出世しなくても人生は楽しい。課長になって思う、出世を諦める5つのメリット。

こんにちは。

 

さて突然でございますが、あなたは出世したいですか?それとも出世したくないですか?

出世は完全にしたくありません。きっぱり

私も若い頃は出世に燃えて仕事をしていた時期もございました。しかし今では、出世熱は完全に冷めてしまいましたよ。

私の出世熱がクールダウンしたのは、出世を目指して生きて行くよりも、出世を諦めて生きて行く方がよほど楽しいと気がついたからです。

出世競争に人生を奉げるよりも、出世競争から身を引いて、自分のやりたいことを好きにやった方がよほど楽しいです。

 

そこでこの記事では、出世を諦めるメリットについて解説させて頂きます。

出世競争に疲れたあなた。出世街道を降りても人生はとても楽しいですよ。

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出世は正義ではない。

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終身雇用で年功序列が確立していた頃は、「出世=正しい」という時代でした。

私の父は、まさにその時代を生き抜いた企業戦士で、「出世=正しい」を背中で語り、実現していきました。

父は企業戦士として家族を養うため、ひたすらに働き続け、どんどん出世していきました。

平日も休日もほとんど家にいない父でしたが、まったくの平社員から係長~課長~部長へと、出世のエリートコースを突き進む父の姿は幼かった私にも、

・父はかっこいい

・企業戦士になったら、出世を目指すべき

と胸を打つものがありました。

しかし時は流れ、今は私が当時の父の年齢に近くなりました。

父のように出世を目指すべきだと思っていましたが、いざ働いてみると「本当に出世は目指すべきなのか?」と疑問に思うことが多かったです。

 

会社に忠誠を尽くしても、割に合わない。

「出世には興味はありません」

と、言いながら、私は課長に出世しました。恐縮です。

ですが、だからこそ思うのですよね、「出世は割に合わないな」と。

 

出世するには仕事の能力、実績はもちろんですが、会社への忠誠心も必要です。

会社に忠誠を誓い、嫌な仕事でも率先して引き受ける、マゾヒスト的な愛社精神が必要でございます。

・朝早くからの出勤

・夜遅くまでの残業

・休日の接待

本当はやりたくないですが、会社に忠誠を尽くすためには、朝から晩まで休日返上で、会社のために働き続けないといけません。

しかし、ここまで会社に忠誠を誓っても、見返りとして得られるリターンが少ないのが、今の時代ではないですか?

こんなに会社のために働いているのですから、私のことを定年まで雇ってね。あと毎年の昇給とボーナスも払って下さいな。

子供が大学に行く頃はお金が必要なので、給料たくさん払ってね。(取りあえず)忠誠誓いますので。てへ

上司
・・・アホか。

しかし現実には出世したことで残業がつかなくなり、逆に給料が下がってしまうケースもあります。

実際私が課長に出世したときも、給料はステイ(同じ)でございましたよ。

私たちは無給で働くボランティアではありません。得られるリターンが少ないのに、何が楽しくて出世を目指さなくてはいけないのでしょうか?

 

出世を諦めるメリット。

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「出世=正義」と教えられて育った私たちにとって、「出世を諦めることは人生を諦めること」でございました。

 

「これから家族も養っていかないといけないのに、人生を諦めることはできない!!」

 

自分の心にムチを打って、全身全霊で会社に忠誠を尽くしたときもありました。

しかし、いざ出世を諦めてみると、それまでイヤで仕方なかった会社に行くことが、ほんの少しだけ行くのが楽になりましたよ。

具体的には、出世を諦めると次のようなメリットがあります。

 

嫌な仕事なら断っていい。

出世を諦める最大のメリットは、嫌な仕事を断れるようになることです。

出世に未練があると、

 

「やりたくない仕事だけど、断ったら出世に響きそう・・・」

 

と思って、しぶしぶ引き受けてしまいがちです。

しかし出世を諦めると、上司からの評価をそこまで気にしなくてもよくなるので、イヤな仕事を断れるようになります。

特に男性の総合職(出世のニンジンをぶら下げられた企業戦士)には、イヤな仕事が会社のいたるところから集まってきませんか?

私が派遣会社に総合職として就職したときは、すごいものでしたよ。

・・・え?仕事に来てない人がいるから、今から連れてきてですと?

・・・え?寮の鍵を落としたから探してきてですと?

・・・え?売上のレポートを毎週提出しろですと?

・・・え?事務所にお客さんが来るから掃除しとけですと?

・・・あの、私は一体何者なのでしょうか?

