こんにちは。
「やべぇ・・・家を買ってから、収入が下がってるんだけど・・・」
マイホーム購入後に収入が下がったら・・・。想像しただけで血の気が引いて、魂が天に召されそうになります。
ですが住宅購入後、収入が下がらない保証など、まったくないですからね。
住宅ローン返済のシミュレーションは徹夜でしたとお察ししますが、そのシミュレーションに「収入ダウン」は含まれていましたか?
もしシミュレーションに「収入ダウン」が含まれていなければ、とても危険でございますよ。
なぜなら収入ダウンは他人事ではなく、身近に起きうるリスクだからです。
まじめに働いていても、会社の業績が傾けば、簡単に収入は下がってしまうのですよ。
ですので、たとえ収入が下がろうとも、マイホームを守りぬく戦略が必要になるのです。
そこでこの記事では、収入が下がったときでもマイホームを守り抜く方法について解説させて頂きましょう。
雨が降っても、ヤリが降っても、大切なマイホームを最後まで守りたい方は必読でございますよ!
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この記事の概要
住宅購入後、収入は簡単に下がる。
マイホームをご購入されたみなさま。
住宅ローン返済のシュミレーションの前提として、
・収入は下がらない
・収入が一定、もしくは微増
という条件で、シミュレーションしませんでしたか?
私ですか?淫らな妄想に憑りつかれながら、シミュレーションしておりましたよ。
しかしよくよく考えれば、こんな希望的観測のシュミレーション通りにはならないじゃないですか。
むしろ世の中、思っている以上に簡単に収入は下がるものでございますよ。
会社の業績が悪くなって、ボーナスカット。
月並みの表現で恐縮ですが、ボーナスって、蜜の味がするじゃないですか。
1回でもボーナスが100万円支給されると、「次も100万円もらえるんじゃないかな・・・」と無条件に期待してしまうのですよね。
「せめて例年並みはもらいたい!」と思うのが人の心ですが、ボーナスには血も涙もありません。会社の業績が傾いた途端に、まっさきにカットの対象になりますよ。
ちなみにですが、私が新卒で入社した会社では、会社の業績が傾いた瞬間にボーナスはゼロになりました。
・1年目:40万円
・2年目:70万円
・3年目:リーマンショックの影響で、ゼロ。
なんでしょうね、この「持ち上げて、持ち上げて、突き落とす」の図は。
では、3年目は・・・100万・・・ですかね・・ぐふふふ・・・
ボーナスに変な期待は厳禁です。例年通りもらえるはずだ・・・などと、期待してはいけません。奴らは非情です。
ボーナスカット・ボーナスゼロは、あなたが思っている以上に簡単に起こります。ご注意下さいませ。
勢い余って退職・失業。
収入ダウンのリスクは、ボーナスカットだけではありません。
もっと身近な収入ダウン、それは失業でございます。つまり、無職ニート野郎になることですね。
安定した収入があるように見えて、それは会社に在籍しているからこその恩恵です。会社を離れた途端、あなたは1円も稼がない、無職ニート野郎になるのです。
「家を買って住宅ローンを返済しているのに、会社を簡単に辞める訳ないだろ?」
責任感の強いあなたは、そう思いませんでしたか?
イエス、おっしゃる通り、住宅ローンを返済しているので、そうそう会社を辞めないでしょう。
ですがあえて聞きますが、あなたは「絶対に会社を辞めない」と断言できますか?
住宅ローンを抱えているので、簡単に会社を辞めることはないでしょう。
しかしこれから先、今と同じ条件で仕事が続く保証はないのですよ。
・会社の方針転換。
・配置転換により、未経験の仕事をすることになった。
・左遷された。
・転勤を命令された。
なんの嫌がらせか、事務職だったのに営業(しかも新規飛び込み)への配置転換されたら、殺意を抱いてしまいますよね。
会社を辞めるハードルは、思ってるより低くて飛びやすいのですよ。
※私ごとですが、住宅購入後3年で退職→独立してしまいました。
収入ダウンしても、マイホームを守るには?
どうですか?脅しでも何でもなく、収入が簡単に下がること、ご理解頂けましたでしょうか。
ですが住宅購入後、どんなことがあってもマイホームは手放したくないですよね?
