不器用パパでも簡単!庭の砂利敷きに必要な「転圧機」を自作してみた!

こんにちは。

 

庭に砂利を敷いたとき、必ず「転圧(砂利を踏み固めること)」の作業が必要になりますが、肝心の転圧機はどこのホームセンターにも売ってないんですよね。

ネットで販売されている転圧機は、どれも1万円~と高額で、DIY初心者が気安く手を出せるものではありません。

しかし転圧しなければ、地面はふわふわのまま・・・。

そうだ、転圧機をDIYで作ってしまいましょう!

市販品を探し回るくらいなら、最初から自作することがおすすめです。転圧機はとてもシンプルな構造なので、不器用な人でも自作することができますよ。

 

そこでこの記事では、転圧機の自作する方法について、事細かに解説させて頂きます。

大丈夫でございます。この記事の通りにやれば、まず失敗することはありませんよ。

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わずか1時間で自作した、転圧機はこれだ!

それでは私が自作した転圧機をご紹介させて頂きましょう。作業時間はわずか1時間。難しいスキルも専門用具もまったく使っていません。完全に初心者仕様でございます。

KIMG0616

ばばーーーーーん!!

・・・ばばばーーーーーん・・・!!!

 

・・・何でしょうか、その冷たい視線は。手作りの温もりが感じられて、いいではないですか。私のハンドメイドですよ。

 

・・・え?左右で長さが違う?歪んでいる?

・・・イエス。歪んでおりますが、何か問題でも?

いやいや、ちょっと考えて下さいよ。だって、これ、何に使うんですか?まさかこれを飾ってインテリアにするのですか?

 

・・・いいえ、違いますよね。これを使って、柔らかい地面を転圧するために、使うのですよね?

これを使って地面を突きまくるのですよね?

 

ご安心くださいませ。この転圧機、転圧能力に関しては折り紙つきですから。

先端に付けられたブロックの重量により、圧倒的な踏み固め力を発揮し、地面を強力に踏み固めてくれます。

 

さあ、それでは転圧機の作り方について解説して参りましょう!

 

DIY初心者でも絶対に失敗しない、転圧機の作り方!

転圧機を自作するために、特別なスキルや特殊材料は必要ありません。

ホームセンターに売られている材料だけで、不器用なあなたでも簡単に自作することができますよ。

 

必要なもの・材料。

転圧機を自作するために必要な材料は、こちらでございます。どれも近くのホームセンターで買い揃えることができます。

【必要な材料】

・重量ブロック ハーフサイズ  1個

・角材:30mm角、長さ:1800mm 2本

・平板:厚み40mm、幅140mm  1枚

・丸釘15mm 1袋

・丸釘65mm 1袋

・ミニ金具 L字型 6個

【必要な工具】

・木工用のこぎり

・ハンマー、トンカチ

・メジャー

・えんぴつ

イエス、どのホームセンターにも置いてある、一般的な材料ですよね。特に難しいこともないでしょう。

釘は2種類使いました。

 

・15mm:底板の固定用

・65mm:支柱の固定用

 

DIYでは寸法が大切です。長さはきっちり守りましょう。

不器用なDIY苦手パパが教える、DIY初心者が失敗しない為の簡単な4つのコツ!

2017.01.12

 

また転圧のカナメとなる重量ブロックは、ハーフサイズで十分な重さです。逆にフルサイズでは重すぎて、持ち上げられないかもしれません。

 

シンプルを極めた、美しいほどの転圧機の図面。

必要な材料は揃いましたでしょうか。

それでは、こちらが転圧機の図面でございます。シンプルを極めた、美しい図面ですね。

この転圧機は、平板の上にのせた重量ブロックを角材で固定し、ハンドル(角材)を取り付けた構造になっています。

 

作業1:角材・平板をカットする。

最初の作業は、角材・平板をカットすることです。

2本買ってきた、1800mmの角材から、それぞれ「重量ブロックの幅」の長さだけカットしましょう。

重量ブロックの幅でカットした2本の角材は、転圧機を支える構造材として使います。

※1800mmの角材の1本につき、重量ブロックの幅を1本ずつカットして下さい。

 

また平板も長いようであれば、適時カットして下さいませ。

平板が長すぎると、操作性が悪くなるほか、転圧能力も下がってしまいますよ!

