屋外の池で繁殖に成功!白メダカは丈夫で強い品種だった!

こんにちは。

 

自宅の庭に防水シートで作った池で、白メダカの稚魚が生まれました!激しく感動でございます。

DIYで作った池は、子供の安全を考慮して水深を浅く(15cm)していたので、白メダカにとっては非常に過酷な環境だったことでしょう。

それなに・・・それなのに、元気な赤ちゃんメダカを生んでくれて、私は感動しております。

 

そこでこの記事では、同じくメダカを飼育している方の参考になればと思い、白メダカの繁殖に成功した飼育条件をまとめておきたいと思います。

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白メダカはどんな品種?飼いやすいの?

さて、白メダカの繁殖に成功した飼育条件の前に、まずは白メダカとはどんな品種なのか、簡単に整理しておきましょう。

白メダカは野生のメダカを品種改良した種で、黒色素胞・黄色素胞が発達しておりません。そのため、体が白くなっているのですね。

白メダカの歴史は古く、江戸時代から観賞魚として親しまれていたようでございます。

雪のように透き通った白メダカの美しさ。江戸時代から可愛がられるのも納得ですな。

 

白メダカは弱い?

また「白メダカは弱くてすぐに死んでしまうのでは?」という声も多いようです。

確かに白メダカの美しい白い体は、とても丈夫なようには見えませんよね。

むしろ、弱くてもろいイメージがあるので、屋外の池でも飼育できるか心配でございます。

私の作った池は、水深が浅いので白メダカにとって過酷な環境でしょう。

・・・ちゃんと生存してくれるでしょうか・・・おろおろ・・・

白メダカは通常のメダカ(ヒメダカ)と同じように飼育できる・・・との意見のありますが、白メダカの繊細な白い体を見る限り、そうは見えないのですよね。

 

しかし今回の飼育条件は、

・屋外の池

・濾過フィルターなし

・水深15cmで、水温・水質の変化が大きい

など、メダカにとって過酷な環境でした。

しかし白メダカは、特別な作業をすることなく、生きておりましたよ。

白くて弱く見える白メダカですが、見た目以上に強いのかもしれませんね。

 

繁殖に成功!白メダカの飼育条件。

美しさと同時に儚さをかねそなえた白メダカですが、この度、DIYで作った水深の浅い池で繁殖に成功しました。

生まれた直後は、水面に何か埃(ほこり)が落ちているのかと見間違えましたが、埃がちょこちょこ動くはずがありませんからね。

私が白メダカの繁殖に成功した飼育条件は、次のとおりでございます。

 

防水シートで作った水深の浅い池。

KIMG0727まず白メダカを飼育した池についてご説明させて頂きましょう。

自宅の庭に穴を掘り、そこに防水シートをかぶせて作った、簡易的な池でございます。

私の家には小さな子供がいるので、事故防止(溺死)のために水深は15cmとしました。

水深を浅くしたことで子供への危険は少なくなりましたが、池に住む魚にとっては過酷な環境になってしまいました。

水深が浅く保有水量が少ないため、池の水の蒸発による水量の減少が深刻でした。

お、おお・・・晴天続きで池の水が干上がっておりますぞ・・・。

晴天が続くとは洗濯ものがよく乾くと喜ぶのですが、池に住むメダカにとっては深刻な問題でした。

悲しい話ですが、メダカを買う以前に金魚やドジョウも買っていましたが、今はもう生きておりません。

金魚もドジョウも劣悪な環境でも生存できるイメージが強い魚だったので、白メダカを買うときは不安でございました。

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2017.07.06

 

水草はホテイアオイ。

また白メダカに繁殖した池には、水草にホテイアオイを浮かべておりました。

ホテイアオイとは、ホームセンターで定番で売られているあの水草でございますね。

私も1個100円で買って池に浮かべておいたら、白メダカが繁殖する頃には池の半分を覆いつくすほど増殖しておりましたからね。コスパよすぎですよ。

白メダカの繁殖には、カボンバやマツモなどのふさふさした葉を連想しますが、ホテイアオイのもじゃもじゃした根もメダカの繁殖に適しているのでしょうね。

 

日当たり・・・良好すぎる場所。

白メダカが繁殖した池は、非常に日当たりのいい場所にありました。むしろ日当たりがよすぎて、水の蒸発が心配でございましたよ。

「白メダカは色素がないので、日光に弱い」・・・との意見もありますが、私の生育環境では問題なかったようですね。

もちろん、日陰対策として水面に浮かべる水草(ホテイアオイ)も浮かべておりましたので、日差しがずっと池に差し込んだ訳ではありません。

 

濾過フィルター・循環装置なし。ただし雨水による水の入れ替えあり。

そして白メダカが繁殖した池には、濾過フィルターや水の循環装置は一切ありませんでした。

ですので水を機械的に循環させ、濾過し、水中に空気を混ぜ込む・・・などの機能はなく、いわばため池状態でありました。

 

メダカの飼育条件として、ため池のような飼育条件は適していないのですが、こればかりは私にDIYスキルがないために、このような結果となってしまいました。

うぅ・・・私にDIYスキルがないがために・・・すまぬ・・・メダカちゃん・・・。

屋外の池でも電気を引いて濾過フィルター・水の循環装置を入れた方が、メダカにとって住みやすい環境になることは間違いありません。

しかし結果論から言えば、そこまでしなくても白メダカは繁殖しました。

・・・いえ、これは完全に白メダカさんの努力の結晶なのですがね、イエス、申し訳ございません・・・。

 

