こんにちは。
ついにガス代が半額になりました。
建売住宅に引越ししてから、賃貸で暮していた同月と比較しますと、
・賃貸:9,666円 16立米
・建売:4,798円 11立米
と、ついに半額になったのです。
家族は4人に増えました。
それでも使用量と、請求金額は減っております。
・・・謎すぎるやないかい・・・
すみません、実はこれには秘密がありまして。
もちろん毎日の節約は当然のことです。
しかし、それ以上に大切なのは、ガス業者との交渉なんですよ。
賃貸住宅から建売住宅に引越ししてから、ついにガス代が半額になりました!
今日は、ガス代を安くするためにした、ガス業者との交渉の話をこっそりさせて頂きましょう。
ガス代を安くするために、まず最初に知っておきたいことがあります。
それはガス代は公共料金ではなく、ガス業者が自由に値段を設定できることです。
そのため、
・全国展開で、値段の安い業者
・地域密着で、値段の高い業者
などなど、ガス業者によって、ガスの価格差は大きいのです。
特に注意してみるべきなのは、ガスの「単価」でございます。
ガスを1立米使ったときの料金のこと。
ガス代は、「ガス代=ガスを使った量×ガスの単価」で決まる。
例えば私が住んでいた賃貸アパートと建売住宅のガス代の単価を比較してみると、
・賃貸アパート:1立米500円
・建売住宅:1立米300円
と、同じガス1立米を使っても、200円もの差があります。
1立米200円の差があれば、20立米の使用で、月4,000円もの差になります。
年間にすれば、48,000円ですよ?余裕でPS4が買えるじゃないですか。
・・・全くバカにできない金額です。
いくら節約しても、単価が高ければ、せっかくの節約の意味がなくなってしまいます。
プロパンガスを節約するには、業者との取引条件の交渉が大切なのです。
住宅を購入するとき、ハウスメーカーからガス業者の「指定」を受けることが多いです。
・・・いわゆる業界での癒着(ゆちゃく)ですね。
ですがお言葉ですが、その指定業者のガスは「高い」と思って間違いないですよ。
ハウスメーカーからご指定こそありますが、別に指定業者とガス供給契約を結ぶ必要はありません。
自分で安いガス業者を見つけて契約しても、法的には(住宅的にも)何も問題はありません。
ですが、1つだけご注意頂きたいことがあります。
それは、ハウスメーカー指定のガス業者が、「あなたの家の配管工事を無償でやっている」かもしれないことです。
ハウスメーカーからの指定業者は、ハウスメーカーからの「指定」を受けるために、
・給湯器を無償で設置する。
・ガス配管を無償で工事する。
これらの費用は、合計20万円にもなる大掛かりな工事を無償でやるのです。
ガス業者は20万円の設備・工事代金をドブに捨ててまでも、ハウスメーカーの指定を欲しがります。
つまりハウスメーカーの指定は、「それほどの価値がある」、ということですね。
ですので、もしも入居者とガス供給契約が結べなければ、ガス業者は20万円損することになってしまいます。
そんな事情があるので、「入居時に他のガス業者と契約したい!」と言った時に、
「うちと契約しなければ、設置したガス器具は全て撤去する!」
と、暴言を吐くガス業者がいるらしいですよ。
苦し紛れの発言と思っても、
指定業者以外の業者と契約するのは、めんどうでトラブルの元になってしまいます。
仕方がないから、最初は指定業者と契約するとしましょうか。
ですがその時に、ガス器具の「所有権」を確認することが大切です。
ガス器具の所有権は2種類あります。
・供給設備(ガス業者のもの)
・消費設備(家を買った人のもの)
ガス業者の所有権になる「供給設備」には、
・ガスボンベ
・ガスメーター
・ガスボンベ~ガスメーターまでの配管
が含まれます。
「俺の家にあるから、俺のものだ!」と主張しても、これはガス業者のものです。
一方で私たちの所有権になる「消費設備」は、
・給湯器
・ガスコンロ
・ガスメーター~ガス器具までの配管
これらが含まれます。
ガス業者が「お宅の配管、給湯器、うちが無償でつけたんだぞ!」と主張しても、これは紛れもなくあなたのものです。
所有権を明確にしておけば、ガス業者を切り替えるときに、「全て撤去するぞ!」と脅されても、「供給設備」だけ撤去してもらえば大丈夫です。
そして新しい供給設備は、切り替えた新しいガス業者に設置してもらえばOKです。
ガス業界は古い業界です。そして系列も厳しく、新規参入も難しい。
そこで生まれるのは、業界の利益を守るための、商慣習です。
その慣習は業界の利益を守るためであり、わたしたち消費者の利益のためではありません。
融通の利かない業者には、さっさと供給設備ごと去って頂きましょうか。
いつまでも高いガス代を支払続ける必要はありませんからね。
・・・返金して欲しいであります。