こんにちは。
初めて管理職になるとき、嬉しい気持ちもありますが、それ以上に不安も大きいのではないですか?
・部下ってどうやって接したらいいの?
・中間管理職って、上と下との板挟みで辛そう!
お察しの通り、中間管理職はそれまでの平社員とはストレスが格段に違います。
私は予期せず課長に就任してから、「上からの圧力」と「下への苛立ち」で早くもストレスでハゲそうです。
そこでこの記事では、初めて中間管理職になる人が知っておきたい
・ストレス
・対応方法
について書いていきたいと思います。
実体験ベースで解説させて頂きますので、きっとご参考になるはず!
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この記事の概要
知っておきたい中間管理職のストレス!
予想通り、中間管理職のストレスはハンパないです。
私が特にストレスだと感じるのは次の4つです。
1・上からの指示が実現不可能。
「管理職」の名前はかっこいいですが、管理職も結局は上からの指示で動いている訳ですから。
上からの指示が実現不可能だと、ものすごくストレスになるのですよ。
・・・いや、無理でしょ?
部長の頭の中はお花畑ですか?
ああ、そうですか、そうですか!
あはははー、待て待て~売上30%アップ~ふふふ~
・・・無理でしょ。
ははー、なるほど。
こないだ入社した彼のことですね。
エクセルができない、人差し指でカタカタ文字入力している、彼ね。
・・・無理でしょ。
何かの間違えで入社したんでしょ?ね、部長、そうでしょ!?
どうして上からの指示が、こうも実現不可能なのかは分かりません。
ですが、それでも「お前、役職者だろ?」的なプレッシャーをかければ、「私がなんとかするだろ?」、みたいな魂胆が見え見えなんです。
それがまたストレス甚だしいのですよ。
2・「自分の指示」と「上からの指示」が違う。
「自分が部下に出した指示」と、「上からの指示」が違うことがあるから、中間管理職はストレスが溜まります。
そんなときは、もちろん(?)優先されるのは、上からの指示です。
どちらの指示が正しいなんて、この際考えたら負けであります。
会社から給料を貰って生活している時点で、正しいのは「上」なのでありますから。
今売込んだら間違いなくお客さんが逃げると分かっていても、上からの指示を部下に伝えなければいけない。
頭では分かっておりますとも、ですが、私の心が泣いているのです!
ああ、ストレスだーーー!!
3・部下が玉石混合でストレス。
中間管理職が管理するのは、平社員の皆様です。
平社員は、入社さえすれば誰もがなれるポジション。
だから平社員には色んな社員さんがいらっしゃるのですよね。
・仕事があり得ないほど遅い部下。
・仕事にやる気のない部下。
・仕事中に居眠りする部下。
中には平社員にも優秀な方もいますが、そういう人に限って、出世して平社員をいち早く卒業してしまうのです。
だから中間管理職が管理する部下は、結果的にクセ者の割合が多いのですよ。
もうね、たまりませんよ、このストレス。
まさに孤軍奮闘。誰か助けてくれるなら助けて欲しい。
4・会社の歯車に組み込まれるストレス。
そして地味にストレスなのが、会社の歯車に組み込まれてしまうことです。
それまでのプレーヤーとしての仕事ではなく、会社の中核を担う歯車としての仕事・役割がものすごくストレスなのです。
営業の平社員だった頃の私は、純粋に売上だけを求めていればよかった。
ですが管理職になると、会社の中核を担う歯車として期待されるからやっかいなのですよね。
会社の歯車になるつもりはなくても、会社はあなたを管理職に使命した時点で、会社の一部として組み込むつもりですよ。
このストレス、耐えがたし!
中間管理職のストレスの対処方法!
中間管理職にはストレスが付き物です。
だからこそ大切なのが、ストレスとどう向き合っていくか、でありますよ!
かっこいい上司なんて目指さない。
管理職と言われると、なんかかっこいいですよね!部下もできますし。
だから私も管理職になった直後は、
「かっこいい上司になるぞ!」
「こんな上司にはならないぞ!」
このような抱負がありましたが、すぐ辞めましたよ。
私はかっこいい上司なんて目指しません。
熱血指導もしませんし、飯に誘って仕事の愚痴を聞いたりしませんよー!
