こんにちは。
私は新卒で人材派遣会社に入社しました。
そこで半年間の研修の後に、「営業マン(派遣社員の管理)」の仕事につきました。
そこでは2年半、営業マン(派遣社員の管理)の仕事をしましたが、正直、もう2度とこの仕事はやりたくありません。
・・・理由ですか?
それは極めて単純ですよ、「めっちゃくちゃキツイ」からですよぉぉぉ・・・(白目)
もうキツい、キツい。
「ストレスで頭から血が出るかも!」と思うぐらい、キツイ。
実際、ストレスで鼻から血は出たと思いますがね。
だから私は、
「この仕事に新しく就こう!」
「今派遣業界で働いているよ!」
という方がいれば、全力で止めさせて頂きますよ。なぜならその方が、その人のためになりますから。
「そんなことしたら、派遣業界が成り立たない!」
と、困る人もいるかもしれませんが、派遣業界なんて、なくなった方がいいかもしれません。世の中的には。
そこでこの記事では、元・人材派遣の営業マンの私が「人材派遣の営業マンは辞めるべき理由」について解説させて頂きましょう。
この記事の概要
派遣の営業は辞めるべき理由。
派遣の営業は、辞めるべきだ。
この理由を説明するのに、最も説得力のある言葉は「体験談」です。
まずは私が経験した派遣営業の体験談をリアルにお伝えさせて頂きます。
人材派遣の営業マンとは、「派遣社員の管理」がメインの仕事。
私の肩書は、「総合営業職 業務管理者」でした。
つまり肩書的には、「営業マン」であり、自社とお客さんの間に入って、「営業して、売上を上げていく」のが仕事だでした。
ですが実際に私がやっていたのは、「派遣社員の管理」だったのです。
私が具体的にしていた仕事内容は、以下の3つに分類できます。
1・派遣社員が入社する場合
・派遣社員の新人教育、安全教育(派遣先から、「教育不足だ!」って怒られることも)
・入寮先の手配、生活に必要な備品の準備(ハウスクリーニングの手配に失敗したら、自分で徹夜で掃除!)
・勤務先までの送迎の手配(朝から深夜まで!土日関係なし!)
2・派遣社員が勤務している、通常業務
・派遣社員のメンタルフォロー(急に退職しないように!)
・派遣社員の出勤確認(ずる休みをチェック!)
・派遣会社からの連絡、配布物などなど
3・派遣社員が退職する場合
・優秀な社員は、別の派遣先に「異動」してくれるように説得する!
・問題社員が、「異動」を希望しても、「退職」へ誘導する。
・退去した寮の清掃(ゴミ屋敷も・・・)
などなど、本当に多岐にわたるのです。
その仕事は、まさに「派遣社員の雑用係」なのですよ。
「人材派遣の営業社員、募集!」なんて見れば、かっこよく見える(?)かもしれませんが、その仕事の中身は、「派遣社員の雑用係、募集!」ですから。
私の名刺には、「業務管理者 ○○ ○○」って、かっこよく書いてありました。23歳で「管理者」、かっけーっじゃんとね。
でもその実態は、土日関係なし、早朝から深夜まで「派遣社員の為に働き続ける雑用係」でありました。
人材派遣の営業で、1番大変なのは、「商品が文句を言うこと」だ!
人材派遣の営業をこれから始める人、もしくは身近な人で始める人がいるならば、これだけは肝に銘じておきましょう。
ちょっとトゲのある言い方ですが、この表現が1番現場を映し出した言い方です。
もちろん、「商品 = 派遣社員」ですよ。ええ、間違ってませんとも。
法律的に言えば、「派遣社員は、派遣会社に雇われて、派遣先に派遣される。」
これを元・人材派遣営業マン的に言い変えると、「派遣社員は、派遣会社に買われて、派遣先に納品される。」となります。
うわー、すごい毒のある言い方になりましたね・・・。
「人間を商品扱いするとは、非道の極み!!」と。
でも、それが仕事なのですよ。
いいですか?今からあなたは、その「非道なことを仕事にする」のですよ。
通常の取引では、商品が文句を言うなんて、絶対にあり得ないことですよね!?
でも人材派遣業界では逆に、商品が文句を言うことが、「普通」「当り前」なのです。
これから扱う商品は、
「この仕事じゃいやだ、きつい、辞めたい」
「一緒に働く○○が嫌だ、辞めさせろ!」
「なんとなく、出勤したくない!」
って、平気で文句を言ってきますからね!そう、平気で!(恐ろしス)
文句を言う商品を、「上手にコントロールするのが、人材派遣の営業の仕事だ!」、と言われればそれまでです。
ですがそれ、めっちゃ大変で、あり得なくて、ストレスフルですからね。・・・覚悟しましょう!