DIY初心者のみなさまには、カットする作業が一番しんどいかと思います。

ですがカットを正確にしなければ、完成した転圧機に歪みが生まれてしまいますので、全神経を集中してカットしましょう。

 

作業2:平板に角材を1本立てる。

自作転圧機1

材料のカットが完了したら、次は平板に角材(ハンドル部)を取り付けましょう。

重量ブロックを乗せて激しく上下するので、取りつけはしっかりと行いましょう。

 

不器用な人でも簡単に取り付ける方法は、L字金具を使って丸釘を打ちまくる、という荒業がおすすめです。

釘を打った形跡が露骨の残るので見栄えは劣りますが、釘を乱射した強度は激しい転圧にも負けません。

いいんです、いいんです、砂利を敷く時に転圧できれば。

 

作業3:ブロックを平板に乗せて、固定する。

次は重量ブロックを平板に乗せて固定する作業でございます。

重量ブロックを平板の上に乗せて、「1」の作業でカットした角材(重量ブロックの幅にカットしたもの)を、ブロックの穴に通しましょう。

自作転圧機2

穴に通したら、ブロック幅の角材を「できるだけブロックに密着させて」、長い角材(ハンドル)に固定します。

固定の仕方は、丸釘で力強く打ちつければOKでございます。

 

同様にして、反対側も平板に角材(ハンドル部)を取り付けます。ハンドルを取り付けたら、こちら側からもブロックを固定する角材に丸釘を打って、しっかり固定しましょう。

 

作業4:2つのハンドルを、ブロック幅の角材で固定する。

自作転圧機3

これで見た目的には、ご立派な転圧機になりました。

しかしこのままではハンドルがぐらついて、転圧作業はできません。

そこで2つのハンドルをブロック幅の角材で固定しましょう。やり方は同様、丸釘でしっかり打ちつければ大丈夫です。

 

取り付ける位置は、なるべくハンドルの中間がいいでしょう。

中間に取り付けることで、転圧機の横揺れを防ぎつつも、操作性を悪くしません。ベストポジションでございます。

 

ハンドルをブロック幅の角材でしっかり固定すれば・・・イエス、完成であります!!

 

本当に使えるの?自作した転圧機を使ってみた!

な、なんでしょうか、その人を疑うような目つきは。

・・・イエス、イエス、分かっておりますよ。「ちゃんと使えるんだろうな?」とおっしゃるのですよね。

 

しかしご安心下さいませ。冒頭でも申し上げたとおり、この転圧機はシンプルな構造でありながら、転圧能力においては他社製品を凌駕するのです。

 

それを証明するため、さっそく自作した転圧機を使ってみました。

まずこちらが、転圧する前の状態の砂利でございます。この撮影のために、わざわざ砂利を盛っておきました。

KIMG0624

この砂利に向かって、さあ、転圧しましょかね。よいしょ・・・っと。ああ、重い・・・。

KIMG0625

・・・ずべし!!・・・・ずべし!!・・・ずべし!!・・・!!

静かな住宅街にある私の庭から、転圧機が砂利を踏み固める音が鳴り響きます。

打つべし!打つべし!!打つべし!!!

あ、すいません、つい日頃のストレスが出ちゃいましたね、・・・打つべし!!

 

転圧すること数回、果たしてふわふわだった砂利は、しっかりと転圧されているのでしょうか。

KIMG0627

・・・。・・・・。・・・・・。

・・・これは完全に踏み固められた砂利でございます。まったくふわふわしていません!

どうですか?この転圧能力は?控えめに言っても高すぎではないですか?

この転圧能力は、簡単に自作することができます。これで高すぎる市販品を買う必要はありません。

 

まとめ:転圧機は簡単に自作できる!

庭に砂利を敷くときは、必ず転圧機が必要になります。しかし転圧機が売ってないのですよね、不思議なことに。

ですが転圧機は簡単に自作できるのです。特別な材料も、難しいスキルも必要ありません。

砂利を転圧するだけですので、多少の見栄えは目をつぶりましょう。いいんです、砂利がしっかり踏み固められれば。

 

転圧機は簡単に自作できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

それでは、また!

 

 

自作した転圧機を使いながら、砂利敷きに苦戦した様子はこちらの記事に凝縮させて頂きました。

庭を人力で転圧・整地!DIYで砂利を敷いた体験談

2015.08.18

 

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2 件のコメント

  • 65mmの丸釘を強くおすすめされていますが、L字金具で平板と角材を固定する際に、30mmの角材に65mmの釘だと貫通すると思うのですが、
    そこだけ違う釘を使ったのでしょうか?

    • ご指摘ありがとうございます!ブログの表記が間違っていましたので、訂正させて頂きます。
      正しくは「65mmの釘を間違って買ってしまった」ですね。

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