こんにちは。
自宅の庭に2本のもみじを植えるほど、もみじを愛しております。
庭に植えたもみじ(楓)がキレイに紅葉しない。それどころか葉っぱが白くなってきて、うどん粉病になったかもしれない・・・。
紅葉が楽しみでもみじを植えたのに、キレイに紅葉しなかったら悲しすぎるじゃないですか。
しかし残念なことに、私が庭に植えたもみじは、どうやら紅葉直前にうどん粉病にかかってしまったようなのです。
そこでこの記事では、庭に植えたもみじが紅葉していく過程を観察しながら、うどん粉病との闘病記録をまとめさせて頂きました。
あなたの大切なもみじの生育にご参考下さいませ。
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この記事の概要
もみじの生育条件
まず今回、紅葉の過程を観察するもみじの生育条件は、こちらでございます。
品種:松風(待風)
植えた時期:2015年・秋(今年で2年目)
植えた場所:栃木の住宅地にある、私の家の庭に直植え(土壌改良なし、黒土)
気候:北関東の内陸の為、朝番の気温差は大きい。
高さ:100cm程度の苗木
日当たり:ちょっと日当たり良すぎかも。夏で日照時間10時間程度。
水やり:夏は毎日水やり。
で、ございます。
あ、もちろん書いていませんが、私の愛情は溢れるほど与えましたのであしからず。
もみじをキレイに紅葉させる為には、水やりがポイント。
ちなみにですが、キレイな紅葉を楽しみたいならば、小まめな水やりが必要なんですよ。
小まめに水やりをすることで、もみじの葉っぱを乾燥から守り、紅葉シーズンに美しく赤く色づいた葉を楽しむことができます。
もしも葉っぱを乾燥から守ることができないと、葉っぱは収縮してチリチリになってしまいます。
一度葉っぱがチリチリになってしまうと、残念ながら元の状態に戻ることはありません。
つまり、紅葉シーズンを迎えてもチリチリのままで、キレイに紅葉しないのですよね。
ですので、もみじの紅葉を楽しみたいならば、小まめに水やりして葉っぱを乾燥から守る必要があるのです。
特に暴力的な直射日光が降り注ぐ夏場は、もみじの葉っぱが乾燥しないように葉っぱに水をかけてあげることも必要です。
私はもみじの紅葉を心待ちにしていたので、毎日の水やりは欠かしませんでした。夏場は1日2回も水をあげました。
そのおかげか、紅葉シーズンを迎えるまで、チリチリになった葉っぱは皆無でございましたよ。
もういくつ寝ると~紅葉シーズン~・・・
正月よりもクリスマスよりも、紅葉を楽しみにしておりました。
ですが、紅葉する前にうどん粉病にかかるとは、夢にも思わなかった訳でして・・・。。
庭のもみじが紅葉する時期は?
さて、庭に植えたもみじの紅葉する時期はいつなのでしょうか?
溢れる愛情を一心にもみじに注ぎ、紅葉の観察日記をつけましたので、どうぞご覧下さいませ。
6月:葉の色が赤→緑に変わりました。
松風という品種のもみじは、新芽の色が赤なのですよ。趣深いですね。
最初から紅葉した色の葉っぱが出てくるのは、「野村もみじ」と似ているところです。
ですが、赤い葉っぱは成長と共に少しずつ緑色になっていきます。(野村もみじは、赤いまま)
この写真はちょうど赤い葉っぱから、緑の葉っぱに色が変わった頃でございます。新緑が実に美しいですね。
だんだん日差しも強くなってきた時期。この頃のもみじのお世話は、毎日の水やりでございます。
私はキレイな紅葉が見たい一心で、毎日毎日水をあげました。時には私の子供たちも総動員で、もみじに水をあげました。
愛があれば、きっとキレイに紅葉してくれるに違いありません。
10月20日:葉っぱがちょっと色付いてきました。
朝晩の冷えが強くなってきた10月中旬。いよいよ、もみじの葉っぱがうっすらと赤く色付いてきました。
それまでの涼しげな緑色の葉っぱから、葉っぱの根元からほんのりと赤い色に変わってきたのが分かりますね。
この季節にもなると、日差しも弱くなったので、水やりはやっていません。
10月27日:うどんこ病にかかっただと・・・!?
