こんにちは。
格安メガネ店(JINS、zoffなど)でメガネは安く買えるようになりましたが、その反面、メガネの修理・メンテナンスはちょっと不便になった・・・と思いませんか?
だってメガネが曲がったからと言って、わざわざ駅前のJINSに直しにいくのは面倒ですし、それにお店はすごく混んでいるじゃないですか。
とは言え、近所のメガネ屋さんに買ってもないメガネを修理して頂くのは、とても忍びないであります。
あぁ、どなたか心お優しい方、曲がったメガネを自宅で簡単に直す方法を教えて頂けませんでしょうかね・・・。
曲がったメガネを自宅で簡単に直すには、どうしたらいいのでしょうか?
この記事ではメガネが曲がってお困りのあなたのために、自宅で簡単にできる曲がったメガネの直し方について解説させて頂きましょう。
※メガネのフレームを曲げるとき、こちらのメガネ修理専用のペンチがあると便利です。
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この記事の概要
自宅で簡単に曲がったメガネを直す方法。
それでは早速ご紹介させて頂きましょう。
今回直すのは、の金属製のメタルフレームメガネでございます。
育児に奮闘するのメガネは子供の頭突きが直撃するので、かなり曲がっておりますね。
両側のテンプル(つる)が90度以上に開いており、これではメガネを装着したときにずり落ちてしまいます。
さらにはノーズパット(鼻当て)も子供の頭突きにより、見事に見開いた状態になっておりますね。
ここまで開いていると、もはやノーズパットの役割を果たしておりません。
涙やまつげにレンズが触れて汚れますし、目の位置とレンズの位置が合わないので、疲れ目になってしまいます。
0・必要なモノ
曲がってしまったメガネを自宅で直すために、専門的な道具は不要でございます。
準備するのは、お湯を入れるコップだけでございます。
マグカップでもいいですし、料理につかう計量カップでもかまいません。
1・40℃のお湯でよくメガネを温める。
曲がったメガネを直す最初のステップは、40℃のお湯でメガネを温めることでございます。
金属製のメタルフレームメガネは温めることで柔らかくなり、加工しやすくなります。
メガネの温め方は準備したコップに40℃のお湯を注ぎ、そこにメガネを浸すだけです。
時間としては1分以上が望ましいでしょう。
これなら不器用な私でも直せそうであります。
誰でも簡単にできる曲がったメガネの直し方ですが、ご注意頂きたいことが1つあります。
それは熱湯にメガネを浸さないことです。
熱湯に浸した方がメガネは柔らかくなりますが、熱湯はメガネのレンズのコーティングを剥がしてしまいます。
メガネのコーティングは60℃以上の熱が加わると、クラック(ひび割れ)が起きてしまいます。
ドライヤーの熱、サウナなどもコーティング破損の原因になりますので、ご注意下さいませ。
2・テンプル(つる)をじんわりと曲げる。
40℃のお湯に浸し、メガネが柔らかくなったら、いよいよ修理開始でございます。
柔らかくなったメガネに優しく力を加え、曲がった反対方法にメガネを曲げていきます。
柔らかくなったとは言え、急に力を加えるとメガネが折れて破損する原因になりますので、十分ご注意下さいませ。
曲がったメガネを直すポイントは、テンプルの角度が90度(直角)になるように曲げることでございます。
90度よりテンプルが開いていると、装着した際にメガネがずれ落ちてしまいます。
逆に90度より狭い角度であると、装着したときにコメカミが痛くなってしまいますよ。
テンプルの角度は装着しながら調整するようにしましょう。
3・ノーズパット(鼻当て)を、じんわり曲げる。
メガネのテンプル部を修理することができたら、同様にしてメガネのノーズパット(鼻当て)の部分も修理しましょう。
メガネのノーズパットはテンプルよりも細い金属で出来ております。ですので、テンプルのときよりも、僅かな力で曲げることが可能です。
くれぐれも急に力を入れて、金属を折らないようにご注意下さいませ。
ノーズパットを曲げるときのコツは、広がってしまったノーズパットを中心に向かって狭めるように曲げることです。
開きすぎではメガネがずれてしまいますが、ノーズパットの角度が急すぎると装着したときに鼻が痛くなりますよ。
4・完成!