誰もやらない仕事は、取りあえず総合職(の若い奴)に回しておけ。

出世を前提にした若い総合職なら断らないから、取り合えず回しておけ。

「出世=仕事ができる」ではなくて、「出世=なんでも引き受ける」ことが前提になっているのですよね。

 

冷静に考えれば「それ、おかしいでしょ!」と思える状況でも、出世に未練が残っていると、断れずに引き受けてしまうのが恐ろしいところです。実際、断れずに仕事を引き受けて、体を壊す人も多いでしょう。

ですが出世を諦めると、イヤな仕事を気持ちよくお断りすることができるのです。

上司
明日土曜日だけど、事務所の掃除しといて。ついでに俺の売上集計しといて。(出世したいだろ?)
申し訳ございません。明日はお休み頂きます。では、ごきげんよう。

上司に気に入られなくて結構。だって出世に未練はないのですから。

 

早く帰宅していい。

出世を諦めると、毎日の帰宅時間が劇的に早くなります。なぜなら上司の評価を気にして、社内に残る必要がないからです。

 

「出世して給料を増やしたい!」

 

その志はとても素晴らしいですが、その上昇志向に縛られて、上司・先輩よりも早く帰れなくなってしまいます。

だってそうじゃないですか?

仕事が終わって帰りたいと思っても、「上司より先に帰ったら、印象が悪い」「出世に響くかも」と感じませんか?

そのため上司や先輩、職場全体の残業に付き合うことになり、早く帰宅することができなくなります。

みんな残業している中、一人だけ先に帰ったら出世できないかもしれません。

・・・仕方ありません、仕事をしているフリをしてましょうかね。

会社への忠誠心や職場への協調性を示したいために、無駄な残業をして早く帰宅できません

 

しかし出世への未練を断ち切れば、職場の皆さんが残業(?)をしていても、我先に帰宅できるようになりますよ。

上司
あー、今日も残業だ、深夜22まで残業だ!!(みんな残れよ?)
定時になったので帰ります。では、ごきげんよう・・・。

だってあなたの評価を気にする必要がないのですもの。

いいんです、私のことは出世させなくて結構ですので。

 

全国転勤しなくていい。

出世を諦めると、会社からの転勤命令に従う必要もなくなります

なぜなら「イヤな転勤でも、会社のために甘んじて受け入れる」という忠誠心を示す必要がないからです。イヤならイヤでお断りすればいいのですよ、それはイヤですよと。

もちろん、断った瞬間に出世の道はなくなったも同然でしょう。

しかし全国各地を転々とした挙句に待っているのは、本当にハッピーエンドでしょうか?今の時代、会社に忠誠を尽くしたところで得られるリターンは、とても限られたものですよ。

 

お言葉ですが、私はかつて大企業の転勤族でした。

3か月に1度も転勤する、ミスター転勤族でしたが、はっきり申し上げて、とても不幸でしたよ。

それよりも、自分の住みたいところに住み、地元に根差して生きていく方がよほど幸せかと思います。

転勤したら私はまた一人ぼっち。ぐすん
パパ、パパ、あのね。ボク、引越ししたくないよう。ぐすん

会社は簡単に「転勤しろ」とおっしゃいますが、転勤することで家族みんなが不幸になります。

そんな転勤、クソ食らえのロックンロールでございます。

家を買っても転勤させられる運命。大企業を辞めて地元に就職して得られたこと。

2017.10.31

 

社内政治の争いをしなくていい。

出世を諦めると、出世を狙うライバルと社内政治争いをする必要もありません

これはまさに、「お好きにどうぞ」でございます。手柄が欲しいならどうぞどうぞ。ご自由に持って行って下さいませ。

慈悲の精神で、仕事の手柄などライバルにお渡ししてあげましょうよ。

 

だって考えてみて下さいよ。

横取りした手柄を会社に貢いだところで、どんな見返りがあるのでしょうか?

見返りとして、「休日の接待ゴルフへの招待状」が貰えるのですか?私はそんな見返りはいりませんよ。

 

また社内政治に参加することは、必ず「勝った人」と「負けた人」が存在するということでもあります。

会社のために忠誠を尽くしてきたのに、出世競争で負けたばっかりに私は用済みに。

今や寂しく窓を眺める日々でございます。るるる~・・・

どんなに会社に忠誠を尽くしても、負け組になってしまえば元も子もありません。

そんなハイリスク・ローリターンな競争、不毛であると思いませんか?

 

出世を諦めたら、自分の身を守ることが必要。

出世を諦めたら、忘れずに転職サイトに登録しておきましょう。

なぜなら出世を諦めることは、会社に忠誠を誓わないことです。それはつまり、会社からしたら「扱い辛い社員」という訳ですから。

会社から、いつ何のイヤがらせをされる可能性だって、否定できません。

イヤがらせですと?それはイヤでありますぞ・・・。

しかしだからと言って会社に忠誠は誓いたくない。・・・どうしたらいいのでしょうか?

