こんにちは。
「最近、池の管理ができないから、プラ池(プラスチックでできた、ひょうたん形の池)をもらってくれないか?」
お年を召された父より打診され、私は1秒くらい考え、すぐに答えました。
自宅にはすでに3年前に作った、防水シートの池があります。結構でかいです。
「防水シートの池があるのにプラ池まで設置したら、家は池だらけになるのではないか?」
一抹の不安がよぎり、すぐにの顔色をうかがいました。案の定、嵐の前触れのような顔立ちをしていました。
幸いにして、私のは女神のように優しいので、とてもやんわりと拒否してくださいました。
でもごめんなさい。
プラ池をもらってきました。
・・・だって池が欲しかったのですもの。
ときはGW期間まっただ中。日々仕事に消耗しているときとは違います。時間なら腐るほどあります。
父のもとよりプラ池を運んできて、さっそくプラ池を設置してみました。
目指すは、雨水で給水・排水して、メンテナンスが簡単な池でございます。
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女神すぎるの顔が、一瞬くもったのも無理もありません。
だってわが家には、すでに池があるのですもの。
まずはプラ池を設置する前の状態をご説明させて頂きましょう。
わが家には、防水シートで作った池があります。
一軒家を購入したとき、庭の水はけを改善するために排水ルートを掘ったのがはじまりです。
しかし、雨水が川のように敷地外に流れる様子を見て、
・・・そうだ、川をさらに深く掘って池にしてしまいましょう。
我ながらすごい名案だと感心しました。
で、その結果出来上がったのが、今の防止シートの池でございます。
当時は子供も小さかった(3歳と1歳)ので、子供が万が一落ちても安心な水深(15cm)にしてあります。
もとが雨水排水ルートだったので、雨が降ると池の水が循環します。ですので、メンテナンスがとても楽なんですよね。
今でもメダカ池として、家族に慕われている(はずの)池でございます。
さて、すでに自宅には防水シートの池があります。そこにプラ池をどう設置したらいいものか?
3秒ほど悩んだ結果、
雨水が「プラ池→防水シートの池」と流れるように設置することにしました。
以下詳しくご説明させて頂きましょう。
今回のプラ池でも、やはり設置のポイントになるのが、雨水での給水・排水です。
雨が降るたびに池の水が入れ替われば、池のメンテナンスはとても楽になるのですよ。
防水シートの池は、雨どいから流れる「水の流れ道」の途中に作りました。
だから今回のプラ池は、防水シートの上流部、つまり雨どいの真下に設置することにしました。
雨どいから直接水を受け、プラ池に給水させようとの魂胆ですね。
しかし雨どいは地面まで伸びているので、このままではプラ池に給水できません。
雨が降ると、地面まで伸びた雨どいから雨水が川のように流れます。
ですので、地面まで伸びている雨どいをプラ池の高さで切断する必要があります。
では、長さは適当にこの辺で・・・あ、やっぱりこっちで・・・ギコギコ・・・バキン・・・
あ、すみません、申し遅れましたが私、DIYがクソ苦手なんです。その上ものぐさで、おおざっぱなので、DIYに向いてないんです。
今回もそのセンスをいかんなく発揮しましたので、雨どいの切り口はギザギザ&長さもバラバラになりましたが、なんとか切断できました。
切断した雨どいのエルボーを逆さまにすると、雨どいがちょうどよくプラ池に差しこんでくれました。
試しに雨どいから水を流してみたところ、
完璧にプラ池に水が流れてくれました。
しかも水がちょろちょろ流れ落ちる様子は、想像以上の風情がありましたよ。
偶然が偶然をよび、どうにか雨水での給水は完璧になりました。
しかし問題は排水でございます。
プラ池の水をどうにか防水シートの池に排水しなくてはいけません。
給水は思いのほかうまくいきましたが、排水は少しばかり苦労しました。
プラ池には、排水の穴が上部に空いています。
水がオーバーフローすると、排水穴から水が流れ落ちる構造になっているのですね。
雨水を防水シートの池に排水するために、排水穴を防水シートの池に重なるようにプラ池を設置してみました。
これで雨どいから流れてきた雨水は、排水穴を通って、防水シートの池に流れるはずでございます。
・・・な、なんと・・・排水穴から水が出ませんぞ・・・
本来であれば、高さが一段低くなっているオーバーフローポイントから水が溢れ、排水穴から水が落ちるはずでした。
しかしプラ池を設置した場所をよく見ると、ぜんぜん水平じゃないのですよ。めっちゃプラ池が傾いてるのですよ。
プラ池を設置した段階で、うすうす「あれ?なんかプラ池傾いてるぞ?」とは思っていましたが、まさかここまで傾いていたとは・・・。
プラ池が傾きすぎてたので、傾いていた場所から水があふれ出てしまったのですね。失敗でございます。
まさかプラ池の水平が取れてないとは、夢にも思いませんでした。
しかしこれではプラ池の水は関係ない場所からオーバーフローしてしまうので、雨水で水が入れ替わりません。
そうだ、その辺のゴロタ石(手のひら大の石)で水平を取りましょう。
満水にした池の水をバケツでくみ上げ、プラ池の下にゴロタ石を並べて、それとなく水平っぽくしてみました。
そして再びプラ池の水をオーバーフローさせてみると・・・
オーバーフローポイントから水が溢れだし・・・
防水シートの池にめがけて水が流れ落ちていきました!
どうですか、この完璧な天然の雨水循環システム()は!
これで雨が降るたびに、プラ池、そして防水シートの池の水が入れ替わるので、池のメンテナンスは大幅に簡素化されましたぞ。
さて、GW期間で時間を持てあましていましたので、ついでに端材で橋を作ってみることにしました。
池の水が排水されるルートは、川のようになって流れるので、やはり川には橋が必要でしょう。
あ、すいみません、繰り返しになりますが、私のDIYスキルは限りなくゼロでございますので。
それではさっそく橋を作っていきましょう。
まずは土台の作成でございます。
土台には近所のホームセンターで購入した重量ブロックを2つ、適当な場所においてみました。
さて、次は木材で橋を作ります。
買ってきた木材を土台の上に置いてみて、完成予想を妄想します。
適当に半分くらいの長さに切り分けます。補強用の木材も適当に3つに切り分けます。
適当な長さの釘で固定して、すのこっぽくして強度をつけます。ひっくり返して土台に乗せたら・・・
思ったより橋っぽくなってくれて、パパは一安心です。
子供たちがここで砂遊びをする姿が目に浮かびますね。
ちなみにですが、子供が通っても大丈夫ですよ。
材料費300円、制作時間10分にしては、なかなかのクオリティ。子供の遊び場としては十分でしょう。
今回は防水シートの池の上に、プラ池を設置してみました。
ポイントは、雨水で池の水が入れ替わることで、メンテナンスを簡素化することです。
雨水が行き届くことはできましたが、今後の課題として、
・プラ池の美観(周囲に植栽したい)。
・「プラ池→防水シートの池」に水が流れるところを、滝っぽくしたい。
などを考えております。
また子供の成長に従って、現在砂場にしている場所も将来的には池にしたいと思っています。
さらには「屋外でアロワナを買いたい!」と夢のあることを言ってくれているので、パパは全力で子供の夢を応援しようかと思っておりますよ。
せっかくの一軒家ですから、思う存分趣味を楽しみましょう!それでは、また!