さて、曲がったメガネを直す方法は、たったこれだけで完了でございます。
どうでしょうか、この仕上がり。
不器用な私がしたとは思えない出来栄えではないでしょうか。両側のテンプルが90度に曲がっていて、実に清々しいでありますな。
また開きすぎていたノーズパットも、この通りでございます。
今回はに試着をしてもらいながら角度を調整しましたので、の顔にジャストフィットするメガネとなりました。
日常的にメガネをかけていると、どうしてもメガネが曲がってしまいますよ。
メガネが不意に曲がってしまったとき、このように自宅で簡単に直せると、とても便利ですよ。
曲がったメガネを直すときの注意。
曲がったメガネが自宅で気軽に直せたら、すごく便利ですよね。
私も自宅で直せるようになって、メガネを常にジャストフィットで装着できるので、メガネをかけるストレスが大幅に減りました。
しかしながら自宅で曲がったメガネを直すときは、次のことにご注意頂きたいのです。
急に力を加えない。
曲がったメガネを直す原理はとてもシンプルで、金属のメガネを反対方向に折り曲げるだけです。
この原理はプロがやろうとも素人がやろうとも、同じ原理でございます。
しかしながらプロと素人で決定的に違うのが、力のさじ加減ですね。
お湯で温めて柔らかくしているとは言え、金属も急激に力を加えると折れてしまいます。
ですので、メガネを曲げるときは、ゆっくりゆっくりじわ~っと力を加えていきましょう。
60℃以上のお湯で温めない。
メガネを柔らかくするときに使用するお湯ですが、60℃以上の熱になるとメガネのコーティングにダメージを与えてしまいます。
すぐにコーティングが剥がれなくても、小さなクラックが入り、やがて大きなクラックになってしまいます。
メガネを曲げるときは安全を考慮して、40℃のお湯がお勧めでございますよ。
プラスチックフレームには使わない。
またこのメガネの直し方は、あくまでもメタルフレームメガネの場合でございます。
メタルフレーム以外にもプラスチックでできたメガネもありますが、プラスチックは素材の特性上、無理に力を加えると金属よりも折れやすいです。
もしもお使いのメガネがプラスチックフレームであれば、このやり方を試してはいけませんよ。
異常を感じたら、すぐに辞める。
そして最後に、自分で直そうとしたときに、異常を感じたときはすぐに辞めることです。
曲がったメガネを直す原理はシンプルですが、多くの外的な条件が重なることで、予測不能な出来事が起きる可能性があります。
室温が冷えているときに40℃でお湯を作っても、すぐに冷えてしまい、メガネが十分に柔らかくなっていないかもしれません。
メガネが柔らかくないときに急に力を加えると、破損する恐れがあります。
自分で直そうとしたときに、少しでも異常を感じたら作業を辞め、メガネを買ったお店で直してもらうことが必要でございます。
まとめ:自宅でメガネを直せると便利!
それでは、まとめよう!
曲がったメガネを自分で直す方法は次の通りであります。
1・40℃のお湯を準備し、メガネを温める。
2・柔らかくなったメガネにゆっくり力を加えて曲げる。
3・試着しながらジャストフィットする角度に調整する。
曲がったメガネをかけていると、メガネがずれ落ちてきてストレスが溜まります。
しかしメガネを直すにも、格安メガネ店は家から遠く、また店舗が混雑しているので気軽に行ける環境ではありません。
ですので、自宅で簡単に直せるとすごく便利なのですよね。
今回紹介させて頂いた方法はメタルフレーム限定になりますが、不器用な方でも簡単に直すことができますよ。
メガネを大切にメンテナンスして、快適なメガネライフを楽しみましょう!
それでは、また!
今回は手でフレームを曲げましたが、メガネ修理専用のペンチもありますよ。
お値段も手ごろなので、次回からはこちらを使おうと思います。
メガネと共に生まれ育ってきた私が、自宅で簡単にできる曲がったメガネの直し方を教えて差し上げましょう。