とは言え、屋外の池ですので、雨が降ったときに水が入れ替わるように工夫をさせて頂きましたよ。

池流入庭のテラス屋根に降った雨水を、雨どいから池に流し込みました。

電動ポンプやろ過フィルターはありませんが、雨が降るたびに水が入れ替わることで水質汚染を最小限にしました。

 

また池の水が溢れないように、排水ルートも確保しました。雨降り流入水が雨水で入れ替わる仕組みを構築したおかげなのか、水質が極端に悪くなることはなかったように感じます。

またアオコや藻が大量発生したこともありませんでした。

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2017.07.06

 

白メダカの稚魚が生まれた時期など。

「これは池というより、水たまりではないか・・・」

 

鋭い読者様は心の中でそう突っ込んだのではないでしょうか。

イエス、完全におっしゃる通りでございます。

しかしそれでも、白メダカは繁殖してくれたのです。・・・うれしいですねぇ・・・。

 

白メダカが繁殖した時期・状況は、次の通りでした。

 

繁殖したのは、8月中旬。

KIMG1043

白メダカが繁殖したのは、暑さも残る8月中旬でございます。夏至をすぎて日が短くなりつつあっても、まだまだ暑い季節ですね。

一般的にメダカが繁殖する時期は、春から秋にかけてと言われております。

ははー、なるほど、春から秋ですな。メモメモ・・・。

って、冬以外ではありませんか。

イエス、おっしゃる通りでございます。メダカは冬以外では繁殖するようですよ。(なんだそれ)

それはつまりメダカは繁殖力が強い品種という裏返しでもありますよね。

実際に生きている環境(水温・日照時間など)に合わせて、繁殖するタイミングを選んでいる訳ですから。

メダカの繁殖の時期は、お住まいの地域によってばらつきが出るかと思います。

 

稚魚用のエサは特になし。

KIMG1045生まれたての稚魚は、水面に浮かぶ埃と見間違うほど小さくかわいいです。

メダカの稚魚用に専用のエサもありますが、今回は一切特別なエサはあげませんでした

まずそもそも、生まれたばかりの稚魚は栄養をたくわえて生まれてくるのですぐにえさを食べません。2~3日は何も食べません。

 

その後エサを食べるようになるのですが、メダカの稚魚はどこに口があるのかわからないほど小さいのですよ。

水面をぴんぴん動いてますが、どこに口がついているのかさっぱり分かりませぬ。これではエサを食べないのではないでしょうか・・・?

と、勝手に思って1週間が過ぎた頃・・・DSCF4894ちゃんと大きくなってくれました!ありがとうございます。DSCF4896生後1週間になった頃には、親と同じエサを一生懸命食べるようになりましたよ!

 

白メダカの繁殖に成功して思うこと。

過酷な飼育環境&ざっくりとした飼育の割に、白メダカは繁殖してくれて、しかも稚魚は元気に育ってくれました。本当にありがたい限りでございます。

白メダカの飼育を通じて、私は次の2つの仮説に至りました。

 

白メダカは案外、強い品種かもしれない。

「白メダカは弱い」・・・とは、一体だれが言ったことなのでしょうか。

確かに白メダカの美しい白い体は、とてもとても強そうには見えません。

ですが、今回白メダカの繁殖に成功してみて、

・・・白メダカは案外強い品種ではなかろうか・・・。

と、思わざるえません。いえ、思ってしました。

 

白メダカは一見白くて弱々しく見えますが、飼育の難易度的には普通のメダカと変わらないと感じます。

もし白メダカだけが死んでしまうのであれば、別の原因(そもそもの飼育環境、買ってきたお店の飼育環境)を見直した方がいいかもしれません。

 

屋外で生まれた稚魚は、屋外で育てた方がいいのかもしれない。

また今回繁殖に成功してみて、案外成功のポイントだったと感じるのが、「屋外で生まれた白メダカを、そのまま放置したこと」だと思っております。

繁殖するまでも稚魚が生まれてからも放任主義で育ててきましたが、メダカにとっては下手に人間の手を加えるより、自然の環境(生まれた環境)のままの方がいいのではないでしょうか。

もしも私が稚魚かわいさに、稚魚用のエサをあげたりしたら、逆に水質が悪化して稚魚は死んでしまったかもしれません。

 

同様に、白メダカが屋外で繁殖した場合、下手に水槽に移し替えないで、そのまま屋外で育てた方がよく育つかもしれません。

完全に結果論で申し訳ないのですが、あながち間違ってもないと思っておりますよ。

 

 

まとめ:白メダカは案外強いメダカだった!

それでは、まとめましょう。

白メダカを屋外で繁殖した条件は、次の通りでございます。

1・水深の浅い池。

2・水草はホテイアオイ。

3・日当たり良好。

4・濾過フィルター、水の循環装置なし。ただし雨水による水の入れ替えあり。

5・生まれた稚魚には、特別なことをしなかった。

白メダカの繁殖は、それほど難しいものではないかもしれませんね。

ぱっと見は白くて弱く見えますが、通常のメダカと同様に白メダカは強い品種でございました。

なにせ私が作った過酷な環境の池で繁殖し、その上稚魚も元気に育ってくれたのですからね。実にたくましいですよ。

 

私の作った池は、子供が小さいため水深を浅くしておりますので、子供の成長とともに、拡大していきたいと思っております。

男のロマンはとどまることを知りませんね!それでは、また!

 

ビオトープでメダカを飼育する方法は、こちらの記事でございます。

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