こんにちは、2人の息子を溺愛で育てるでございます。
「うちの子、考える力がないのかな・・・」
「うちの子、考えても問題が分からないみたい・・・」
ヒントを与えても問題をとけない姿を見ると、心配してしまいますよね。
では子供の考える力を伸ばすには、どうしたらいいのでしょうか。
毎日毎日「考えろ!考えろ!考えるんだ!」と、隣で松岡修造が熱く指導するように、子供に考えさせればいいのでしょうか。
子供の考える力を伸ばすために必要なことは、経験です。より多く経験を積めば、めきめきと考える力がついていきます。
なぜなら経験は、物事を考えるための引き出しのようなものだからです。
多くの引き出しから最適解を選び、組み合わせることで、考える力は伸びていきます。
そこでこの記事では、子供の考える力を伸ばす方法について、解説させて頂きましょう。
難しい理論はいっさい必要ありません。ぜひ最後までお読みくださいませ。
スポンサーリンク
この記事の概要
考える力の意味。
まず最初にお話したいのが、考える力の意味でございます。
私も苦い思い出がありますが、ここを勘違いしていませんか?
知らないものは、知らない。考えたって、分からない。
よく問題集やドリルで分からないとき、
こんな風に突き放していませんでしょうか?
イエス、気持ちは分かりますよ。「それ、何回教えたの?」という時もありますしね。
しかしでございます。
分からないことを考えただけで、正解をひらめくなんて、少し神童すぎませんか?自分のかわいい子供だからって、買いかぶりすぎではないですか?(私は息子のことを1000年に1人の神童だと、買いかぶってますが)
ですが子供が知らないこと(分からないこと)をいくら考えても、やはり分からないものは分からないのですよ。
・「1+1」の正解を知らない子供に、「つるかめ算を考えて答えろ!」という
・ひらがなが読めない子供に、「ABCの読み方を考えろ!」という
どちらも考えただけで、正解を閃くことはあり得ないでしょう。
「知らないものは知らない。」「分からないものは分からない。」
これは子供だけでなく、大人でも同じことではありませんか?
未経験の仕事をスタートするときは、誰かに丁寧に教えて貰わないと、誰だって仕事はできませんよ。だってやったことないのですもの。
新卒の新入社員がいきなりトップセールスにはなれませんし、いきなり社内会議をとりまとめることも不可能でございます。
結果、仕事ができるようになれずに、そのまま退職へ・・・。ふふふ・・・
子供も大人も、考える力以前の問題として、教えて貰わなければ何もできない。これは一緒ですよね。
考える力=引き出しの数。
では考える力とは一体何なのでしょうか。考える力は意味がないのでしょうか。
子供にとって考える力はとても大切なことでございますよ。
考えることは、自分の知っていることを総動員して、組み合わせていること、でございます。
・絵本で読んだ。
・テレビで見た。
・パパ・ママに教えてもらった。
・自分でやってみた。
子供が体験して学んだ知識を総動員して、組み合わせていくこと。これこそ、考える力でございます。
つまり考える力を伸ばすには、まず考える元になる引き出しの数(知識)を増やす必要がある訳でございます。
子供の考える力を伸ばす3ステップ!
考えることは、「自分の知識を総動員して、組み合わせを変えていくこと」であります。
では考える力を伸ばすには、どうしたらいいのでしょうか?