私も何度も「あり得ない文句」にキレてしまったことがあります。
病院に行くとウソをついて、無断欠勤を繰り返した派遣社員がいました。
上司と一緒に彼の寮に様子を見に行くと、そこには元気に遊ぶ彼の姿が。。。
と、問いただす私に、彼は逆切れし、
「こいつのせいだよぉぉぉぉ!!」
と、なぜか私の対応を非難して泣きわめきだしたのです。
その後、彼は本社にクレームを入れ、私は上司・営業所長・本社の教育係にも怒られることになりました。
そのようなあり得ない派遣社員でも、
「法律は常に、弱者の味方」
なんですよ。
目の前に、「今にも飢えて死にそうな派遣社員」がいれば、法律はものすごく派遣社員に「激甘」になってしまいますから。
もしも派遣社員にキレてしまうと、派遣社員から「訴えられる」こともありました。
訴えられたら最後、法的には勝てないようでした。
・・・なんだこの矛盾は・・・・
土曜・日曜・夜・深夜・早朝。勤務先が稼働続ける限り、トラブル対応の電話が鳴り続ける!
人材派遣の営業の大変さは、「商品が文句を言うこと」だけではありません。
人材派遣の営業の大変なのは、
・土曜日曜関係なし
・早朝~深夜までが勤務時間
という超ハードワークであることです。
私は工場に派遣社員を派遣する仕事をしていたので、工場が24時間・365日稼働し続ける限り、誰かしか派遣社員が出勤してました。
誰かが仕事に行けば、何かしらのトラブルが発生するもの。
・朝寝坊して、送迎バスに乗り遅れた!(今から迎えに来て)
・残業で遅くなって、送迎バスに乗り遅れた!(今から迎えに来て)
・風邪薬を家に忘れた!(今から取ってきて)
・○○さんが出勤してません!(早く連れてきて)
・会社のロッカーに寮の鍵を忘れました!(早く合鍵であけて!)
さすが経験者だけあって、ここはスラスラ書けましたよ(笑)。
これは全部実際に私が経験したトラブルです。
この連絡が、土曜、日曜、深夜だろうが、早朝だろうが関係なく来るのですからね。
もう最悪。
休日と時間外は、「携帯オフ」にしたときがありましたが、数時間後に上司から「鬼電」が・・・!
恐る恐る電話に出たら、
と詰め寄られました。日曜日なのに。マジで辞めてよかった。本当に。
上司が例えいい人でそんなことをしなくても、状況は変わりません。
なぜなら扱ってるのが「文句を言う商品」だからです。
携帯オフにしてたら、派遣社員が「本社クレームセンターに、即連絡」ですよ。
まさに「ジ・エンド」。
本社から「君は派遣社員を大切にしてないのかい?」と通達され、厳しい教育が待っているのです。
経験者だから言います!こんな仕事、ない方が世のためだ!
人材派遣の営業がいかに大変なのか、よく分かって頂けたでしょうか。本当に大変なんですよ、この仕事は。
だから正直に言いましょう!
ない方が世のためな理由、それは「働く人が誰も得しない」からです。
人材派遣の営業マンも、派遣社員も得をしません。
・営業マンは、「あり得ないハードワーク」を強いられ、
・派遣社員は「給料をピンはねされ続ける」。
働く人にとって、何かメリットありますか?
・・・ないですよ、メリットは。
派遣社員もそこで働き続ける限り、「搾取」し続けられますから。ずっとずっと、辞めるまでずっとね。
長く続けば、続けるほど、派遣社員は「損」するシステムが、「派遣」なのです。
そんな搾取され続ける存在なんて、いない方がいいに決まっていませんか?
では、なぜ世の中に「派遣」が存在するのかと言えば、それは会社にとって都合がいいからなんです。
派遣は会社にとって、ものすごいメリットがありますよ。
これだけ人材を流動化するのが難しい日本の社会で、派遣はいとも簡単に流動化できる、すばらしいシステム。
そのシステムを導入するのに、専門知識も初期費用も必要なし。
通常の給料よりも割高な「派遣料」を支払えばいいだけですから。
だから派遣がなくなって困るのは、会社です。
派遣がなくなったら、会社は相当困るでしょうね。
でも働く人のことを考えると、派遣というシステムはない方がいい。絶対いい。間違いなくね。
派遣がなくなれば、派遣社員を管理する仕事もなくなる。けどそれでいいのですよ。
こんなシステム、ない方がみんな幸せになれますよ。
すぐ辞められるように、転職サイトに登録しておくべき。
派遣業界で働いていることは、致命的なことです。できるだけ早いうちに退職した方がいい。本当に。
でもだからと言って、今すぐに退職できる訳でもない。
そこでお勧めしたいのが、在職している今のうちに転職サイトに登録しておくことです。
転職サイトに登録しておくことで、「今の仕事を辞めても、次の仕事が見つかりそうだ」と思え、気持ち的にすごく楽になりますよ。
特にお勧めなのが、MIIDAS(ミーダス)。この転職サイト、7万人もの転職実績データを公開しており、「どんな人がどんな転職に成功できたのか?」を詳細に知ることができます。
登録はとても簡単(5分程度)。MIDASからの簡単な質問に答えるだけであります。
もちろん、スマホからの登録もOK。でもあまりにも手軽に登録できるからって、
くれぐれも上司に見つからないように注意しよう!