私がかっこいい上司を目指さない理由は、かっこいい上司を目指すことが、自分の首を絞めることになるからです。
・部下からよく思われたい。
・部下の力になりたい。
・部下から慕われたい。
その気持ちは大切ですが、その想いが逆にストレスになってしまいます。
それに上司が部下に気を使って合わせるのではなく、部下が上司に合わせるのが、本来の姿ではないですか?
冷たい話ですが、数いる部下から、「仕事のできる部下」・「気の合う部下」を選んで育てればいいのです。
全員を均等に育てる必要はないのですよ。
仕事のできない部下の為に、夜遅くまで熱血指導したり、缶コーヒーおごって、「最近どうよ?」なんてしなくていい。
それは申し訳ないけど、時間の無駄というものだ。
・・・と、割りきったら、ものすごく心が軽くなりましたよ。
だから私はこれからもかっこいい上司なんて目指しません。
理想の上司を求めて現実とのギャップに苦しむぐらいなら、最初から目指さない方が健全ですから!
完璧を目指さない。
中間管理職のストレスとうまく付き合っていくには、完璧を目指さないことが必要です。
これから一緒に仕事をする部下は、おそらく自分より仕事ができない人がほとんどでしょう。
仕事も遅いだろうし、ミスもたくさんするし、「こんなことも分からないのか!?」と驚くこともあります。
ですが1つ1つに、自分と同じ感覚で、完璧な仕事を求めると、こちらの身が持ちません。
そこで必要なのが、部下のミスを、怒るよりも許すことです。
部下を怒ってもメリットはありませんし。
怒られても部下は仕事を覚えないばかりか、逆に委縮してしまいますし。
怒る側だって、疲れるし、貴重な時間がもったいないですし。
部下を怒っても、メリットがないのですよ。
ですので、部下のミスは結局、許すしかありません。
そうでもしないと、管理職はイライラが暴走してしまいますよ!
指示は妥協しない。
部下のミスは許しますが、部下への指示は一切妥協してはいけません。
やるべきことは明確に「やれ」と言うべきでございます。
年上だろうが、指示には一切妥協しません。
それは妥協した指示は誰のためにもならないからです。
・的確な指示でなければ、結果は出ませんので、部下のためになりません。
・結果が出なければ、売上にならないので、会社のためになりません。
・妥協した指示で提案を受けた、お客さんのためになりません。
妥協した指示をしてしまうのは、部下に指示する自信のなさの表れです。
自分が正しいと思ったことは、自信をもってズバッと指示を出す。
それが巡り巡って、みんなのためにもなり、なにより自分が一番ストレスが溜まりません。
自分がいなくても機能するシステムを作る。
中間管理職の仕事は、部下の管理だけではございません。
自らもプレーヤーとなって現場に出て、結果を残して行かねばなりません。
自分の仕事をやりながら、
部下の面倒を見て、
指示を出して、
必要とあれば出動して・・・。
いや、これが実に忙しい。
中間管理職で過労になって鬱になって・・・という話、身をもって体験しました。
ですので、目の前にある仕事を全部やろうとすると、体が持たないのですよ。
オーバーワークで体と精神を壊して、病院送りになってしましますよ?
そこで重要になるのが、自分がいなくても現場が回るようになる仕組み作りです。
自分がいなくても、現場が回るし、トラブル対応もある程度はできる。
「課長?いてもいなくても変わらないね!」
と、言われるぐらいがちょうどいいのです。
・・・はっ、課長、いつからそこに!?
それはそれで寂しいのですけどね。
まとめ:息抜きしながら、頑張りましょ。
それでは、まとめましょう!
初めての中間管理職で覚えておきたいストレスと、その対応方法は次の通りです。
【中間管理職のストレス】
1・上からの指示が実現不可能でストレス。
2・自分の上の指示が違うのがストレス。
3・部下が玉石混合なのがストレス。
4・会社の歯車に組み込まれるのがストレス。
【ストレス対策】
5・かっこいい上司なんて目指さない。
6・部下に完璧を求めない。
7・指示は妥協しない。
8・自分がいなくても機能するシステムを作る。
管理職になると、自分の裁量が増えますし、会社への発言権も増えます。
ですがそれに従って、ストレスも増えてしまうのです。
だから管理職として生き残るには、上手にストレスをコントロールする必要がありますよ。
息抜きしつつ、いいチームを作っていきましょう!
それでは、また!
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