こんにちは。
庭に砂利を敷いたとき、必ず「転圧(砂利を踏み固めること)」の作業が必要になりますが、肝心の転圧機はどこのホームセンターにも売ってないんですよね。
ネットで販売されている転圧機は、どれも1万円~と高額で、DIY初心者が気安く手を出せるものではありません。
市販品を探し回るくらいなら、最初から自作することがおすすめです。転圧機はとてもシンプルな構造なので、不器用な人でも自作することができますよ。
そこでこの記事では、転圧機の自作する方法について、事細かに解説させて頂きます。
大丈夫でございます。この記事の通りにやれば、まず失敗することはありませんよ。
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この記事の概要
わずか1時間で自作した、転圧機はこれだ!
それでは私が自作した転圧機をご紹介させて頂きましょう。作業時間はわずか1時間。難しいスキルも専門用具もまったく使っていません。完全に初心者仕様でございます。
ばばーーーーーん!!
・・・ばばばーーーーーん・・・!!!
・・・何でしょうか、その冷たい視線は。手作りの温もりが感じられて、いいではないですか。私のハンドメイドですよ。
・・・え?左右で長さが違う?歪んでいる?
いやいや、ちょっと考えて下さいよ。だって、これ、何に使うんですか?まさかこれを飾ってインテリアにするのですか?
・・・いいえ、違いますよね。これを使って、柔らかい地面を転圧するために、使うのですよね?
これを使って地面を突きまくるのですよね?
ご安心くださいませ。この転圧機、転圧能力に関しては折り紙つきですから。
先端に付けられたブロックの重量により、圧倒的な踏み固め力を発揮し、地面を強力に踏み固めてくれます。
さあ、それでは転圧機の作り方について解説して参りましょう!
DIY初心者でも絶対に失敗しない、転圧機の作り方!
転圧機を自作するために、特別なスキルや特殊材料は必要ありません。
ホームセンターに売られている材料だけで、不器用なあなたでも簡単に自作することができますよ。
必要なもの・材料。
転圧機を自作するために必要な材料は、こちらでございます。どれも近くのホームセンターで買い揃えることができます。
【必要な材料】
・重量ブロック ハーフサイズ 1個
・角材:30mm角、長さ:1800mm 2本
・平板:厚み40mm、幅140mm 1枚
・丸釘15mm 1袋
・丸釘65mm 1袋
・ミニ金具 L字型 6個
【必要な工具】
・木工用のこぎり
・ハンマー、トンカチ
・メジャー
・えんぴつ
イエス、どのホームセンターにも置いてある、一般的な材料ですよね。特に難しいこともないでしょう。
釘は2種類使いました。
・15mm:底板の固定用
・65mm:支柱の固定用
DIYでは寸法が大切です。長さはきっちり守りましょう。
また転圧のカナメとなる重量ブロックは、ハーフサイズで十分な重さです。逆にフルサイズでは重すぎて、持ち上げられないかもしれません。
シンプルを極めた、美しいほどの転圧機の図面。
必要な材料は揃いましたでしょうか。
それでは、こちらが転圧機の図面でございます。シンプルを極めた、美しい図面ですね。
この転圧機は、平板の上にのせた重量ブロックを角材で固定し、ハンドル(角材)を取り付けた構造になっています。
作業1:角材・平板をカットする。
最初の作業は、角材・平板をカットすることです。
2本買ってきた、1800mmの角材から、それぞれ「重量ブロックの幅」の長さだけカットしましょう。
重量ブロックの幅でカットした2本の角材は、転圧機を支える構造材として使います。
※1800mmの角材の1本につき、重量ブロックの幅を1本ずつカットして下さい。
また平板も長いようであれば、適時カットして下さいませ。
DIY初心者のみなさまには、カットする作業が一番しんどいかと思います。
ですがカットを正確にしなければ、完成した転圧機に歪みが生まれてしまいますので、全神経を集中してカットしましょう。
作業2:平板に角材を1本立てる。
材料のカットが完了したら、次は平板に角材(ハンドル部)を取り付けましょう。
重量ブロックを乗せて激しく上下するので、取りつけはしっかりと行いましょう。
不器用な人でも簡単に取り付ける方法は、L字金具を使って丸釘を打ちまくる、という荒業がおすすめです。
釘を打った形跡が露骨の残るので見栄えは劣りますが、釘を乱射した強度は激しい転圧にも負けません。
いいんです、いいんです、砂利を敷く時に転圧できれば。
作業3:ブロックを平板に乗せて、固定する。
次は重量ブロックを平板に乗せて固定する作業でございます。
重量ブロックを平板の上に乗せて、「1」の作業でカットした角材(重量ブロックの幅にカットしたもの)を、ブロックの穴に通しましょう。
穴に通したら、ブロック幅の角材を「できるだけブロックに密着させて」、長い角材(ハンドル)に固定します。
固定の仕方は、丸釘で力強く打ちつければOKでございます。
同様にして、反対側も平板に角材(ハンドル部)を取り付けます。ハンドルを取り付けたら、こちら側からもブロックを固定する角材に丸釘を打って、しっかり固定しましょう。
作業4:2つのハンドルを、ブロック幅の角材で固定する。
これで見た目的には、ご立派な転圧機になりました。
しかしこのままではハンドルがぐらついて、転圧作業はできません。
そこで2つのハンドルをブロック幅の角材で固定しましょう。やり方は同様、丸釘でしっかり打ちつければ大丈夫です。
取り付ける位置は、なるべくハンドルの中間がいいでしょう。
中間に取り付けることで、転圧機の横揺れを防ぎつつも、操作性を悪くしません。ベストポジションでございます。
ハンドルをブロック幅の角材でしっかり固定すれば・・・イエス、完成であります!!
本当に使えるの?自作した転圧機を使ってみた!
な、なんでしょうか、その人を疑うような目つきは。
・・・イエス、イエス、分かっておりますよ。「ちゃんと使えるんだろうな?」とおっしゃるのですよね。
しかしご安心下さいませ。冒頭でも申し上げたとおり、この転圧機はシンプルな構造でありながら、転圧能力においては他社製品を凌駕するのです。
それを証明するため、さっそく自作した転圧機を使ってみました。
まずこちらが、転圧する前の状態の砂利でございます。この撮影のために、わざわざ砂利を盛っておきました。
この砂利に向かって、さあ、転圧しましょかね。よいしょ・・・っと。ああ、重い・・・。
・・・ずべし!!・・・・ずべし!!・・・ずべし!!・・・!!
静かな住宅街にある私の庭から、転圧機が砂利を踏み固める音が鳴り響きます。
あ、すいません、つい日頃のストレスが出ちゃいましたね、・・・打つべし!!
転圧すること数回、果たしてふわふわだった砂利は、しっかりと転圧されているのでしょうか。
・・・。・・・・。・・・・・。
どうですか?この転圧能力は?控えめに言っても高すぎではないですか?
この転圧能力は、簡単に自作することができます。これで高すぎる市販品を買う必要はありません。
まとめ:転圧機は簡単に自作できる!
庭に砂利を敷くときは、必ず転圧機が必要になります。しかし転圧機が売ってないのですよね、不思議なことに。
ですが転圧機は簡単に自作できるのです。特別な材料も、難しいスキルも必要ありません。
砂利を転圧するだけですので、多少の見栄えは目をつぶりましょう。いいんです、砂利がしっかり踏み固められれば。
転圧機は簡単に自作できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
それでは、また!
自作した転圧機を使いながら、砂利敷きに苦戦した様子はこちらの記事に凝縮させて頂きました。
そうだ、転圧機をDIYで作ってしまいましょう!