シロアリから新築の家を守る方法・対策|5年に1回の防蟻処理のメンテナンスを!

こんにちは。

 

「シロアリ」

 

文字を見ただけで背筋がゾッとする、忌々しい存在です。

シロアリは木材を食べる害虫で、木造住宅の構造材を食べてボロボロにしてしまいます。

・地震などの耐久力がなくなる。

・床が抜ける、たわむ。

・カビが生えて耐久力がなくなる。

大切なマイホームに深刻な影響をあたえるので、シロアリの被害はなんとしても阻止しなくてはいけません。

しかしあなたは、「新築で買ったから、シロアリの被害はまだ関係ないわ。ふふん」と、思っていませんか?

いいえ、マダム。

新築の家でもシロアリの被害に遭います。

だからこそ、シロアリ対策は、新築のうちからやるべきです。

・・・ではどうしたらいいのか?

この記事では大切なマイホームをシロアリから守る方法をお伝えします。

シロアリ対策は、最初が肝心です。これから家を買う方は、ぜひ最後までお読みくださいませ。

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新築の家で注意すべき3種類のシロアリ

日本には17種のシロアリがいます。

そのうち新築の家で注意すべきシロアリは、次の3種類です。

1・ヤマトシロアリ:日本に広く分布

2・イエシロアリ西日本に分布。深刻な被害がでる。

3・アメリカカンザイシロアリ:輸入木材についてきた外来種。

「シロアリのことなんて、知りたくもない・・・」

 

と思うのが正直なところ。しかし大切なマイホームを守るには、敵を知らねばなりません。

 

1・ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、日本で広く分布しているシロアリです。

【ヤマトシロアリの特徴】

・北海道(東部をのぞく)から沖縄まで、日本に広く分布している。

・暗く湿った、じめじめした環境を好む。

床下、トイレ、浴室などの被害が多い。

・1つのコロニー(巣)のシロアリの数は、2~3万。

・環境が悪くなると、次のエサ場(家)を探して移動する。

・蟻道を作って、家の木材に侵入する。

2・イエシロアリ

イエシロアリは、西日本を中心に分布しているシロアリです。

イエシロアリはヤマトシロアリよりも、家に甚大な被害を出すので注意が必要です。

【イエシロアリの特徴】

・西日本を中心に分布。

・暗く湿った、じめじめした環境が好き。

・1つのコロニーにシロアリが100万匹

・食害と同時に水を運ぶので、木材を腐らせる

・蟻道を作って、家の木材に侵入する。

・活動の範囲が広く、被害は壁・天井にまで広がる。

・一度巣を作ると、家を食べつくすまで定住する。

 

3・アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは、日本にはいなかった外来種のシロアリです。

輸入木材・家具などについて、アメリカから日本にやってきました。

【アメリカカンザイシロアリの特徴】

・土の中にコロニーを作らず、木材の中だけで生活する。

・蟻道を作らない。

・乾燥した環境に強い。

・そのため食害の範囲が広範囲になる。

・ヤマトシロアリよりも体が大きいので、食べるスピードが早い。

アメリカではシロアリ被害で家が倒壊したケースもあるとか。

そもそも、アメリカにもシロアリがいたことに驚きなのですが・・・。

 

シロアリの侵入経路は?

シロアリの被害は、大切なマイホームにシロアリが侵入してしまうことが発端です。

ですので、シロアリの侵入をなんとしても防がなくてはいけません。

・・・ではシロアリはどこから来て、どこから侵入するのか?

シロアリの侵入経路は、次の3つがございます。

 

1・基礎に蟻道(ぎどう)を作って侵入する。

シロアリの侵入でもっとも多いが、蟻道(ぎどう)を作って侵入するルートです。

シロアリは暗く湿った環境でなければ生活できません。ですので彼らはたいてい土の中を移動します。

しかしシロアリは「蟻道」という、土のトンネルを作ることができるのです。

「蟻道」を作ることで土の外に出ても、さながら土の中を移動しているような環境を作るのです。

か、賢いな・・・シロアリ・・・

 

家の木材は基礎コンクリートによって、地面から離れています。

しかしシロアリは基礎コンクリートに蟻道を作ることで、床下の木材に侵入するのです。

たとえベタ基礎でも安心はできません。

・基礎の外壁に蟻道を作って侵入する。

・ベタ基礎の割れから床下に入り、蟻道を作って床下の木材に到達する。

シロアリの被害から完全に防ぐのは、難しいです。

 

2・基礎断熱を食べて、侵入する。

高気密・高断熱の家の1つとして、「基礎断熱」がございます。

基礎断熱とは、基礎コンクリートを断熱材で保護することで、床下空間を室内のように快適にできる方法です。

しかし基礎断熱は、シロアリの侵入経路になってしまいます

イエス、マダム。

なぜなら基礎断熱に使われる断熱材が、シロアリに食べられて「蟻道」となるからです。

基礎断熱で使われる断熱材(ポリスチレンフォームなど)は、シロアリによって食べられます。

そこからシロアリが侵入し、家の木材に入り込む。そして被害は家全体に広がってしまいます。

 

▽注意したい断熱材については、こちらで詳しく解説しています。

断熱材で後悔しない選び方!注文住宅で選べる種類と特徴・メリット・デメリットを解説!

