「やべぇ・・・やることがない・・・」
「あと3日もあるんだぞ?・・・どうする?」
こんにちは。
盆休みはどこに行くのも渋滞するので、外出がおっくうになります。
道路の真ん中で整列して、何十分も待たされるのは、私には耐えがたき拷問でございます。
そこで私はひらめきました。
自宅にある2つの池を拡張し、この夏最高のイベントにしてやろうじゃないか。
子供の胸に刺さる、心躍る池を作ってやろうじゃないか。
・・・とぅくん・・・・・・・
・・・パパの胸は1人高鳴りました。
こうしてはいられません。善は急げ、時は金なりです。
私は急いで池の拡張工事に乗り出しました。
の許可ですか?取ってませんよ。
だって子供たちの笑顔が見たいじゃないですか。許可が下りずに、池の拡張が流れてしまったら大変です。
この記事は子供の笑顔が見たい一心と、己の野望を内に秘めた、パパの完全なる趣味の話でございます。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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この記事の概要
防水シートの池の拡張の概要と狙い
今回の池の拡張工事には、2つの狙いがありました。
・既存の池が氾濫する問題を解決する。
・橋のある池を作る。
「おいおい、君は何を言ってるの?ついに逝かれてしまったの?」
と、ご心配して下さったあなた。・・・ありがとうございます。
しかし私はいつも通りでございますよ。
では、それぞれ解説させて頂きましょう。
既存の池が氾濫する問題を解決する。
池の拡張によって解決を狙ったのは、既存の池の氾濫です。
私の作った池は雨水を給水し、排水する、まさに自然の濾過システムを採用した池となっています。
雨が降るたびに池の水が入れ替わるため、池の水が悪くなるのを防いでくれます。
自然濾過システムは、かねがね満足するクオリティでしたが、唯一にして最大の問題だったのが、氾濫すること・・・だったのですよね。
大雨が降り続くと、「給水>排水」となり、池の水が溢れてしまうのです。
あぁ・・・メダカちゃんが池の外に・・・も、戻ってー!!
庭へ溢れた水と一緒にメダカも池の外に行くこと、数知れず。
幸いにして水が引く頃にはメダカも池に戻ってくれるのですが、残念ながら池の外に飛び出したきり、帰らぬメダカもおりました。
ですので、池を拡張することで、保有水量を増やし、大雨にも耐えうる池にしようと思ったのです。
橋のある池を作る。
もう1つの狙いが、自宅の庭に橋のある池を作ることです。
これはもはや説明不要かと思います。
完全に贅沢の極みではありませんか・・・!!
自宅に池があるだけでも贅沢なのに、その上橋までかかっていたら・・・。
・・・こいつは妄想しただけで鼻血が止まりません・・・!!
きっと橋のある池は、子供たちも気に入るに違いありません。
毎日橋の上からメダカにエサをあげるに違いありません・・・!!
「自宅に橋」とはだいぶネジがぶっ飛んだ思考ですが、私はこれをなんとか実現しようと思いました。
・・・子供のために(キラーフレーズ)
図面なし!計画性なし!池を拡張してみた!