出世を諦めたら、自分の身は自分で守る覚悟と対策が必要です。

 

会社に忠誠を誓いたくないなら、在職中から転職サイトに登録しておくことがおすすめです。

在職中に転職サイトに登録しておくことで、会社からイヤがらせを受けても、「次があるから、大丈夫!」と精神を健全にたもつことができますよ。

 

会社に在籍しながら、転職活動をするには?

さて、数ある転職サイトの中でも特におすすめなのが、「リクナビ エージェント」です。この転職サイトは、専属の転職エージェントがあなたの転職を強力にバックアップしてくれますよ。

「リクナビエージェント」のメリットは、転職エージェントが継続的にあなたのことを企業に売り込みしてくれることです。

だからあなたは会社に在籍しながら、いつもと同じように仕事をしているだけでいいのですよ。

・求人を探す。

・求人を比較する。

・求人に応募する。

・求人の条件を交渉する。

転職に関わる面倒な作業は、転職エージェントがすべて代行してくれます。

会社に忠誠を誓わない、あなたの生き方を応援してくれるのです。

 

「転職サイトに登録したものの、仕事が忙しくて求人を見る暇がない。」

 

忙しいあなたの悩みは、転職エージェントを活用することで解決できますよ。

 

登録はとても簡単(5分程度)で、スマホから登録することもできます。

もちろん、登録・利用に一切費用はかかりません。さらに登録時にキャリアコンサルタントに転職の相談をすることもできます。

 

「今の仕事を辞めても、次の仕事が見つかりそうだ」と思えるだけで、例え今の仕事を辞めなくても、気持ちはすごく楽になるはず。

背水の陣なんて敷いてはいけません。自分のために、常に逃げ道を準備しておいてあげましょう。

自分の身を守れるのは、自分だけですから。

転職エージェントとは?転職サイトとの使い分けは?の疑問にすべて回答する。

2018.05.01

まとめ:出世を諦めると、人生が楽しくなる。

それでは、まとめましょう!

出世を諦めるメリットは次の通りでございます。

1・嫌な仕事なら断っていい。

2・早く帰宅していい。

3・全国転勤しなくていい。

4・社内政治争いをしなくていい。

「会社に行きたくない。仕事をしたくない。」

そう思う原因は「嫌な仕事だけど、断ったら出世に影響しそうだ」と、自分を自分で縛っているからではないでしょうか?

出世を諦めると、自分を縛る鎖を断ち切ることができます。

いいんです、出世しなくても。出世しなくても、人生楽しく生きていける方法はあるのですから。楽しく生きて行きましょう!

 

しかしながら楽しく生きる自由には、必ずリスクがあります

もしかしたら自由に生きるあなたを妬み、社内で冷遇される可能性もありますからね。

自分の身を守れるのは、自分だけです。出世を諦めたら、忘れずに転職サイトに登録しておきましょう。

それでは、また!

転職エージェントとは?転職サイトとの使い分けは?の疑問にすべて回答する。

2018.05.01

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6 件のコメント

  • またまた興味を惹かれる記事で、楽しく読ませて頂きました(^^)/

    正直、欲が捨てきれず・・・かといって覚悟もなく・・・

    自分がいかに中途半端な位置にいるかを確認させて頂く事が出来ました。

    とても良い記事をありがとうございました!

    • コメントありがとうございます^^
      また会社も絶妙に出世をちらつかせるんですよね。出世したら給料増えるとか、楽になるとか、一人前だとか。
      ・・・とかなんとか言って、課長になってみましたけど特に変わりませんでしたね、特に給料とか(笑)

  • 面白く読ませていただきました。
    私も、地方の事務所から出世の登竜門的な東京の本社の部署に異動となったのですが、能力不足と根本的に仕事内容が合わず、すぐに元の地方の事務所に戻ることになりました。
    東京では、心身ともに病んでしまったのですが、帰ってからは元気にやっています。
    でも、会社からの評価にまだ未練があったりするのも事実ですけどね。まあ、今の会社だけがすべてではないと、言い聞かせています。以上、負け犬の遠吠えでした。

    • コメントありがとうございます。
      いえいえ、負け犬なんてそんなことはないですよ。
      能力以前に合う合わないはありますし、会社からの評価(ぶらさげられたニンジン)で得られることは少ないですしね。
      今元気に地元でやっていらっしゃるのが何よりです^^

  • 組織からの収入に依存しない生活が成り立てば、仕事がこれほど楽しい事はないのではないでしょうか。出世なぞ考えず、納得ゆくまで徹底的に仕事ができますからね。
    これこそが最高の趣味に生きる生活(真のボランティア?)かと、、、、、、
    何とか不労所得の道を確立することが秘訣の様です。知り合いにそんなひとがいますがとても楽しそうです。

    • コメントありがとうございます。収入源が複数あれば特定の組織に頼ることないので、気持ち的にすごく楽ですよね。
      それが不労所得に近ければ、尚更でしょう。完全なる不労は難しくても、そこを目指す価値はありそうですね。

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