2019.03.19

 

3・木材・家具に付着しているケースも。(外来種)

こちらはアメリカカンザイシロアリで見られる侵入経路です。

輸入した木材や家具にシロアリが付着しているケースがあり、家の木材に侵入してしまいます。

使われている木材にすでにシロアリがいるとか、マジで怖すぎなのですが・・・。

アメリカカンザイシロアリは蟻道を作らないので、羽アリの発見で被害を察知します。

 

新築の家をシロアリの被害から防ぐ方法・対策

一度シロアリの侵入を許してしまうと、取り返しのつかない被害が出てしまいます。

シロアリの被害から大切なマイホームを守るために大切なのは、新築のうちからしっかり対策をすることです。

 

「まだ新築だから大丈夫!」

 

ではなくて、「新築だからこそ、しっかり対策して頂きたい」のです。

新築だからこそ、対策を。

一度侵入されてしまうと、手遅れになってしまいますよ。ご注意くださいませ。

新築の家をシロアリから守るには、次の方法・対策を確実に実行してください。

 

5年に1回のメンテナンス(防蟻処理)を確実にする。

新築の家はシロアリ被害から防ぐために、床の木材に「防蟻処理」がされているケースがほとんどです。

 

防蟻処理とは、床下の木材に薬剤を吹き付けて、シロアリによる被害を防ぐ処理です。

新築の家は最初から防蟻処理がされているので、当面は安心できます。

・・・ですが、ご存知ですか?

イエス、マダム。

新築時の防蟻処理は、わずか5年で効果がなくなるのですよ。

住宅ローンは35年もあるのに、防蟻処理はたった5年で効果がなくなります。あとの30年は、シロアリに食べられ放題です。

 

だからこそ、5年に1度の防蟻処理を確実に実行してください。費用は1回10万円~が相場です。

 

「めんどくさいな・・・。」

「10万円か・・・高いし、やめておこうかな・・・。」

「なにか異常が起きたときにやればいいか・・・。」

 

・・・などの、よこしまな考えはすべて捨ててください。

なにも考えずに、確実に、5年に1回の防蟻処理をしてくださいませ。

 

▽5年の1回のシロアリの防蟻処理は、イエコマなら2,980円/坪でできます!

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基礎まわり・床下を定期的に、蟻道がないか、確認する。

「シロアリの侵入?え、やだ、こわ~い!」

 

・・・マダム。どうか落ち着いてください。

シロアリの侵入は姿の見えない忍者のように感じますが、そんなことはありません。

基礎コンクリートの外周をチェックすれば、蟻道を発見することができます

基礎コンクリートをぐるっと見渡してみると、地面から土のトンネルがにょろりと伸びているのを見つけることがあります。

イエス、それが蟻道でございます。

 

初期の蟻道であれば、床下の木材まで到達していません。

見つけ次第、木の枝でメタクソに破壊して差し上げましょう

 

また蟻道は床下のコンクリートにも作られます。

ですので定期的な床下に潜っての蟻道チェックは必須です。

 

ちなみに私は新築で家を買って5年ですが、これまで破壊した蟻道は数えきれません。どうも恐縮です。

 

▽床下に潜ったレポートはこちらです。

新築の床鳴りの原因は?購入した建売住宅の床下に自分で潜って点検してみた!

2016.11.15

 

基礎のまわりを荷物でふさがない。

シロアリの侵入を防ぐには、初期の蟻道を発見し、破壊することです。

ですが基礎のまわりが荷物で散乱していると、蟻道を見つけられません。

その結果、人知れずせっせとシロアリが床の木材に侵入し、シロアリの被害が発生してしまうのです。

・基礎のまわりに荷物を置く。

・基礎のまわりを土で囲い、植栽スペースにする。

・基礎にぴったりと、物置を置いてしまう。

これらの行為は、蟻道の発見を遅らせます。

早期発見が必要なシロアリ対策。これではシロアリを自ら招いているようなものでございます。ご注意くださいませ。

 

雨漏り・水漏れはシロアリのもと!

新築の家のシロアリ対策として、雨漏り・水漏れは早く修理すべきです。

なぜならシロアリは湿った場所を好むからです。

雨漏り・水漏れが起きると、

・木材が湿る。

・床下が湿っぽくなる。

など、シロアリが活動しやすい環境ができます。

その結果、シロアリの活動が活発になり、被害が出るのも広がるのも早くなってしまいます

 

「気がついたときは、家全体に被害が広がっていた・・・」

 

ということにならないように、雨漏り・水漏れはすぐに修理しましょう。

ほんの少し・・・とか、甘く見ないことですよ!

 

▽「雨漏りしやすい屋根」というのは、決まっているのです。

大切なのは雨漏りしないこと。注文住宅の屋根の形・屋根材の種類と選び方!

2019.03.19

 

まとめ:シロアリは新築のときから防ぐのが大切。

シロアリ対策で大切なのは、新築のときからしっかり対策することです。

 

「うちは買ったばかりの新築だから、シロアリなんて無関係♪」

 

という状態が一番危険でございます。

なぜならシロアリは日本全国におりますし、蟻道を作ることで家の中に侵入するからです。

新築の家とはいえど、シロアリにとっては侵入するのはお安い御用なのです。

 

だからこそ、家を買った新築のときから対策をしましょう。

・5年に1回の防蟻処理をする。

・基礎まわり、床下をこまめにチェックする。

・基礎のまわりにモノを置かない。

・雨漏り、水漏れは早く修理する。

究極のシロアリ対策は、こまめなメンテナンス。問題を早く発見し、処理するのがポイントです。

定期的に自分の目で確認して、大切なマイホームを守りましょう。それでは、また!

 

シロアリの防蟻処理をするなら、イエコマ!

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