後輩から蹴られた。
私の気持ちがぷっつりと切れてしまった事件。
それは蹴られたことでございます。ケツを思いっきり、蹴られたのでございます。鈍い音を立てて、静かに蹴られたのでございます。
別に後輩と殴り合いのケンカをしていた訳ではありません。いつものように、小バカにされながら楽しく談笑していただけですから。しかし私は蹴られたのでございます。
しかもかなり思いっきり蹴られたので、私のケツは相当なダメージを負ったはずです。しかし、不思議と痛みはありませんでした。
痛みよりも、なんと言いますか、それまでのモヤモヤがすっきりと晴れ渡り、これからどうしたらいいのか、一瞬で悟った感覚ですね。
・・・そうですか、そうですか。
私は後輩たちにとって、先輩でも何でもないのですね。むしろ、先輩にも友達にもなれない、利用価値のない人間なのですね。
後輩から不意に喰らったケツへの蹴りにより、私はそれまでの謎が全て解けました。
後輩から舐められた原因は?
後輩からの愛のない蹴りにより、私は後輩から舐められた原因を悟ることができました。
私が後輩から舐められた原因は、先輩になれなかったことです。
先輩のつもりだったかもしれませんが、後輩からは先輩として認められていない、認知されていなかったのが原因です。
その結果、タメ口を言われ、小バカにされ、挙句に蹴りを頂くという、一線を越えた行動をされたのでした。
ではどうしたら後輩から舐められないようになるのか?
その方法を考え抜き、実践して、見事関係を改善できた方法が、次の方法でございます。
後輩から舐められない方法。
後輩から舐められない方法はなにか?
それを実践するには、次の方法が非常に有効です。
先輩の敷居を低くしない。
後輩から舐められる先輩の特徴として、「後輩から話しかけやすい、親しみやすい先輩」であることが挙げられます。
先輩としての敷居が低ければ、それだけ後輩から話しかけられ、慕われやすい傾向がある一方で、生意気な後輩からは舐められやすい傾向があります。
だから大切なのは、最初から先輩としての敷居を低くしないことです。
一定の距離、壁を作ることで、後輩から舐められることを防げるのです。
また注意したいのが、一度先輩としての敷居を低くしてしまうと、後から敷居を高くするのが難しいことです。
敷居を低くするのはいつでもできること。
しかし後から敷居を高くするのは、ほぼ不可能でございます。
だから入ってきた後輩が可愛いからと言って、先輩としての敷居を低くする(親しみやすい先輩を演じる)のは、とても危険でございます。
なぜならその後輩は、ただ単に新しい環境に慣れないで可愛く見えるだけかもしれないからです。
慣れない環境でドキドキしている姿は、どこか可愛いじゃないですか。そういうことですよ。
ですので、後輩から舐められないためには、先輩の敷居を低くしないことが大切です。
「気安く話かけるな!」
というオーラが出てるぐらいが丁度いいですよ。
圧倒的な実力差を見せつける。
後輩から舐められないために有効なのは、圧倒的な実力差を見せつけることです。
圧倒的な実力差を見せつけることで、生意気な後輩からも舐められることはなくなります。
しかしどうして「圧倒的な実力差」が必要なのでしょうか。僅差ではダメなのでしょうか?
なぜなら、後輩は先輩が思っている以上に実力主義だからであります。
後輩はあとから組織に入ってきただけで、組織(部活)の中で冷遇される立場でございます。
厳しい組織では、下働きとして掃除、片付け、やりたくない仕事などやらされる場合もあるでしょう。
しかし後輩たちは、この下働きを快く思っておりません。「できることなら、やりたくない。」そう思っているはずです。
実力のない後輩なら我慢してやりますが、実力があって生意気な後輩だと、クーデーターを起こす訳ですよ。そのターゲットになるのが、実力のない先輩であります。
だからタメ口を聞いたり、言うことを聞かなかったりして、態度で「俺(後輩)の方が実力が上だ、立場も上だ」と示そうとするのですよ。
ですのでそれを防ぐにはやはり、圧倒的な実力差が必要になります。
もし圧倒的な実力差が難しいのなら、圧倒的な努力量でカバーすることが必要でしょう。
ほかの誰よりも努力するあなたの背中は、誰ひとり小バカにできる人はいません。いるとしたら、その組織は終わってますね。
舐めてくる後輩たちを黙らせるには、多くの言葉は必要ありません。
ひたむきに努力するあなたの背中、それだけあれば十分です。
クールでミステリアスな先輩を演じる。
先輩としての敷居を低くしない。圧倒的な実力差を見せつける。
これだけしても、まだ舐めてくる後輩はいるから困ってしまうのです。
困った後輩がいるときは、クールでミステリアスな先輩を演じるのが効果的でございますよ。
無口で何を考えているのか分からない。ミステリアスな先輩を演じることで、生意気な後輩を遠ざけることができます。
生意気な後輩の特徴は、「そこそこ実力があって、かつ口が達者で世渡り上手」、ではないでしょうか?