その答えは、3ステップで解決できます。
1・考える前に、体験させる。
2・体験したことを、復習させる。
3・覚えた知識を組み合わせる。
それぞれ解説させて頂きましょう。
1・考える前に、体験させる。
考える力を伸ばすには、考える前に体験することが大切です。
冗談はほどほどにして頂きたいのですが。
考える力を伸ばすには、考える前に体験すること。これには深い意味がございます。
まず体験することで、知識が得られます。
知識とは、引き出しの数です。引き出しの数が多いほど、知識の組み合わせパターンを変えることができます。
つまり、たくさん考えられるということですね。
逆を言ってしまえば、引き出しの数が少ないと、組み合わせのパターンが限られてしまいます。(考える力がない)
少ない引き出し(知識)から、無限の組み合わせパターンを編み出せる一部の神童を除けば、引き出しの数が少ないと考えることができません。
つまるところ、考える力を伸ばすには、まずは引き出しの数を増やして(体験させる)、組み合わせのパターンを増やすことが先決になります。
ささ、いつまでも考えてる時間がもったいのうございます。さっさっと答えを教えて、どんどん体験させていきましょう。
2・体験したことを、復習する。
体験して新しい知識を得たら、せっかく学んだ知識を忘れないように何度も復習することが大切です。
「1+1は、1」。
眠くなる呪文のようですが、繰り返し復習することで、いつでも知識を取り出せるようになります。
子供の考える力を伸ばすとき、この作業で差が出ます。
ここで注意したいのが、
「何度教えたら分かるのだ!」
と口をすべらせてしまうことです。
これはまぁ・・・仕方ないですよね、だって親も人間ですもの。何度教えても分からない子供を見ると、イラッとしますよね。
しかし、ここはぐっと堪えて下さいませ。
何度も何度も教えれば、いつかは分かってくれます。ですが「自分で考えろ!」と突き放してしまうと、そこで試合終了です。子供の中に「分からないこと」ができてしまいますよ。
1度や2度体験したぐらいで完全に覚えるなんて、神童すぎますよ。かわいいわが子だからって、買いかぶりすぎですよ。(私は買いかぶりますが)
何度も教えることは、面倒なだけです。難しい専門的なスキルは一切必要ありません。
繰り返し復習して、子供の体に知識を沁み込ませてあげましょう。
3・覚えた知識を、組み合わせる。
最後のステップは、覚えた知識を組み合わせることでございます。
「1+1は2」を覚えたなら、1+2は何でしょうか?
では、2+1は何でしょうか?
1+1は、1に1が加わる計算。では、1に2が加わったら?2に1が加わったら?
これが分かれば、その子の考える力は順調に育っている証拠です。もし考えても答えが出ないようであれば、答えを教えてあげましょう。(引き出しを増やすため)
また、組み合わせる知識は、難しい勉強に限った話ではありません。日々の日常の中にも、考えるチャンスはいくらでもございます。
日常生活で子供の考える力を実感したのは、子供(当時3歳)の前を救急車が通りすぎたときです。
私は息子の的確な推理を聞いて、感動して涙がこぼれ落ちました。この子は神童だと。
わずか3歳にして、「サイレン=現場に行く」という知識から、「サイレンが鳴ってない=現場に行かない」と結びつけたのでございます。
親が思っている以上に、子供は本来考える力を持っているのでしょうね。
ただ時折、斬新すぎる答えをするので、親がついていけないだけかもしれません。
つまり、知識を得るための行動力が大切。
こう考えてみると、子供の考える力を伸ばすには、まずは知識(引き出しの数)を増やすことが大切だということを痛感します。
知識(引き出しの数)を増やせれば、組み合わせパターンを変えていけばいいのです。(ただし一部の天才を除く)
知識を増やすには、行動することが一番であります。
・やってみて体験する
・見てみる(テレビ、映画)
・聞いた
・読んだ
「勉強」という枠でなくても、知識を得る手段はたくさんあります。いずれにしても大切なのは、まずその1歩を踏みこんで行動することです。
行動しなければ、新しい知識は得られません。新しい知識が増えなければ、考える組み合わせパターンはは増えませんよ。
まとめ:子供の考える力を伸ばすには、まず経験させること。
それでは、まとめましょう。
子供の考える力を伸ばすには、次のことが大切でございます。
1・いくら考えたって、知らないものは知らない。
2・知識の数を増やし、知識の組み合わせパターンを増やす。
3・新しい知識を学ぶ(見る・聞く・体験する)ために、どんどん行動する。
何度教えても「分からない」わが子を見ると、「考える力がないのかな?」と心配になってしまいます。
ですが冷静に考えれば、それは考えるための引き出しの数(知識)が不足しているだけかもしれません。
新しい知識を得るには、まずは行動させましょう。分からないことは、どんどん教えてあげましょう。
引き出しの数が増えれば、自ずと考える力もついてきますよ。
それでは、また!
次の記事はこちらです。
子供の考える力を伸ばすには、「経験」が最も必要でございますぞ。