あなたの大切なマイホームを守るには、住宅購入後、次の4つを鉄の掟として心に刻むことが大切です。
1・生活水準を簡単に上げない。
収入ダウンのリスクからマイホームを守り抜くためには、住宅購入後でも簡単に生活水準を上げないことが何よりも大切です。
なぜなら生活水準を上げると、家計が高コスト体質になってしまい、収入ダウンに耐えられなくなるからですよ。
収入が下がっても、住宅ローンの返済額は同じですので、収入が下がった分だけ、家計は苦しくなります。
その上家計が高コスト体質だったら・・・。
住宅ローンを返済することができなくなります。
住宅購入では、念願のマイホームを手に入れた喜びで支出が爆発します。
・新しい家電。
・新しい家具。
・エクステリア用品。
・エクステリア工事費。
最初は「買いそろえるだけ」と、思っているかもしれません。
しかし新しく快適な生活に慣れてしまうと、その生活を手放せなくなります。
快適な生活を維持するのにお金が必要でも、ニンゲンは以前の不便な暮らしには戻れないのですよね。
ですので、住宅購入後でも簡単に生活水準を上げてはいけません。
少々厳しいですが、「生活水準をあげることは、住宅ローン破産へのカウントダウン」と心得て下さいませ。
2・生活コストを下げるのは当たり前。
収入が下がってもマイホームを守り抜くには、生活コストを下げるのは大切です。
前述のとおり、家を買うと生活コストが上がりやすいのですが、鉄の心をもって、生活コストを下げるのです。
・タバコ、酒などの趣向品。
・お金のかかる遊び、趣味。
・無駄な付き合い、飲み会など。
「おいおい、それがなくなったら、生きてる意味ないぜ?」と思われるぐらい、厳しくコストをカットすべきでしょう。
それぐらい本気にならないと、収入ダウンのピンチを乗り切ることはできません。
それだけでなく、固定費の削減も同時にする必要があります。
特に通信費(スマホ・ネット)・水光熱費は、コスト削減のやりがいがありますよ。
私は節約につぐ節約で、低年収でありながら500万円の貯金を達成しました。
ここまでする必要性には疑問が残りますが、これぐらい徹底的に低コストで生きていける家計を作っておけば、収入ダウンなぞ怖くはありません。
3・住宅ローンのボーナス払いを辞める。
収入ダウンでもマイホームを守るためには、住宅ローンのボーナス払いを辞めるべきでしょう。
なぜならボーナスは安定性がないからですよ。今回50万円もらったとしても、つぎも同じ金額をもらえる保証はないですからね。
しかし住宅ローンのボーナス払いは、常に同じ金額を払わなくてはいけません。
・・・え?それでも住宅ローンのボーナス払い15万円払うのですか?・・・無理でございます。
「ボーナスありき」で住宅ローンの返済シミュレーションをたてると、ボーナスがなくなったら首がまわらなくなります。
予期せぬ収入ダウンに備えるには、最初からボーナスを当てにしない方が賢明です。
「ボーナスはもらえたらラッキー」でございます。
住宅ローン返済に充てずに、全額貯金する勢いがあれば、収入が下がってもマイホームを守ることができます。
4・住宅ローンを借り換える。
収入ダウンからマイホームを守るには、住宅ローンの借換えも必要でしょう。
住宅ローンでは金利が1%下がるだけで、返済総額が100万、200万と変わる世界です。もちろん、月々の返済額も下がります。
住宅購入のときは決めることが多くて忙しく、住宅ローンのことばかり考えていられません。
そのためハウスメーカーと提携している銀行と、安易に契約しがちなんですよね。
ですがハウスメーカーと提携している銀行が、もっともお得な銀行とは限りません。
私はハウスメーカーと提携していた地方銀行から借りましたが、ネット銀行の金利を見てがくぜんとしました。
だって金利が半分なのですもの。
住宅ローンの借換えは手続きは、はっきり言えばめんどくさいのですよ。必要書類も多いですし。
ですが高い金利で住宅ローンを返済していたがために、収入ダウンに対応できずにマイホームを手放す結果になったら・・・。
それこそ、マジでカバじゃないですか?ぜったい一生後悔しますよね?
ですので、まずは重い腰をあげましょう。
今はまだ大丈夫かもしれませんが、将来の収入ダウンのためでございます。
住宅ローンを借り換えた経緯などは、こちらの記事にまとめました。ぜひ読んで、借り換えにチャレンジしてみてくださいませ。
それでも住宅ローンが払えないときは、銀行に相談する。
それでも住宅ローンが払えないときは、早めに銀行に相談することがおすすめです。
悪い情報ほど人に言いにくいのですが、滞納が重なると本当にまずいので、「やばい」と感じたら早めに銀行に相談しましょう。
銀行に相談したら「早く返せ」と怒られそうですが、銀行に返済が厳しいことを相談すると、
1・返済計画の見直し。
2・一時的な返済金額の調整。
3・住宅ローンの借り換え。
4・任意売却(!)
などなど親身に相談に乗ってくれるようですよ。(でも任意売却はいやだ)
人に相談することで、気持ちも状況も楽になるはずですよ。
まとめ:収入が下がっても返済できるように準備しよう!
それでは、まとめましょう。
収入ダウンでもマイホームを守るためには、次の4つを実践する必要があります。
1・生活水準を簡単に上げない。
2・生活コストを下げる。
3・住宅ローンのボーナス払いを辞める。
4・それでも払えないときは、銀行に相談する。
家は買ってからが本当に長いのです。色んなことがありますよ。(事実、私は住宅購入後3年で会社を辞めて独立しました。)
例え収入が下がろうが、無職になってゼロになろうが、大切なマイホームだけは守りたいものです。
ですので、今のうちからしっかりとマイホームを守る準備をしていきたいものですね。
それでは、また!
次の記事はこちらです。