キレイな紅葉を心待ちにしていましたが、ここにてトラブル発生であります。
なんと・・・家族の一員のように可愛がっていたもみじが、うどんこ病にかかったようです。
ウドンコカビ科の菌による病気。葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状が特徴。湿度の低い時期に発生しやすい。
早期処置しないと、次々と感染する恐れがある。
見ての通り、葉っぱに白い斑点が出ております。こいつはうどん粉病に違いない・・・き、貴様ぁ・・・。
うどん粉病は、乾燥した時期で気温18~25度で発症しやすい病気であります。
・・・た、確かに、ここ最近の乾燥っぷりはハンパなかったですからね・・・。
それに夏の暑さも和らいで、うどん粉病が発症しやすい気温になっていた頃でございます。
これから紅葉へとカウントダウンしていく季節は、うどん粉病にとって最適な時期だったのではありませんか。
ですがもみじにとっては、これからが紅葉という一大イベントでございます。
この時期にうどん粉病にかかってしまうと、葉っぱが白くなり、キレイに紅葉を楽しむことができません。
残念にも、うどん粉病にかかってしまったもみじの紅葉の様子は、こちらです。ちょっと赤が深まったでしょうか。
10月30日:うどん粉病の対策してみた。
うどん粉病は放置しておくと、次々と伝染していく恐ろしい病気です。・・・名前はダサいくせにね、ぷぷぷ・・・
と、言う訳で、私もうどん粉病対策に本腰を入れてみました。
まずは家にあった、うどん粉病に効くと書いてあった、こちらの園芸用薬剤。
・・・なんだか効果がたくさん書いてあって、万能そうな印象ですね。
うどん粉病の治療方法は、薬剤でカビの繁殖を抑え、植物の自然治癒力で治すのが一般的です。
今回はホームセンターで買った、うどん粉病に効く薬剤を使用しました。
もしもご自宅になければ、重曹を溶かした水でも代用できますよ(ただし初期症状のみ)。
しかし薬剤にしても重曹にしても、対応が遅れて重症になった場合は、感染した葉っぱを取り除くことでしか治療できません。ご注意下さいませ。
では、さっそくスプレー式の薬剤を吹きかけてみましょう。
(うどん粉病よ、消え去れ・・・)
薬剤の散布と同時に、うどん粉病を呪う暗黒の言葉をささやくと効果はより一層高まります。
薬剤の散布で葉っぱが濡れると、一時的にうどん粉病の斑点が消えたように見えます。
でも葉っぱが乾くと、やはり白い斑点も残っているのですよね・・・。
こちらはうどん粉病に感染していない、キレイな葉っぱでございます。美しく赤くなってきましたね。
く、悔しいであります・・・!
11月6日:うどん粉病の白い斑点は消えなかったが、拡散防止に成功。
それからも定期的に薬剤の散布を行いました。
その結果、白い斑点が広がったり、他の葉っぱに移る最悪の事態は避けることができました。よかった・・・。
ですが残念ながら、一度うどん粉病にかかった葉っぱは、最後まで白いまま戻りませんでした。
ですので、うどん粉病の対策は早期発見・早期治療に尽きます。
対策が遅れると、他の葉っぱに菌が次々と感染してしまい、全ての葉っぱがうどん粉病に侵されてしまいます。
「あと1日でも早く薬剤を散布してあげられれば、被害はもっと少なく済んだかもしれない・・・」と思うと、私の胸は後悔と自責の念でいっぱいになってしまいます。ごめんなさい。
11月13日:真っ赤に紅葉した!
途中でうどん粉病に感染してしまいましたが、無事にキレイに紅葉しましたぞーーー!
うどん粉病の白い斑点は最後まで消えませんでしたが、深紅に紅葉した葉っぱに隠れて目立ちませんね。ああ、よかった・・・。しかし被害が重かった葉っぱは・・・大変残念な姿になっておりました。
まとめ:早期発見、早期対応がポイント!
庭に植えたもみじが紅葉する時期は、10月中旬~11月下旬頃という結論になりました(観察日記調べ)。もちろん、もみじの品種によって、紅葉の時期も変わってきますぞ。
そして注意したいのが、もみじの紅葉する時期と、うどん粉病にかかりやすい時期が被ってしまうことですね。
うどん粉病にかかり葉っぱに白い斑点がつくと、せっかくの紅葉がキレイに色付きません。
キレイな紅葉を楽しむには、うどん粉病を早期発見して、できるだけ早い時期に対策を打つことが大切です。
ぜひ自宅の庭先で、「自分だけの紅葉」を楽しみましょう!
それでは、また!
今回うどん粉病に散布した薬剤は、こちらでございます。