口下手な私は、彼らと会話していると、すぐに丸めこまれてしまうのですよ。で、小バカにされはじめると。
だから私は「あ、こいつはヤバいヤツだ」と思う生意気な後輩に対しては、クールでミステリアスな先輩を演じるようにしております。
無口であれば、自分の考えを悟られません。ミステリアスであれば、近寄りがたい雰囲気になります。
生意気な後輩ほど、懐に入れない方が身のためでございますよ。
先輩としての特権を手放さない。
また後輩から舐められないためには、先輩としての特権は死守する必要があります。
長く組織に関われば、ある種の特権を得られるものです。組織の中での意思決定権は、その最たるものでしょう。
しかし先輩としての特権を自ら手放してしまうと、あっという間に後輩から舐められてしまいます。
先輩であれば、大なり小なり特権を持っているもの。
その特権を後輩に渡してしまうと、先輩としての地位はないも同然でしょう。
残酷な話ですが、特権をもたない先輩は単なる目の上のタンコブ。「はよどいてくれ」、と思われる存在でございます。
先輩としてちやほやされているのは、「あなたの持っている特権があるから」、という事実を忘れてはいけません。
最終的には「やめろ」の一言しかない。
あの手この手を尽くしても、舐めてくる後輩はそれでもいるものです。
そんなときは、やはりこの一言を言うしかありません。
実力がどうの、特権がどうの・・・とか、色々書きましたが、最後はやはりこれなんですよね。自分の意志を伝える、これに尽きるのです。
私も後輩から舐められた状況を抜け出すために、何度もこの言葉を使いました。
使い始めは言葉に重みがなく、後輩たちから「は?」的な顔をされましたが、それでも言い続けました。
その結果、徐々に「あ、この先輩でも怒るんだ」ということが認知され、少しずつ先輩としての地位を取り戻していきました。
舐められないためには、可愛がる後輩は厳選しろ!
長くなってしまいましたが、最後に後輩から舐められないために大切なことをお伝えさせて下さい。
それは、「可愛がる後輩は、厳選しろ」ということでございます。
後輩から舐められない方法を色々書きましたが、本当に大切なのは舐められない方法ではなく、可愛がるべき後輩を見つけ、適切に可愛がることなのです。
だって後輩って、玉石混合ではないですか。
本当に可愛い後輩もいれば、すぐに生意気になって一線を越える可愛くない後輩もいますよね。
それなのに「後輩」というカテゴリーだけで、無条件に後輩全員を可愛がる必要はないかと。
先輩後輩の垣根を越えた親しい関係に憧れますが、言ってしまえばそれは厳選して選ばれた後輩だからこそ、その関係が成り立つものです。
上辺だけ「親しみやすい先輩」を演じたところで、後輩から舐められるのがオチでございますよ。
まとめ:後輩から舐められないために、先輩の特権を守れ!
それでは、まとめましょう!
生意気な後輩から舐められないためには、次の方法が有効でございます。
1・先輩の敷居を低くしない。
2・圧倒的な実力差(もしくは努力量)を見せつける。
3・クールで無口、ミステリアスな先輩を演じる。
4・「やめろ」の一言が大切。
5・可愛がる後輩は厳選すべき。
組織の中で真に恐れるべき存在は、後輩でございます。
なぜなら後輩は、今のあなたのポジションを狙い、奪う立場でありますから。先輩や上司よりも後輩の方が扱いが難しく、注意しなくてはいけない存在なのです。
組織で働くと色々人間関係のトラブルがありますが、後輩に注意しつつ上手に世渡りしていきたいものですね。
それでは、また!
後輩との人間関係に悩んでいる原因は、出世ではないですか?
お言葉ですが、出世を諦めると人生が劇的に楽しくなりますよ。