ときは真夏、酷暑が続く最低のコンディションです。
しかし崇高な理念を実現するには、地道な作業が大切です。
外にいるだけで汗が止まらない状況で、私は地面にしゃがみこみ、次の作業をもくもくとこなしました。
地面に簡易的な図面()を書いてみる。
まずは池の図面を簡単に作成します。
やり方はとても簡単で、地面に適当に穴を掘る場所を書くだけです。
そうだ、ドーナッツの形にしましょう。
穴を掘る予定の場所の砂利をどかしてみました。
今回は池の排水ルートとなっている川を掘ることで、池を拡張します。
ドーナッツ形の池にすれば、中心を橋の土台にすることができます。
「これならきっと橋のある池は完璧に仕上がるに違いない・・・。」
すべては脳内に描かれた完成予想図に、私は酔いしれました。しかしこのとき、すでに汗だくでした。
穴を掘る。
脳内に池の完成予想図ができたら、さっそく穴を掘りましょう。
地面に穴を掘るときは、2ステップにわけると簡単に掘れます。
1・剣スコップで地面を突き刺し、柔らかくする。
2・園芸用スコップで、地面を掘る。
このエンドレスリピートです。
子供たちも楽しそうに手伝ってくれて、パパはとても嬉しかったです。
ありがとう。君たちの「パパのお手伝いしたい!」という無垢な気持ちだけで、パパは嬉しいです。でも作業に集中したいから、ちょっとあっちで遊んでなね・・・。
固い地面を掘る作業は、見た目以上に大変です。
地面にしゃがみこんで掘り進める姿からは想像できませんが、私はこの作業で全身筋肉痛になり、以降の盆休みをすべて療養するはめになりました。
アンダーライナーを敷き、防水シートをかける。
池の穴が掘れたら、防水シートをかぶせるだけで完了です。
しかし防水シートをかぶせる前に、アンダーライナーを敷くことをおすすめします。
アンダーライナーを敷くことで、防水シートに砂利が当たって穴が開くことを防いでくれます。
アンダーライナーは厚みがある(1~2cm)ので、その分深く掘っておかないと、脳内図面より浅い池になってしまうのでご注意くださいませ。
池の拡張部分は、防水シートを2重にして漏水対策。
池の拡張で問題になるのが、防水シートのつなぎ目からの漏水です。
本来であれば防水シートを接着して漏水対策をするのですが、今回はノリと勢いに頼っているため、接着剤はありません。
その代わりとして、池の拡張部分(シートのつなぎ目)には防水シートを2重にかぶせました。
これならさすがに水は漏れないでしょう・・・!
堤防を決壊させて、池をつなげる。
新しく拡張する池の準備ができました。
最後のステップは、防波堤となっている池の堤防を決壊させることです。
堤防を決壊させることで、拡張した池と元の池をつなげます。
防水シートを傷つけないように、下にある土を優しく取り出します。
堤防がなくなりと、池の水は低いところへ、拡張された池に流れていきました。
ドーナッツ型の池は水で満ち、孤立した中心は橋の土台となりました。
これにて橋のある池、完全に完成でございます。
池のトータルの保水量も向上したので、これで大雨が降っても池が氾濫することはない・・・はずです。
新しく拡張した池に、メダカちゃんが来てくれました。ようこそ、ようこそ。
メダカの行き来は、石で防水シートを押さえた部分でできます。
絶妙な石組みにより、メダカだけが通れる道ができているのですね。
今回の反省点。
できました・・・できましたぞ、子供たち。
幼稚園で落ち込んだ日があっても、池を見るだけでぱっと元気を取り戻せる「橋のある池」が・・・!
完成した橋のある池は、おおむね脳内の図面通りの仕上がりで、私は満足しています。
しかしながら、反省点がありますので、恥を忍んで記載させて頂きましょう。
防水シートのつなぎ目は、接着するべきだった。
池の拡張部分で防水シートのつなぎ目は、やはり接着剤を使うべきだった・・・でしょう。
防水シートを2重にし、被せ幅を増やしただけでは漏水は防げませんでした。
池の水は緩やかに減っていき、拡張した新しい池は、それだけでは保水が難しい状況です。
近日中に接着剤で補修させて頂きます。
防水シートは、細かい地形には向かない。
防水シートでの池作りは、細かい地形には向かない。
今回の拡張工事で私は反省しました。
防水シートはかぶせるだけで簡単に池が作れる反面、細かな地形にかぶせるときは、シートの厚みが干渉してシワになってしまいます。
ドーナッツ型にシートをかぶせる場合、シワが全方位より集まってくるので、池のカーブはシワだらけとなってしまいました。
見栄えは劣りますが、漏水などには影響しません。
どうしてもシワが気になるなら、
・シンプルな地形にする
・接着剤でシワを貼り合わせる(ただし魚に悪影響する可能性あり)
対策が必要になるでしょう。
まとめ:やはり池作りは楽しい・・・!
「やることがねぇ・・・」
渋滞嫌いのパパの思いつきで、この夏の最大のイベントは池作りとなりました。
しかし残念ながら、現状では完ぺきとは言い難い状況です。
防水シートをつなぐ場合は、やはり漏水対策が肝になりますね。
次回までには漏水対策をマスターし、さらなる高みを目指し、池を拡張していきたいと思っています。
それでは、また!
池作りの記録は、こちらの過去記事を参照くださいませ!
・・・そうだ、池を拡張して遊びましょう!