MIDASの最大のメリットは、一度登録しておけば、MIDASが継続的に求人企業へ売り込みしてくれることです。
今の仕事を続けながら転職活動するのが難しくても、MIDASならあなたの代わりに転職活動をしてくれます。
その結果、ブラックすぎる今の職場を退職することができるのです。
もちろん、登録は無料。さらに登録時に適正年収を診断することもできます。
ちなみに私も登録して、適正年収を診断してみましたよ。
まずはプロフィールとして、性別、生年月日、都道府県を選択。この診断には名前を入力する必要はありません。
聞かれる質問は、
・職務経歴
・実務経歴
・資格
の3つです。
タップ式の設問に答えていくと・・・なんと驚くべき結果が・・・!!
すでに208社もの条件にあう企業が見つかり、想定年収は670万との結果!
さらにうれしいのは、この時点で面接確約オファーが「6件」も確定していること!!
この後、登録ボタンをぽちって押しておけば、確定している面接オファーにいつでも申し込みできる状態になる訳です。
いつ退職することになっても、次の面接が確定している「安心感」はハンパないですね。
派遣業界で働いて辛いと感じるのは、もしかしたら
「今退職しても、次の仕事が見つかるか、分からない」
と、不安になってしまうからではないですか?
その点、MIDASに登録しておけば、キャリアアップを計りながら、次の仕事を見つけることができます。
「今の仕事を辞めても、次の仕事が見つかりそうだ」と、思えるだけで、例え今の仕事を辞めなくても、気持ち的にはものすごく楽になるはずですよ。
背水の陣なんて敷いてはいけない。自分の為に、常に逃げ道を準備しておいてあげよう。
自分の身を守れるのは、自分だけでありますよ。
キャリアアップを目指すなら、リクナビエージェントがお勧め。
派遣業界から転職するにしても、今よりも給料や労働環境が悪くなってしまっては意味がありません。
大切なのは、中身(給料・待遇)なのでありますから。
今よりも好待遇の転職を目指すなら、リクナビエージェントを活用することがお勧めですよ。リクナビエージェントを活用することで、キャリアアップしながら転職することができます。
転職サイトにはない、ホワイト求人が多数!
リクナビエージェントの魅力は、なんと言っても転職サイトには掲載されていないホワイト求人(高収入・好待遇の求人)が多数掲載されていることです。
大手企業を含むホワイト求人は、ネットに公開すると応募が殺到してしまうため、転職サイトには掲載されていません。
誰もが応募したくなるホワイト求人は、転職エージェントによってスカウトする形で紹介されているのです。
転職エージェントと聞くと敷居が高く感じてしまいますが、はっきり申し上げますが、転職エージェントを使わないのは非常にもったいないことですよ。
そ、それではみすみすホワイト求人を諦めることではありませんか・・・。
登録して転職エージェントに相談するだけなら、無料ですから。
転職エージェントから仕事を紹介されても、受けるか受けないかを決めるのは自分ですから。
ですので、まずはリクナビエージェントに登録しておきましょう。登録するメリットは数あれど、デメリットは何もございません。
キャリアアドバイザーが、あなたの潜在スキルを見つけてくれる!
また転職エージェントを活用すべき理由は、キャリアアドバイザーがあなたの潜在スキルを見つけてくれるからです。
リクナビエージェントに登録すると、1週間以内にキャリアアドバイザーから連絡があり、あなたのキャリアについて親身に相談を受けてくれます。
自分自身のことは、自分が一番分からなかったりするものですよね。
リクナビエージェントでは、キャリアアドバイザーがあなたの潜在スキルやスキルの棚卸を手伝ってくれます。
「今すぐに転職だ!」と思っていなくても、いずれ転職する可能性があるならば、今この時点でアドバイスは受けておいて損はありません。
まとめ:派遣の営業マンは、辞めておこう。
それではまとめよう!
元人材派遣の営業だった私が、人材派遣の営業は辞めるべきと思う理由は、以下の通りです。
1・名刺の肩書きは「業務管理者」。でも実態は、「派遣社員の雑用係」。土日、深夜早朝関係なし。
2・1番大変なのは、「商品が文句を言うこと」。
3・派遣先が働く限り、トラブル対応の電話が24時間、365日鳴り続ける。
4・経験者は語る!こんな仕事、ない方が世の為だぞ!
この記事を書いていて、あの時の辛すぎる思い出がフラッシュバックして涙腺が熱くなってしまいました。
だから頑張って、楽しかったことを思い出そうとしてみました。
・若くして、数百人に指示し、管理する仕事は快感。(でも誰も言うこと聞かない。)
・派遣社員からモテる(同時に派遣社員から嫉妬されて、揉める。)
・肩書「業務管理者」と言うと、知らない人は「すごい」って褒めてくれる(でも実際は、雑用係)
・リーマンショック前は、ボーナスよかった(でもリーマンショックで、ボーナスゼロ)
やらずに済むなら、やらない方がいい。今すでにやってるなら、早く辞めた方がいい!
この業界、単なる労働者には全くメリットはございませんよ。
メリットがあるのは、会社にだけ!関わるなら、「経営者」になってから関わりましょう!
それでは、また!